富士ソフトと学研塾ホールディングス、バーチャル学習塾の実現に向け共同実証を実施

富士ソフト株式会社と株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研塾ホールディングスおよび株式会社学研メソッドは、新しいオンライン学習環境の実現に向けた共同実証を実施することを発表した。

この実証では、富士ソフトが提供する仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」の技術と、学研メソッドが有する学習塾の運営ノウハウを活かして、生徒の学習意欲と競争心の向上につながる仮想学習空間(バーチャル学習塾)の創出を目指す。

富士ソフトと、学研塾ホールディングスおよび学研メソッドによる共同実証について

背景

昨今のコロナ禍の影響を受け、教育現場ではオンライン学習が一般的なものとなった。

しかし、現在のオンライン学習環境は、授業の前後や休憩時間に行われていた生徒それぞれへの丁寧な指導や助言が行えず、質問や会話の機会も少ないことから、生徒の学習意欲や競争心が低下するといった課題が顕在化している。

“新たな学びの創造と多用な学習機会の創出”を目指している学研ホールディングスでは、グループを挙げて、顕在化した課題の解決に取り組んでいる。

富士ソフトは、長年、教育ICTサービスに取り組んでおり、2021年6月からテレワークにおけるコミュニケーション課題を解決する仮想オフィス空間「FAMoffice」を提供している。

両社は「FAMoffice」の技術と学習塾の運営ノウハウを活用し、生徒の学習意欲や競争心の向上につながる仮想学習空間を開発するための共同実証の実施に至ったという。

実証では、仮想空間上に対面時と変わらない学習塾環境を再現したバーチャル学習塾を開校し、先生と生徒は自分の分身(アバター)で通塾して、先生や仲間と過ごす。

先生は、授業中に学習意欲の薄かった生徒に対する個別フォローを、生徒は、先生への個別質問や仲間との会話などを行ない、学習理解を深めたり、他の仲間が頑張っている姿から刺激を受けたりといった体験をしてもらう。

これらの体験から学習意欲や競争心を高めるための必須要件を、生徒と保護者へのユーザーリサーチにより抽出。

実証の結果を基に、富士ソフトは新しいオンライン学習サービスを開発し、「FAMschool(ファムスクール)(仮称)」として2022年4月からの提供を目指す。

将来的には、「FAMschool」内での行動データと成績などの学習結果や学習履歴データなどを組み合わせて、テスト結果などからは発見することができなかった生徒それぞれの特性の可視化にも挑戦し、より的確な指導に結び付けることが可能となる教育プラットフォームを目指す。

富士ソフトのICT分野における技術力・開発力と、学研ホールディングスの教育分野におけるノウハウを融合させることで、未来の社会を担う子どもたちに最適な学習環境を提供すると共に、両社のオンライン学習領域におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を加速させ、事業の強化・拡大を目指す。

目的

生徒の学習意欲と競争心を高める新しいオンライン学習環境の創出

内容

FAMofficeを活用し、仮想空間上にバーチャル学習塾を開校。

生徒は、対面の通塾と同様に仮想空間上の学習塾に通塾し、自分の分身であるアバターを使って、先生や他の生徒とのコミュニケーションを行う。

生徒や保護者へのヒアリングをもとに、学習意欲や競争心を高めるための必須要件を分析。

その結果を基に、富士ソフトがオンライン学習環境に適した新たなサービス「FAMschool(ファムスクール)(仮称)」の開発を目指す。

FAMoffice(ファムオフィス)について

多様化する現代の働き方でも、リアルのオフィスで行われていたちょっとした相談や雑談、声掛けなど、一緒に働く一体感を仮想空間上で再現する仮想オフィス空間。

2021年6月15日(火)より販売開始。