BBT大学とSIGNATEが教務AI「BioLa」を開発、16年の学習データを機械学習させ1人1人の学習状況を分析・課題解決を支援

オンラインのビジネス・ブレークスルー大学(学長:大前研一、以下BBT大学)を運営する株式会社ビジネス・ブレークスルー(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田巌、以下BBT)は、株式会社SIGNATE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 秀、以下SIGNATE)と共同で教務AI 「BioLa」を開発したことを発表した。

これまでBBT大学に蓄積していた過去16年分の学習データを「BioLa」に機械学習させることで、学生一人一人の学習状況を分析し、課題解決の支援を行う。

「BioLa」概要

「BioLa」は、BBT Intelligent Online Learning Advisorの略称であり、βίος(【古ギリシャ語】ビオス / ライフ、生命)とβιολέτα(【ギリシャ語】ビオレッタ / 紫)、Lab(実験室)、LA(Learning Advisor)を組み合わせた造語。

名称には、“機械的ではない、人に寄り添う教務AIを目指していきたい”という思いが込められている。

「BioLa」は、今後BBTのAirCampus®におけるAIテクノロジーブランドとしての展開を予定しているという。

BBT大学が開学以来16年間蓄積してきた大量の学習履歴データを「BioLa」に学習させることで、これまで人間が行っていたデータ分析や判断を「BioLa」が代わりに行うことが可能になる。

今後、「BioLa」による教務AIの実現により、「情報のオーバーフロー現象」が解消されることで、従来では発見できなかったインサイトや、課題解決方法の提案をAIが行えるようになり、将来的には「BioLa」が学生支援を行うことも可能となる。

オンラインで学ぶ学生に対し様々なサポートを行ってきたBBT大学は、「BioLa」の開発・運用により「学生への学習サポートの適切なタイミングの把握」や「学生のすべての履修科目の進捗状況の把握」等を最適化することができる。

それにより、「学生が目指す目標へ到達するための支援」の質をいっそう高めることで学生に寄り添った支援が効率的に実現可能となる。

開発の背景

BBT大学は、日本初100%オンラインで経営管理修士(MBA)が取得できる経営系専門職大学院として2005年に開学し、2010年には経営学部が設置され学士課程も整えられた。

2022年2月現在において、修士課程は1,462名の修了生を輩出し、学士課程は618名の卒業生を輩出している。

BBT大学は、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでも学べる利便性に優れたオンライン学習の学びを提供しているが、BBT大学の様にDX化された教育の現場では、人間の処理能力を超える大量の学習履歴データが発生する。

このような状況下において学生の状況を把握し、適切な学生支援を行い続けていくためには、日常的に大量のデータと向き合い、横断的かつ多角的に学生のデータを見つめ、状況を継続的に分析し続けることが現場に求められる。

大量のデータは、教育の現場へ豊富なインサイトをもたらす一方で、データを処理する人間側にとっては大きな負担となる。

一般的にデータの増加に比例して分析頻度が減少したり、分析する範囲が狭くなる傾向があり、それによって適切な支援のタイミングを逸したり、データを見たときの判断が属人化してしまうなど「情報のオーバーフロー現象」が新たな課題として浮かび上がる。

教務AI 「BioLa」は、上記のようなアフターDXの教育現場における「情報のオーバーフロー現象」を解決するために開発された。

「BioLa」の開発におけるSIGNATE社との協働について

「BioLa」の開発は、2020年より約半年間の基礎共同検証をBBTとSIGNATEとで実施。

この共同検証の結果を経て、2021年よりBBTの学習プラットフォームAirCampus®内への実装を行い、同年4月よりトライアル、効果検証を行いながら、現場に合わせたチューニングを行ってきた。

今後もBBTは「BioLa」の継続的な改善と機能向上に努めながら適応領域の拡大を図っていく。

AirCampus®について

AirCampus®は、マルチデバイス対応のクラウド型教育プラットフォームとして、BBTの大学、大学院等のプログラムの学習環境ならびに、約1500の政府官公庁、文教、企業に対して学習環境を提供している。

SIGNATEについて

SIGNATEは、2022年1月時点で約60,000人のAI/データ分析人材が登録する国内最大のデータサイエンスプラットフォーム。

登録ユーザの73%が社会人、27%が学生で、高度な知識やスキルを有する人々のコミュニティとなっている。

Scheem-D(スキーム・ディー)について

「Student-centered higher education ecosystem through Digitalization」の略で、大学(短期大学、高等専門学校を含む)の教育、特に授業に焦点をあて、デジタル技術を上手に活用した特色ある優れた教育取組のアイデアを、大学教員やデジタル技術者(スタートアップや大企業)が協働して、教育現場で実践、試行錯誤、普及・実装していく取組み。

学修者本位の大学教育を実現するため、サイバーとフィジカルを効果的に組み合わせて授業の価値を最大化する「大学教育のデジタライゼーション」を目指している。


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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。