京都大が「edx(エデックス)」を通じて講義を世界に無料配信へ
京都大は21日、インターネットで講義を世界へ無料配信するオンライン教育システム「edx(エデックス)」に参加すると発表した
・ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)に代表される世界のトップ大学連合による非営利組織によって運営されていることedXを通して提供される
・「Massive Open Online Courses」(MOOC:ムーク)と呼ばれるインターネットを利用した新たな教育方法が、プラットフォームと講義コンテンツのオープンソース化に基づいていること
・自らのオンライン講義だけではなく、参加大学のオンライン講義とキャンパスでの対面講義の相乗効果を活かすブレンディッド学習(Blended Learning)による教育改善を重視していること
・edXによって収集されるオンライン学習データの分析と教育効果の検証を通じて、授業を提供する京都大学の教育開発の支援が可能となること
edXへ配信する最初の講義は、上杉志成氏の 物質-細胞統合システム拠点および化学研究所教授の「生命の化学: Chemistry of Life」。来年の春から配信する予定で、今年の夏から受講の募集を始める。
「edX(エデックス)」とは?

世界のトップクラスの大学から構成される非営利機関。ハーバード大学とMITが共同で設立。edXはオンライン授業とキャンパス授業の互換性の実現に焦点をあて、画期的な方法論、学習、ゲームのような体験、最先端の研究などをオープンソースのプラットフォーム上で提供している。edXは受講者の世界的なコミュニティを形成すべく、すべての年齢・地位・所得の学生に感動的で意識を変革するような知識を提供しています。(edXのXは、教育の未来を表します。
edX会長からのビデオメッセージ