学校・保護者等間における連絡手段のデジタル化をアプリでサポートする「れんらくアプリ」熊本県大津町の全町立小中学校で一斉導入

VISH株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長:田淵 浩之)は、学校・保護者等間における連絡手段のデジタル化をアプリでサポートする「れんらくアプリ」を町立小中学校で一斉導入した熊本県大津町の導入事例を公開したことを発表した。

自治体の一斉導入は今回が初めてとなる。

熊本県大津町の全町立小中学校に「れんらくアプリ」を一斉導入

昨今、朝の欠席連絡等の電話対応は、電話回線数の問題や伝達・転記等が負担の大きい校務となっている。

また、全国の学校の中には、連絡帳の手渡しにて欠席連絡する運用方法もあるが、新型コロナウイルスの拡大により、接触の恐れがある・ニーズに合っていない、など運用の再検討も必要となってきた。

大津町では、働き方改革の一環として大・中規模校での導入を検討していた矢先に新型コロナウイルスが流行し、2020年5月より、同社の「れんらくアプリ」の全校一斉導入に至った。

現在では、欠席連絡や配布物のデジタル化だけではなく、保護者の意見をすぐに集約することができるアンケート機能も活用し、緊急時の臨時対応もスムーズに行っている。

こうした導入までの経緯や導入効果、今後の取り組みについてのリモートインタビュー内容を公開した。

インタビュー内容(一部要約紹介)

「れんらくアプリ」導入の決め手

導入の決め手は、町立幼稚園・保育園で導入しており、職員の負担軽減につながっていた点でした。

町立幼稚園・保育園に話を聞く中で、朝の時間の電話対応が大幅に少なくなったことや、保護者が昼夜問わず欠席・遅刻の連絡をアプリ内で行うことができ、利便性が非常に向上しているとのことでした。また、アンケート機能を活用することで、保護者の意見をすぐに集約することができる点も大きな決め手になりました。

「れんらくアプリ」の導入効果

1. 欠席の理由を把握できる

欠席連絡iPad確認イメージ

導入前との決定的な違いは、欠席することが事前にわかるだけでなく、その理由を記入してもらえることにあります。担任は欠席理由を把握することで、児童・生徒の状況がわかりますので、欠席した次の日の登校時に声をかける際には具体的な声かけを行うことができます。

また、2020年度は「れんらくアプリ」による欠席連絡は、毎朝集計して担任に伝えていました。2021年度からはGIGAスクール構想によりタブレットが一人1台ずつ使用できるようになりましたので、担任は自分のクラスの欠席状況をリアルタイムで把握できるようになりました。

2. 電話による保護者からの連絡が低減

これまで、保護者から学校への連絡手段は連絡帳や電話でしたが、「れんらくアプリ」導入により、メインは「れんらくアプリ」になり、電話連絡はほとんどなくなりました。

導入前は、本来は授業の準備をしたい時間帯に欠席連絡の電話を受けることがありましたが、今では児童・生徒に向き合う準備に充てられています。

3. アンケート機能で自然災害への臨時的対応ができる

2021年9月の台風14号は、9月17日の午後から夜にかけて九州地方への最接近・上陸が予測されていました。前日の16日に17日の登校は普段通りですが、下校に関しては保護者のお迎えを決めました。そして「れんらくアプリ」のアンケート機能を使って、保護者の対応について次の3つから選択してもらいました。

  1. 開始時刻に迎え可能
  2. 学童を利用
  3. 開始時刻の迎え困難のため教室待機

このアンケートを16日に発信して、17日朝に確認したところ、ほぼすべての保護者から返信がありました。その内容を把握した上で、台風に伴う臨時的な対応を取ることができました。

また、集計結果をCSVファイルで出力できますので、クラスごとの一覧を作成して担任へのフィードバックもできました。短時間で効率的に確認作業を進めることができ、災害時に短時間で対応できるアンケート機能は、いざというときの備えになります。

4. 児童・生徒の手を介さずにお知らせを送ることができる

お知らせは、以前は紙媒体での通知がメインでした。

今では「れんらくアプリ」の機能を使って、お知らせを通知していますので、紙媒体はほとんどなくなりました。重要なお知らせの場合、「れんらくアプリ」に加えて紙媒体も使うことがあります。

紙媒体は保護者が紛失することもありましたが、「れんらくアプリ」なら過去のものも見返すことができます。

小学校・中学校向けシステム「れんらくアプリ」とは

「れんらくアプリ」は、教育機関のICT化を支援するクラウドサービスの総称。

アンケート、お便り、欠席・遅刻・早退連絡のデジタル化など、便利な機能を1施設あたり月額9,000円~というリーズナブルな価格で利用できる。

令和3年10月1日現在、1,800以上の教育機関で導入されている。

基本機能

  • 保護者からの欠席・遅刻・早退連絡
  • 学校からのお便りのデジタル配信
  • アンケートの実施・自動集計