九州大学、NTT西日本の大学教育DX支援を全国の大学へ展開

国立大学法人九州大学(福岡市、総長 石橋 達朗 以下、九州大学)と公立大学法人広島市立大学(広島市、学長 若林 真一 以下、広島市立大学)および西日本電信電話株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 小林 充佳 以下、NTT西日本)は、ラーニングアナリティクス(以下、LA)に関する共同トライアルを実施することを発表した。

九州大学とNTT西日本のラーニングアナリティクスに関する共同トライアル概要

九州大学の世界最先端のLAの教育研究成果を活用し、2021年10月より広島市立大学3学部20講義にて先行トライアルを開始している。

顕在化した課題抽出及び改善に取組み、以下の期間にて本格トライアルを実施する。

実施期間

2022年4月~2023年3月

場所

広島市立大学

背景

新型コロナウイルスの影響により、大学においては従来の通学を前提とした授業からの大幅な転換が必要になっている。

リモート授業による学びの継続、感染防止対策を講じたうえで可能な限りの対面授業の実施、オンラインでの海外留学の代替実施等の対応が行われている。

このような中、今後、対面授業とリモート授業を組み合わせたハイブリッド型教育への流れは不可逆的であり、DXによりさらに多彩で効果的な学修機会の創出・提供によるニューノーマルに対応した新たな大学教育の在り方が求められている。

九州大学は2014年より最先端のオンライン授業を全学へ提供、2020年度後期には約4,800科目のオンライン講義を実施した。

2021年4月には、LAセンターを設立し、教育データの分析研究を通しエビデンスに基づく教育の推進を行い、教育・学修の改善に貢献している。

このような背景を受け、九州大学とNTT西日本はLA技術の活用により、個人の主体的な学修や個別最適化された学修指導、特色ある学校づくりにより大学教育のDXを支援する取組みで連携することとなった。

この九州大学とNTT西日本のLA教育分野の連携を全国の大学へ展開する初の取組みとして、広島市立大学を実証フィールドとした共同トライアルを2022年4月より本格実施する。

主な役割分担

※1 NTTスマートデータサイエンスセンタのAI分析・データ解析技術を活用
※2 日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している学術情報ネットワーク
※3 SINETに直結されたクラウド上に大学および初中等教育機関または教育関連サービスを提供する各企業が利用可能なプラットフォームサービス
※4 NTTグループ各社やパートナー企業と連携し、10の分野で地域のスマート化に資するサービスラインナップの強化を図り、リモート社会の急進展や社会活動・価値観の変化に対応するNTT西日本の事業ビジョン

今後の展開について

広島市立大学はこのトライアル取組み内容の本格導入に向けて適用範囲の拡大に向け取組むとともに、九州大学は取組み結果をもとにしたさらなる研究を行い、またNTT西日本はLAサービスの本格提供化を進めることで、幅広く本取組みを展開し全国の高等教育の教育DXに貢献していく。