小学生59.0%、中高生46.6%が習慣的に読書をしている 栄光ゼミナール調べ

株式会社栄光(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:下田勝昭)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2022年1月12日(水)~1月26日(水)に、「小中高生の読書に関する調査」を実施し、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者506人の有効回答が得たことを発表した。

なお、同調査は2019年に実施し、今回が2回目。

「小中高生の読書に関する調査」結果概要

サマリ

  • 現在習慣的に読書をしているのは小学生59.0%、中高生46.6%
  • 習慣的に読書していない理由 「マンガやゲーム等他のことに興味・関心が高い」が最多 中高生では「スマホ利用」も
  • 本を読む媒体 紙が主流も、中高生の1割はスマホで
  • 習慣的な読書の良い影響 「語彙が増える」「新たな知識を得られる」「読解力が向上する」
  • 読書が好きな小中高生は、そうでない層と比べて「文章を書くことが好き」な傾向

結果詳細

子どもは習慣的に読書をしているか(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、単一回答方式)

子どもは現在、どのくらいのペースで読書をしているか(n=264(うち小学生保護者135、中高生保護者129)、単一回答方式)

子どもは習慣的に読書をしているかを聞いたところ、小学生の保護者の59.0%、中高生の保護者の46.6%が、子どもは「習慣的に読書をしている」と回答した。

また、「習慣的に読書をしている」と回答した保護者に、どのくらいのペースで読書をしているかを聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者とも「週に数回程度」が最も多かった。

子どもが、現在習慣的に読書をしていない理由(n=242(うち小学生保護者94、中高生保護者148)、総回答数510、複数回答方式(あてはまるものすべて))

子どもが「習慣的に読書をしていない」と回答した保護者にその理由を聞いた。

小学生保護者・中高生保護者とも、最も回答が多かったのは「マンガやテレビ、ゲームなど、他のことに興味・関心が高い」で、5割弱にのぼった。

また、中高生では、「スマートフォンを持つようになり、読書をしなくなった」という回答も多かった。スマートフォンを使う時間が増えたことが、習慣的な読書をしなくなる理由のひとつとなっているようだ。

子どもが本を手にとるきっかけとなっていること(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、総回答数1439、複数回答方式(あてはまるものすべて))

保護者に、子どもが本を手に取るきっかけとなっていることを聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者とも「書店や図書館、学校の図書室などで目に留まる」が最も多く、特に、小学生保護者では61.1%にのぼった。

中高生では、「映画やドラマなどの原作になっている」ことも、本を手に取るきっかけのひとつになっているようだ。

子どもが本を読む際、どのような手段で本を読んでいるか(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、総回答数586、複数回答方式(あてはまるものすべて))

子どもが、どのような手段で本を読んでいるかを聞いたところ、最も多かったのは「紙媒体で読む」で、小学生保護者は100%、中高生保護者も98.6%にのぼった。

そのほか、中高生の約1割は「スマートフォンで読む」と回答しているほか、タブレット端末を活用している小中高生も6.1%いることが分かった。

子どもに、どのような本を薦めたか(n=460(うち小学生保護者215、中高生保護者245)、総回答数1116、複数回答方式(あてはまるものすべて))

これまでに子どもに本を薦めたことがあるかを聞いたところ、小学生保護者の93.9%、中高生保護者の88.4%が「薦めたことがある」と回答した。

次に、子どもに「本を薦めたことがある」と回答した保護者に、どのような本を薦めたかを聞いた。小学生保護者・中高生保護者保護者とも、最も多かったのは「子どもの興味をひきそうだと思った本」だった。

また、中高生保護者では「保護者が読んで面白いと思った本」も5割以上だった。

習慣的に読書をすることで、子どもにどのような良い影響があると思うか(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、総回答数2346、複数回答方式(あてはまるものすべて))

子どもが習慣的に読書をすることで、どのような良い影響があると思うかを聞いた。

小学生保護者・中高生保護者とも、最も割合が高かったのは、「語彙が増える」で7割以上にのぼった。また、「新たな知識を得ることができる」「読解力が向上する」といった項目も7割以上だった。

子どもは、読書が好きだと思うか(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、単一回答方式)

子どもは、文書を書くことが好きだと思うか(n=506(うち小学生保護者229、中高生保護者277)、単一回答方式)

読書と文章を書くことの相関

保護者に、子どもは読書が好きだと思うかを聞いたところ、小学生保護者の75.5%、中高生保護者の66.4%が「子どもは読書が好きだと思う」「子どもはどちらかといえば読書が好きだと思う」と回答した。

