法政大学、全学部共通プログラムでオープンバッジ(デジタル証明書)を導入

法政大学(総長:廣瀬克哉)では、全学部共通科目「数理・データサイエンス・AIプログラム(略称MDAP)」や全学部共通の「各サティフィケートプログラム」において、所定要件を修了した学生を対象に一般財団法人オープンバッジ・ネットワークによるオープンバッジ(デジタル証明書)を発行することを発表した。

同学は、従来の教育プログラム単位の修得状況を示す「成績証明書型」から、様々な教学改革事業の取り組みのうち、学生がどのような能力を修得したのかを示す「学修歴型」へと対外的に証明するスキームの転換を目指している。

また、デジタル化の導入は社会との繋がりが強いDXの取り組みにも合致し、同学が副学長プロジェクトの下に設置した「DXイニシアティブプロジェクト」に課せられた重要課題を解決する取り組みにも資するもの。

オープンバッジ受領者となる学生にとっては就職活動などにおいて信頼性の高いオープンバッジを示すことにより、修得した能力を示すことが可能となり、修得した能力や知識を可視化することにより、更なる学習意欲の向上に繋がることを見込んでいるという。

全学共通科目「数理・データサイエンス・AIプログラム(略称MDAP)」とは

同学が発行するオープンバッジ(MDAP対象例)

情報化の進んだ現代の社会は、そこで日々生まれる膨大なデータから新しい価値やサービスを生み出すという次のステージに移りつつある。

ビジネス・医療・科学技術など多岐にわたるこのビッグデータの活用には、従来の統計学の知識だけでなく、近年急速に発展した機械学習などのAI技術に関する理解も必要である。

同学では、これらの社会課題に対応するためにMDAPを開設。

データサイエンスやAIを活用して、新しい価値を創造し持続可能な社会の構築に寄与する人材を育成する。

MDAPに開設される科目では、大量で多様なデータが現代社会における様々な現象の解明や意思決定にどのように役立っているのか、その重要性と価値を理解し、ビッグデータが社会にもたらす影響等を考察する。

また、データを実際に扱ってデータサイエンスを体感するとともに、実社会の中でどのように役立てているのか豊富な実例から学ぶ。

各サティフィケートプログラムとは

同学では幅広い視野と柔軟な思考力を兼ね備えた人材の育成を目指し、多くの学部で授業科目を他学部に公開し、卒業所要単位として認定する制度を設けている。

各サティフィケートプログラムはこの他学部公開科目制度を発展させ、総合大学としての豊富な教育リソースを活用し、学際・学術的なテーマ性をもった枠組みで体系的に学ぶプログラム。

学生はガイダンスビデオを視聴したうえでテーマごとに開設されている所定科目を修得することにより各自の専門とは異なる多様な学びを経験することができる。

現在、SDGs・アーバンデザイン・ダイバーシティと3領域のプログラムを開講している。

今後、学習歴を証明するためのオープンバッジ発行対象プログラム拡充を合わせて検討していくという。

オープンバッジとは

オープンバッジは、IMS Global Learning Consortium(IMS Global)が設定した国際技術標準規格。

そのため、様々な機関からのバッジを統一して管理することで生涯学習履歴を構築することができる。

また、ブロックチェーン技術を取り入れており、実質的に偽造・改ざんが不可能で、信頼性の高い証明書として海外はもちろん、ここ最近は国内でも導入する団体等が増えている。