宮崎大、工学系学生に対し「immerse」を活用したVR英会話の実証実験を開始

宮崎大学(国立大学法人:宮崎市学園木花台西1丁目1番地)工学部の川崎典子准教授は、VR英会話プラットフォーム「immerse」を利用したVR英会話プロジェクトを実施することを発表した。

約4ヶ月間の期間で工学部の学生約20名に対してVR空間を利用した英会話レッスンを行い、その学習効果を今年度中に分析する予定。

「immerse」を利用したVR英会話プロジェクト概要

英語への苦手意識から英語コミュニケーションに興味を持ちにくい傾向がある工学系学生の学習意欲を高めるために、ゲーム感覚で取り組めるVR英会話を導入し、英語学習意欲の向上に繋げられるかどうかの効果検証を行う。

なお、同大学工学部の坂本眞人教授の研究室と協力をしながら進めることで、VR機器の操作等の技術サポートを得ながら進める。

また同大学ではこのプロジェクトをベースに、今後工学部が得意とするテクノロジーを活用した英語教育の充実を図ることを視野に入れ、現在予備的研究を進めている。

期待される成果

宮崎大学川崎典子准教授

宮崎大学川崎典子准教授

英語コミュニケーション能力向上においては発話行為に意義があります。しかし、コロナ禍で隆盛を極めるオンライン英会話は画面越しの対面コミュニケーションとなったに過ぎず、対面コミュニケーションをあまり得意としない宮崎大学工学部の学生には効果的な英語学習支援とは言えず、彼らの英語学習意欲を高める手段になりえてはいません。一方で、Z世代の現代の若者は、デジタル機器を用いた学習活動に興味関心が高いのも事実です。

そこで、工学部の学生が得意とするデジタル機器に着目し、VR空間での英会話活動の導入を行い、VR英会話によってゲーム感覚での英語学習の仕掛けを作ると共に、新しい生活様式に求められる遠隔での英会話にも取り組みやすくさせることができないかと考えました。

VR空間でゲーム感覚を持たせながら工学部の学生に英会話活動に取り組んでもらうことで、英語への苦手意識の払拭から英語学習意欲の向上につながり、活動後の自律学習や実際の対面コミュニケーションにも波及効果が出ることを期待しています。

VR英語教育プラットフォームimmerseに関して

VR英語教育プラットフォーム「immerse」は、英会話スクールや高校・大学などの教育機関がバーチャルシーン上で英語学習カリキュラムの作成やレッスンを行うことができるVR英語教育プラットフォーム。

主に日本、北米、ヨーロッパの「英会話スクール」「オンライン英会話事業会社」「高校・大学の教育機関」で導入が進んでおり、VRで作られた空港、カフェ、レストランなどのリアルなVRシーンや360度のパノラマ写真に、学校独自のオリジナルレッスンコンテンツをカスタマイズし、アバターを利用した没入感溢れるVR英会話レッスンを実施することが可能。

本プロジェクトでimmerseを使ったVR英会話プロジェクトに技術サポートを提供している宮崎大学工学部情報システム工学部4年生の中原拓海さんのコメント

宮崎大学工学部情報システム工学部4年生中原拓海さん

私は元々VRやARなどの仮想空間を用いた新しい技術やサービスに興味をもっており工学部に所属しました。そのためこのプロジェクトに携わることができてワクワクしています。技術サポートをしている中でVRでしか体験できない学習機能や学習者に高揚感を与える特徴を見つけ、VR英会話への期待が膨らんでいます。

また、一学生としても「immerse」を利用したVR英会話を楽しんでいます。この先様々な教育方法が増え、自分に合った学習の仕方を選べるようになることを支援できると嬉しいです。この期待を胸に、これからの実証実験に向けて精一杯頑張ります。

現在坂本眞人教授の研究室で、VRやARのような仮想空間を生かした学習について研究していますので、今後この経験を生かして自分自身の研究活動をさらに意義あるものにしていきたいです。




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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。