同じく、子どもは文章を書くのが好きだと思うかを聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者とも、「子どもは文章を書くのが好きだと思う」「子どもはどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」と回答した保護者は、4割超だった。

次に、読書の好き・嫌いと、文章を書くことの好き・嫌いに関係性を調べた。

「子どもは読書が好きだと思う」と回答した保護者の約7割が「子どもは文章を書くのが好きだと思う」「子どもはどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」」と回答した一方、「子どもは読書が嫌いだと思う」と回答した保護者のうち「子どもは文章を書くのが好きだと思う」と回答したのは0%、「子どもはどちらかといえば文章を書くのが好きだと思う」」と回答したのはわずか3.0%だった。

子どもが読書好きであれば、文章を書くことも好きな割合が高く、子どもが読書嫌いであれば、文章を書くことも嫌いである割合が高くなる傾向が明らかとなった。

子どもが読書を好きになる、読書を習慣化するために、工夫していることやおすすめの方法(自由回答方式)

  • 毎月2冊おすすめの本が送られてくるサービスを祖父が申し込んでくれて、親や子どもが選ばないような本にも出会えます。小学校入学頃から始めて、未だに数年前の絵本を読んだりもしています。お気に入りの本は何度も読み返ししているようです。(小5保護者)
  • 外出時には本を持参し、電車での移動中や、外出先の待ち時間などに読んでいる。(小5保護者)
  • リビングに子ども用の小さな本棚を置き、図書館から借りてきた本(子どもからのリクエスト本+興味を持ちそうな本等)を常に並べて置いています。(小5保護者)
  • 年の近いいとこ達と、3カ月おきくらいに読書の冊数を競い合い、順位に応じてご褒美がある。(小6保護者)
  • 読んだ本の感想を言い合ったり、よかった本を薦めあったりしている。子どもが薦めた本を親が読んで感想を言うことで、子どもも主体的に読むモチベーションになっていると思う。(中2保護者)
  • 通学中に電子書籍を読むよう薦める。(中3保護者)
  • 書籍に関してはジャンルや内容を問わず好きなだけ、欲しがるだけ与えるが、読み終えなければ次を購入しない。(高1保護者)
  • 小さい頃、家族全員の図書館のカードを作り、週3で図書館へ行き上限冊数を借りた。(高3保護者)

読書や本にまつわるエピソード(自由回答方式)

  • 緊急事態宣言中に図書館も空いていない時期があったので、自宅の本棚にたくさんの本を買い「おうち図書館」にしたところ、読書の習慣がつき、今でもその習慣が続いている。(小4保護者)
  • 親があれこれ注意や口を出しても、治らない学習・生活習慣の改善してほしいところ等が、本を読む事で子どもの意識が変わり、改善することがある事に驚いている。(小4保護者)
  • 小6の女子と父親、という微妙になりがちな時期ではあるが、共通の本の話題があったり、父親が持っている本を貸してもらったりなど、本を通して親子のコミュニケーションが取れている。(小6保護者)
  • 夫が本屋に勤めていて、自宅には本専用の部屋がある。夫と思春期真っ只中の娘が、本という共通の話題で盛り上がったり、夫の本を借りたりしていると、良かったと思う。(小6保護者)
  • 自宅にある【こども六法】を子ども達が読んでいて、お菓子を取られたから刑法235条だよ〜。騙したから詐欺罪は〜などと、日常生活で言っています。(中1保護者)
  • 人見知りしがちな性格だが、同じ『読書』という好きなことを通じて友達ができ、さらにお互いに本を勧めあったりして親交を深めることができている。(中2保護者)
  • 子どもが中学受験の頃、国語の文章問題を読んで続きが気になる話だと図書館で借りていた。本をたくさん読んでいたので、国語の文章問題は知っている話が多くて問題が解きやすかった。(高1保護者)
  • 子どもの祖父が本好きで、本の話で祖父との交流が深まっているのが良いと思っている。(高1保護者)
  • アニメからラノベに、の流れでしたが。読書してくれるなら入口はどこからでも良いと思いました。(高1保護者)
  • 映画の原作となった作品で日本語訳や挿絵がおかしいものがあり、それについて楽しく会話しました。原作は児童書なので原文で読んでみてくれるとなお嬉しいですが…。(高2保護者)

調査概要

  • 調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2022年1月12日(水)~1月26日(水)
  • 回答者数:506名(うち小学生保護者229名(45.3%)、中高生保護者277名(54.7%))


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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。