フラーと広島県、完全オンラインによる長期インターンシップを共同開催

フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役:渋谷 修太、山﨑 将司 、以下「フラー」)は、コロナによって変わった暮らしをより良くするためのデジタルプロダクトを企画・開発し、実証実験まで行う広島県主催の「D-EGGSプロジェクト(以下、「D-EGGS」)」と共同で約半年間の長期インターンシップを開催したことを発表した。

D-EGGSの母体である「ひろしまサンドボックス」と企業が連携し、オンラインで長期インターンシップを実施したのは初めて。

全国各地からエンジニア・ディレクターとして全国各地から高専生が9名、デザイナーとして地元広島の大学生3名が参加。

合計12名の学生メンバーは3チームに分かれ、メンターとなるフラーの社員の指導のもと、2021年3月から8月末までの約半年間にわたり、それぞれ独自のアプリの企画・開発を手がけた。

フラーはミッションである「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」を実現するため、自治体や教育機関とともにデジタル関連分野における教育支援や産官学連携を今後も積極的に進めていくという。

インターンシップ概要

開催の背景

D-EGGSはコロナによって変わった暮らしをより良くするためのデジタルプロダクトを企画・開発し、実証実験まで行うプロジェクト。

今回のインターンシップは、このD-EGGSの高専生特別枠として設けられた。

このインターンシップにおいては、

  1. 学生ならではの、柔軟な発想(従来の常識やビジネスの枠組みに囚われない、自由なアイデア・企画)
  2. D-EGGSプロジェクト全体の活性化(学生たちの活発な活動が、D-EGGS PROJECTに参加しているメンバーに刺激を与える)
  3. ビジネスの卵の創生(インターンシップを通じて、学生が自身の手でプロダクトやビジネスを生み出すことに興味・関心を持つ)

の3点について役割を期待されていたという。

インターンシップの特徴

アプリ開発未経験の学生メンバーが企画から開発・実証実験まで手がける

このインターンシップに集まった学生のほとんどは、アプリ開発未経験だった。

企画フェーズでは、普段自分たちがどのように使うアプリを選んでいるか・魅力に感じているかなど身近なところから考えを深めていった。

その後の学習フェーズでは、メンターの出した課題をこなしながら、プログラミングの基礎やx-code・GitHubといった開発に必要なツールの使い方を習得。その後開発したアプリを実際にテストモニターに使用してもらい、ユーザーインタビューやアンケートを通して自分たちの仮説通りにアプリが使われたかどうかを検証した。

完全オンラインでの開催

インターンシップは、募集期間から最終成果発表会まで全て完全オンラインで実施された。

フラーでは、コロナ前から新潟と柏の葉など離れた拠点のメンバーとチームを組み、リモートで開発を含むさまざまなデジタル支援を展開している。

現場での日々の業務の中で培われてきたオンラインコミュニケーションのノウハウが、当インターンシップでも活かされた形だったという。

3月と5月に実施した集中ワークショップや、学習フェーズでのオンライン授業では、zoomを活用。

特に学習フェーズでは、サポートが必要な学生メンバーにメンターが個別にフォローにあたるなど、指導が行き渡るよう配慮がされた。

開発フェーズではGitHubを活用したコードレビューやペアプログラミング・ペアデザインを実施。まずは学生自身の手による開発を促しつつ、途中でつまずいてモチベーションを失わないようサポート体制の充実を図ったという。

さらに、授業や部活動・就活などで忙しい学生メンバーが時間を気にせず自習がしやすいようオンラインコミュニケーションツール「Slack」を導入。

学生メンバーが気楽に書き込めるようカジュアルな雰囲気作りをメンター一同心がけたという。

その結果、学習や開発をスムーズに進めることができ、気になった点の質疑応答が活発になっただけでなく、学生メンバーやメンター間での雑談も行われるようになり、チームビルディングに大きく貢献したようだ。

インターンシップの成果

3つのアプリ(プロトタイプ版)を完成

3チームがそれぞれ企画・仕様策定したアプリを、メンターの指導のもと学生メンバーもプログラミングし、実際にスマートフォンにインストール・利用できる状態まで完成させた。

なお、今回開発した3アプリの概要については、インターンシップの公式サイトから閲覧できる。

アンケート結果

学生メンバーの満足度100%

インターンシップ後に実施した学生メンバーへのアンケートでは、全員が「大変満足できた」と回答。

また、「今後同じようなインターンシップがあった場合は、後輩や友人にぜひ勧めたい」とこちらもほぼ全員が回答した。

今後の企画開発への意欲

「インターンシップ後もまたアプリ開発に挑戦したいと思いますか?」という質問に対しては、過半数が「今後自分で企画を立ち上げ開発もしてみたい」と回答した。

完全オンライン実施への評価

「完全オンライン実施となりましたが、満足度に影響はありましたか?」との問いに対し、回答者の8割以上が「満足だったが、コロナが収束したら1回くらいはオフライン参加したい」と回答。

オンラインでの実施をメインとする一方で、オフラインでの交流の機会などを組み合わせることでさらなる満足度向上につながる可能性があることが浮き彫りとなった。

フラーはプロフェッショナル領域であるデジタル分野の知見や実績を生かし、ミッションである「人に寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」を実現するための産官学連携や教育支援を強力に進めていく。

開催日程

2021年3月9日〜8月28日

参加方法

オンライン(Web会議サービスzoom、チームコミュニケーションツールSlackを利用)

主なプログラム(一部抜粋)

  1. 企画フェーズ
    1. インターンシップガイダンス
    2. アプリ企画ワークショップ
    3. アプリ企画発表会
  2. 学習フェーズ
    1. アプリデザイン学習
    2. iOSアプリプログラミング学習
  3. 開発フェーズ
    1. 仕様策定
    2. ペアプログラミングによる開発
  4. 実証実験
    1. ユーザーテスト
    2. ユーザーインタビュー
    3. 行動データ検証
  5. 最終成果発表会