オンライン学習教材「easelシリーズ」全国41校への導入成果を一般公開

株式会社 INERTIA(本社:東京都渋谷区)は、2021年8月から2022年3月にかけて、オンライン教材「easelシリーズ」の導入実証を行っている全国の小中高校(合計41校)における「EdTech導入の実証事例集」を一般公開したことを発表した。

この事業は、EdTech導入補助金2021(経済産業省)の支援を受け、全国41校にオンライン教材「easelシリーズ」を提供し、実験的な学習環境構築を行なったもの。

事業の成果を受けて、2022年も引も続き全国の小中高校の参加を拡大を目指し、各学校への新たな学習環境づくりを支援していく予定。

全国の小学校における「EdTech導入の実証事例集」概要

今回導した学校にはオンラインプログラミング教材の提供のほか、学校同士の横のつながりを生み出すことを目的に「easel meet」という取り組みを実施。

そこで、導入校の先生に、実際にどのようにカリキュラムや目標設定を行なったのか、導入してみてよかったことや、逆に困ったこと、それをどのように改善していったか、また生徒の反応などを話してもらい、他の学校が参考にしたり、意見を述べ合ったりする機会を設けた。

また、導入校の生徒のモチベーションアップの機会として、「easel school」を全7回開催。

監修者である脇田玲氏、田所淳氏によるワークショプをオンラインで行った。

easel Awardの練習として開催したeasel school vol.7で応募いただいた生徒たちの作品

2022年2月現在開催している「easel Award」では、導入校の生徒に「easel」で作った作品を投稿してもらい、監修者がよかったものを選ぶコンテストを開催。

多くの学校ではこのAwardを目標として設定し、“つくりたい”を起点にした学びを行っている。

作品はデジタルアートのプラットフォームで見ることができ、学校という枠組みを超えて生徒同士が刺激を与え合う場を目指している。

今後3月に受賞者の発表を行い、受賞作品はオフラインの会場でも展示する予定。

導入校の声

大阪市立水都国際中学校

プログラミングは初めてだったものの、プログラミングにアートの要素を掛け合わせた教材は他になく、とにかく「かっこいい!」「つくってみたい」という想いでINERTIAにコンタクトしました。

“プログラミング=コードが書ける”ということではなく、油絵か水彩画かという違いと同じで、自己を表出する道具の一つとしてプログラミングを捉え、中学1~3年生の総合的な学習の時間に活用しました。

大事なことだけでなく、面白いこと、楽しいこと。それを何より大切にして、子どもたちの「楽しい」「やってみたい」を喚起。自律的な学びの土壌が生まれたと思います。

またチームで役割分担しみんなで一つの作品を作っていくことなどにも取り組みました。

三田国際学園中学校・高等学校

作品制作という学びが深くなる面白い仕掛けに魅力を感じて導入しました。

教師は“教える”のではなく、あくまで場をつくる。場もつくりすぎないことを大切にして、子どもたち同士が教え合うような、そんな環境をつくっていきました。

プログラミングや技術は変わりつづけるもの、進化し続けるものです。そのため、子どもたちが知りたいことは自分で探してくる。どうすればその情報が得られるかということも一つの学びだと思います。

学校だといろんな子がいて考え方もスキルも違う。だから難しのではなく、だから面白い。みんなと創造的対話をしながら「学ぶことが楽しい」と思える。そんな経験をたくさんつくっていってほしいと思います。

北見市立上仁頃小学校×北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課

北見市立上仁頃小学校では閉校式典で発表することをゴールに設定してeaselを通じた作品制作を行いました。

「easel」を通じて、同じ北海道の学校である北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程とのコラボ授業も実現!

年が近い中学生と一緒に「こんなふうにしたいけどどうしたらできる?」「ここをこういう風に変えてみるといいよ!」などやり取りしながら作ると、良い意味で遊びの延長のよう。楽しい、だからどんどん吸収していく。

想像以上の結果で、これからの学びの新しい形をここに見た気がします。

詳しい内容を今後同社ホームページで発信予定。また、他の導入校の声も発信していくという。

「easel」シリーズについて

株式会社INERTIAでは、「easel」と称したオンラインラーニング教材シリーズを展開。

シリーズ1本目の「easel AP」は感性と論理をともに高めることを目的としたプログラミング教材で、2020年春よりサービス提供をスタート。

現在、子供から大人までスマートフォンで学ぶことができ、多くの企業・教育機関にて導入されている。

「easel」シリーズは、建築、バイオアート、映画など、さまざまなテーマで展開していく予定。

「easel AP」について

感性(センス)と論理(ロジック)をともに高める

「easel AP」は、視覚的な表現(イメージ、アニメーション、インタラクション)の制作を通して、個人の中にある感性をロジックに変換し、初心者でも楽しみながらプログラミングを学べるオンラインプログラミング教材。

監修は、アーティスト 脇田玲氏(慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス環境情報学部教授)。

アートワークは長場雄が作成。「easel AP」の全てのプログラムは、スマートフォン(もしくはタブレット)だけで、いつでもどこでも学ぶことができる。

*「easel AP」は、小学4年生から高校生までを対象としている。

「easel ML」について

AI、機械学習は人がもっと創造的になるためのツールになる

「easel ML」は、AIや機械学習について正しく理解することで、人と機械の理想的な関係を考えるきっかけを与えるオンラインプログラミング教材。

監修はクリエイティブコーダーの田所淳氏(前橋工科大学准教授、東京藝術大学非常勤講師・慶應義塾大学非常勤講師)。アートワークは平山昌尚氏が作成。

機械学習の訓練済みモデルを使ったり、簡単なゲームを作って、プログラムを動かしてみることで、機械学習とはどのようなものかを簡単に学ぶことができる。

*「easel ML」は、小学4年生から高校生までを対象としております。

EdTech導入補助金について

EdTechソフトウェアやITを活用した教育サービスの学校等教育機関への導入実証を行う事業を実施するものに対して事業費や諸経費など必要な経費の一部補助を行う経済産業省の補助事業。

学校及び自治体教育委員会や学校法人などの学校設置者と教育産業の協力による教育イノベーションの全国的な普及を後押しすることを目的としている。