黒板メーカーの株式会社サカワと、デジタルコンテンツ事業を展開する株式会社カヤックは、2015年7月29日、業務提携することを発表しました。
この業務提携は、両社が共同開発したハイブリット黒板アプリ「Kocri(コクリ)」を主体とする事業の推進を目的とし、「Kocri」を活用し教育現場にイノベーションを起こすことを目指しています。ハイブリッド黒板アプリ「Kocri」は、2015年7月29日よりAppStoreにて販売を開始しています。
愛媛で創業してからまもなく100年を迎えるサカワは、黒板の製造と教育現場への導入を主要事業とし、近年は、第2期教育振興基本計画(平成25年6月14日閣議決定)により全国の教室への導入が進められている電子黒板についても、その販売および導入を事業としています。サカワはこれらの事業を通して、教育現場におけるネットワークと、教室での授業の知見を有しています。
一方のカヤックは、オリジナルのデジタルコンテンツの開発を主要事業とし、最新のデジタル技術とアイデアを組み合わせたユニークなコンテンツ制作を得意とします。


この提携により、サカワは「Kocri」の販路拡大と「Kocri」に最適な教育教材の開発と提供、カヤックはアプリとシステムの開発を主に担当します。また、カヤックはKocriに専業で取り組む「Kocriチーム」を新たに社内に発足し、エンジニア、デザイナーを社内外から採用する予定です(※)。


学校制度が始まって以来100年以上教育現場で使用されている黒板は、日本の板書授業の象徴となっています。その教育現場に対して、アイデアとデジタル技術を組み合わせた「Kocri」の導入を進めることで、新しい板書スタイルの提案、そして教育現場への最適なデジタルの活用を提案していく意向です。
発売から1年間で20,000教室への導入を目指すとしています。
AppStore:https://itunes.apple.com/jp/app/id1012232668?mt=8
※2015年8月18日にKocri体験イベント「ハイブリッド黒板アプリKocriの体験会」を3331 Arts Chiyoda(東京・千代田区)にて開催する予定です。
また、この事業への参画を希望するエンジニア、デザイナーを対象「Kocriチームの採用説明会」も同時開催しています。
参加希望の方はhttp://peatix.com/event/106297/ で申し込みが可能です。