現役東大生が代表を務めるEdTechスタートアップ、オンライン読書教育の「Yondemy」総額1億円を資金調達

株式会社Yondemy(本社:東京都千代田区、代表取締役:笹沼 颯太)は、XTech Ventures、D4V、W ventures、F Venturesを引受先とする総額1億円の第三者割当増資をプレシリーズAラウンドにて実施したことを発表した。

今回の資金調達により子ども向けオンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」への開発投資と人材採用を促進し、さらなるユーザー体験の充実・向上と組織体制の強化を実現していく。

調達した資金は、「ヨンデミーオンライン」の子どもUX・保護者UXそれぞれの改善と組織体制の強化へと活用する予定。

具体的には、子ども向けWebアプリにおける新機能開発や動画コンテンツ等の教材拡充、保護者向けWebアプリの開発、今後の組織拡大を見据えた人材採用などへと投資し、事業基盤・経営基盤を強化することで、中長期的な成長を加速させていく。

Yondemy、資金調達の概要

昨今、子供の読書離れが深刻化していく一方で、2015〜2020年の5年間で小学生の1日あたりインターネット使用時間(ゲーム・動画視聴を含む)は約1時間増加し1日あたり2時間*1を超えている。

また、子供の読書量とその保護者の読書量には強い相関がある*2ことから、子供の読書習慣が家庭環境に大きく依存しており、家庭間の教育格差という社会問題を生み出す大きな要因であると考えられている。

*1…内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」より
*2…学研教育総合研究所、講談社「子どもの読書実態調査」より

Yondemyは、「ヨンデミーオンライン」を通して家庭環境に依存しない形で子どもたちの読書習慣形成を支援することで家庭間の教育格差に取り組むとともに、AI司書やチャットボットなどのテクノロジーを活用した指導の省人化・価格の低廉化により経済格差に起因する教育格差に取り組み、またオンライン習い事という形式でのサービス提供により地域格差に起因する教育格差にも取り組んでいる。

同社は「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」ことをMissionとして、”読書を習う”という新しい文化を広めていく。

習い事の選択肢として「読書」が当たり前にある社会を創ることで、読書教育を通じて日本中の子どもたちを「自立した読み手」へと育て、一人ひとりの一生にとって読書がかけがえのない武器となることを目指す。

投資家からのコメント(敬称略)

XTech Ventures 安岡 浩太氏

小学生のネット利用時間は年々増加し、本好きな子どもすら読書離れになるという深刻な状況に、投資家として一人の親として強い危機感を持っております。

笹沼さんに初めてお会いした時から、誠実かつ情熱をもって課題に取り組む姿に惚れ込みました。また、若いチームながら、限りある資金と時間の中で、堅実でスピーディーな事業立ち上げ及び運営が出来ている事を尊敬しております。

課題と期待の大きい教育業界に大きな変革をもたらしてくれる事を期待するとともに、株主として参画出来る事を心より嬉しく思っております。

D4V 飯田 麻衣氏

教育改革が進む中、子どもたちには思考力や想像力が益々求められています。「読書は大切」だと誰もが頷きますが、実際、子どもを本好きに育てようと苦労されるご家庭も多いのではないでしょうか。

Yondemyは一人一人に最適化した読書体験を提供し、読書の楽しさを伝える理想のプロダクトに取り組む、とても情熱的なチームです。

素晴らしいUXでいろんな本に出会い、長く楽しく読書を続け、自分の世界を広げる。そんな成長を世界中の子どもたちに届けられるよう、デザインの力も活かしながら支えて参ります。

東京大学教授 松尾 豊氏

子供の読書を増やすという、大変難しくかつ重要なテーマへの挑戦を応援しています。CEOの笹沼君と優秀な仲間たちの熱意とスピード感、そして学習能力の高さで、魅力的なサービスを作り上げています。

これから先、事業を伸ばしていく上で大変なこともあるかもしれませんが、そうした苦労を乗り越えて、ぜひ大きなビジョンを実現して欲しいと思います。メンバーと事業の成長を心から楽しみにしています。

個人投資家 藤田 圭介氏

近年、中学受験学習の低年齢化が加速しています。小学校低学年時からこつこつと読書する習慣を確立しないと、難関校が出題する国語には太刀打ちできません。

12歳にして、湯川秀樹「具象以前」や菊池寛『極楽』を精読することが求められる時代です。しかし、お子さんの読書習慣は家庭環境に大きく依存しており、これが学力格差の温床になっています。

株式会社Yondemyは、AI活用によりお子さんの読書を科学的に支援し、家庭環境の格差という社会課題を解決できるスタートアップだと考えます。

W ventures 高津 秀也氏

「書を捨てよ、町へ出よう」これほど誤解を生みかねない、名言も数少ないでしょう。この言葉を生み出した寺山修司は生涯に渡って猛烈な読書家であったと聞きます。この言葉において大切なのは、町へ出る前に一度その手に書を持つということではないでしょうか??

