小学生から高校生の受験・学習指導を行う臨海セミナーは、2022年4月より4都県の小中学部全校にてプログラミング講座「プロクラ」を開講することを発表した。
小学3年生から6年生を対象に小学生に人気のあるマインクラフト(以下:マイクラ)の世界で基礎コースから中級コースの3つのコースでプログラミング授業を行う。
「プロクラ」概要

開講の背景

プロクラは、『創造性と表現力を育む』という理念のもと、子どもたちが自由に自らのアイディアや考えを形にし、他の人に発信できる場所(=教室)を作りたい」という想いを原点にしている。
変化の激しい時代を生きる子どもたちに、プログラミング的思考を通じて「ゴールから逆算して考える力」を身につけ、自分で目標や目的を設定し、変化に柔軟に対応していく力をつけてもらうことを狙いとしている。
プログラミング学習は、2020年に小学校、2021年には中学校で必修化された。
2022年高校での授業必修化、2025年には大学入学共通テスト(旧センター試験)でプログラミングに関する教科の導入が予定されている。
臨海セミナーでは、プロクラで今後の日本を担っていく子どもたちが、「社会の変化に対応する力」を養うことを目指し、小学生になじみ深い「マイクラ」の世界を通じて、プログラミングを学ぶ講座です。コロナ禍において万全の感染症対策を取り、生徒に対面学習の場を提供している。
※写真はコロナウィルス感染拡大以前に撮影された。
プログラミング学習必修化の背景

今後の国際社会においてIT力をめぐる競争が激化することが予想されている。
多くの国や地域が学校教育のカリキュラムの一環としてプログラミング授業を導入しており、小学校におけるプログラミング教育の必修化は、IT力の裾野を広げるために必要な施策と考えられている。
既にヨーロッパでは、IT力が労働市場に入るために必要不可欠な要素であると認識されており、国際社会における未来の日本の姿を踏まえ、2020年度から、すべての小学校においてプログラミング教育が必修化された。
*参考文献:未来のまなびコンソーシアム 文部科学省、総務省、経済産業省発行
プロクラの特徴
①「マイクラ」の世界観で楽しく学べる

プロクラで使用する世界観は、日本初のプロマインクラフターであるタツナミシュウイチ先生のオリジナルワールド。
小学生に人気の「マイクラ」の世界で学ぶことで、学習へのハードルが低くなり、自ら進んで夢中で行うことが学びに変わり、自然と必要なプログラミング力が身についていく。
②「考える」習慣が自然と身につくカリキュラムとテキスト

プロクラは、テキストと向かい合って何かを書く時間をとても大切にしている。
授業ごとにミッションと呼ばれるゴールがあり、そのゴールを達成するためにはどうすればいいのか?を常に考えることになる。
失敗しても良い環境でトライアンドエラーを繰り返す、そしてその中でうまくいった経験を自分の自信につなげていく構成になっている。
③工夫やアイディアを形にする自由制作・発表

プロクラでは全コース、定期的に「発表の日」がある。
作品を作って終わりでなく、作ろうと思った理由、作る過程で工夫したこと、頑張ったところなどをクラスで発表する。
人生の選択肢が多様化した現代社会において、「自分はこうしたい!」という意志が必要になってきた。
また、そうした意志を持ち、他の人に伝えることで、共感や協力、新しいアイディアが生まれ、さらに選択肢が広がる可能性もある。
プロクラはプログラミングのスキルだけではなく、人としての成長や可能性を広げることも、大切にしている。
臨海セミナーについて

臨海セミナーは、株式会社臨海が経営する進学塾の名称。
2022年2月には、春の新規開校として平井校(東京都江戸川区)、元住吉校(神奈川県川崎市)、希望が丘校(神奈川県横浜市)、大学受験科橋本校(神奈川県相模原市)、中学受験科川越校(埼玉県川越市)、個別指導セレクト川越校(埼玉県川越市)の6校を開校した。
親身な指導が評判となり、現在は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府を合わせて491校にて、小学生から高校生に受験・学習指導を行っている。
志望校合格を目指す地域密着の進学塾として47年の歴史を誇る。
「できた」という経験を通して、子どもたちの夢、希望、可能性を未来へと繋げる指導をしている。
2021年9月には、生徒数64,177名の大規模学習塾となった。