翻って現代の子供たちはどうでしょうか?書を持つ前にインターネットという町に出てしまい、苦々しく思っている親御さんも多いのではないでしょうか?

Yondemyは、この度XTech Ventures様・D4V様をはじめとする強力な仲間を得ました。遂に拡大のフェーズへ突入します。もう一度、全国の子供達に書を持たせるために。

F Ventures 早坂 啓伸氏

シードラウンドに続き、追加投資させていただきました。新たに素敵な投資家の皆さんと同じ船に乗ることができ、大変心強いです。

Yondemyは特にユーザーの熱量が高いプロダクトで、Yondemyを使ったお子さんが実際に読書を好きになったり、より難易度の高い本を読めるようになっていて、それは数値としても表れています。

これだけでも素晴らしいことですが、今後さらにプロダクトに磨きをかけ、Yondemyが子どもたちへ豊かな読書体験を届けることで、社会に良い影響を与えていくことを同じ船の仲間として微力ながらご支援させていただけることを楽しみにしています。

株式会社Yondemy CEO 笹沼 颯太氏 コメント

この度、非常に素敵な新規投資家様によるご出資、既存投資家様からの追加出資をいただくことができ、大変嬉しく思うとともに身が引き締まる思いです。

「ヨンデミーオンライン」をリリースしてから間も無く1年を迎えます。これまでにお子さんと保護者さんのそれぞれに向き合い続け、そこから見つけ出してきた無数の課題を今後より一層パワフルに解いていくことができ、より深く子どもたちの日常に溶け込み、親子の生活や関係性をも変える新しい体験を届けていくことができると思うとワクワクしてきます。

昨今、子どもの読書離れは深刻化しています。一方で、「どうすれば子どもが読書好きになるのか」という本質的な問いに正面から向き合っている人はほとんどいないと感じています。

子どもファーストで読書体験全体をアップデートし、テクノロジーの力で子ども一人ひとりの成長に寄り添う。
そんなオンライン読書教育を創り届けることができるよう、尽力してまいります。

「ヨンデミーオンライン」サービス概要

『ヨンデミーオンライン』は、5〜15歳を対象とした、月額定額制のオンライン読書教育の習い事サービス。

特長は、

  1. 一人ひとりの興味・読む力に寄り添った選書指導
  2. 「本の楽しみ方」などが学べるチャット形式の対話型学習コンテンツ
  3. ゲーミフィケーションやコミュニティを活かしたモチベーション設計

の三点。

ヨンデミーが独自に分析した1,000冊以上の児童書データを、ヨンデミー講師の選書ノウハウを再現した独自開発のアルゴリズムで活用する「AI司書ヨンデミー先生」による本のおすすめに加えて、読む前の本を手に取るきっかけ作りから、読んだ後のコミュニティでの感想シェアや親子の会話まで、子どもの読書体験サイクルを一気通貫で支え、習慣化をサポートする。

2020年12月の正式ローンチより1,400名以上の子どもに受講してもらい、「『ヨンデミーオンライン』を始めてから、読書が生活の一部になった」という声を多くの親子から寄せられている。

機能特長

AI司書が一人ひとりに合わせて本をオススメ

ヨンデミー講師の選書ノウハウを再現した「AI司書」が、子どもの好みや興味に合わせるだけではなく、自然にステップアップしていけるように本をお薦めすることで、より楽しく成長へと繋がる読書体験を届ける。

本の楽しみ方から学べるチャット形式の対話型学習コンテンツ

学校では教わらない本の楽しみ方や感想の書き方などを学ぶことができるレッスンを提供。

選択式のクイズに答えることで自動でレッスンが進行するため、文字入力の必要がないことはもちろん、24時間いつでもレッスンを受講することができる。

ゲーミフィケーションとコミュニティで読書をより楽しく

読んだ本の表紙や獲得したバッジを蓄積することで、子どもたちの読書へのモチベーションが高まる。

また、ヨンデミー生同士での感想のシェアが、子どもの読書意欲を刺激するとともに、新たな本との出会いも生み出す。