AI英会話スピークバディの開発・運営及び、オンライン英語コーチング「スピークバディ パーソナルコーチング」の運営を行う株式会社スピークバディ(本社:東京都港区、代表取締役社長:立石剛史)は、スピークバディを始めるユーザーが実施するレベルチェックテストの結果の分析をおこない、結果を発表した。
「スピークバディ」レベルチェックテスト 分析結果概要

レベルチェックテストの結果(期間:2021年9月1日〜10月4日)によると、過去の英語の試験結果を「TOEIC®945点以上/英検®1級以上」と回答した304名のうち、半数以上の54.6%が「ビジネスレベル」(CEFR-J B2-1以上)未満の英会話力であることが判明。
この結果を受けて、「検定スコアが高くても、思い通りに話せない」という悩みを抱えている英語学習者が多いことが推測される。
スピークバディを使い始める英語学習者の学習目的や過去の英語の試験結果とレベルチェックテストの結果の関連性について調査することで、英語学習を始める人のスピーキングに対する意識と実態を明らかにしていく。
調査結果サマリ
- ユーザー全体の約半数(46.4.%)が「日常の場面で使いたい」という目的で英語学習をおこなっている。「日常の場面で使いたい」のほかに、約4人に1人(24.7%)が「ビジネスの場面で使いたい」と回答。
- レベルチェックテストの評価項目別の平均点をみると、ユーザー全体を通して、「発音(pronunciation)」「流暢さ(fluency)」はスコアが高いものの、「正確性(accuracy)」「表現の幅(range)」「文章構成(volume)」は評価が低い傾向。
- CEFR-Jに準拠したレベル判定(1から10までの10段階で10が満点)を実施すると、レベル4(CEFR-J A2-1相当)が22.7%で最も多く、次いでレベル6(CEFR-J B1-1相当)が18.1%。
- CEFR-Jのレベルに準拠して分析すると、全体の60.8%が「会話が苦手(CEFR-J A2-2以下)」であり、31.5%が「日常会話レベル(CEFR-J B1-1・B1-2)」、7.7%「ビジネスレベル(CEFR-J B2-1以上)」と判定。
- 「TOEIC® 945点以上・英検®1級」と回答した304名のうち、63.8%が「ビジネスの場面で使いたい」という目的で英語学習をおこなっている。英語の試験で高スコアをとっている人ほど、ビジネスの現場で英会話力を必要としていることが推測される。
- しかし、「TOEIC®945点以上/英検®1級以上」と回答した304名のうち、半数以上である54.6%が英会話力で「ビジネスレベル*」(CEFR-J B2-1以上)に達していない。
* CEFR-Jでは、B2-1以上を“ビジネスレベル”と定義していることに準拠
スピークバディレベルチェックテストについて
AIで短時間かつ国際基準で英会話力を判定
スピークバディレベルチェックテストは、AIの機械学習と自然言語処理、ディープラーニングによって、ユーザーの会話力や発音を10分程度の短時間で機械的に判定することができる。
これまで会話力や発音は、人によるリスニングで判定されることがほとんどだったが、判定する人のリスニング力や感覚によって判定に差が出てしまうことが課題と言われていた。
この機能ではAIが判定を行うため、同一基準でユーザーのレベルを測定できる点が大きな特長。
レベルは1から10までの10段階で判定。
レベルの定義は、CEFR-J(ヨーロッパ言語共通参照枠[CEFR]を日本の英語教育での利用を目的に構築された、新しい英語能力の到達度指標)に準拠しており、国際基準に則った信頼性の高い基準を設けている。
レベルチェックテストによって、ユーザーは現時点での自分自身のレベルを把握することができ、さらにそれに適した学習コンテンツ選択、目標を設定するなどより的確な学習を行うことが可能。
※レベルチェックテストは1アカウントにつき初回の一度のみ。
レベルチェックテスト結果 調査概要
- 対象ユーザー数:合計16,061名
- 調査集計期間 :2021年9月1日〜2021年10月4日
- 調査分析方法 :上記期間で新しくスピークバディを始めたユーザーのレベルチェックテスト結果をもとに分析
- グラフの表記 :グラフ内の数値(%)は小数点以下第2位を四捨五入し、0.1ポイント単位で表記
スピークバディレベルとCEFR-Jのレベルの定義

スピークバディレベルはCEFR-Jに準拠しており、国際基準に則った信頼性の高い基準を設けている。
この調査においては、レベル1からレベル5(CEFR-J A2-2以下)を“会話は苦手”、レベル6からレベル7(CEFR-J B1-1・B1-2)を“日常会話レベル”、レベル8からレベル10(CEFR-J B2-1以上)を“ビジネスレベル”と定義して分析を行ったという。
分析結果詳細
1. ユーザー全体:英語学習の目的

ユーザー全体の約半数(46.4.%)が「日常の場面で使いたい」という目的で英語学習をおこなっている。「日常の場面で使いたい」のほかに、約4人に1人(24.7%)が「ビジネスの場面で使いたい」と回答。
2. ユーザー全体:レベルチェックテストの結果について
レベルチェックの評価項目別スコア

スピーキングレベルを「発音(pronunciation)」「流暢さ(fluency)」「正確性(accuracy)」「表現の幅(range)」「文章構成(volume)」の5つの項目を各10段階(10点満点)で評価。
そのうち、ユーザー全体の平均スコア分析すると、「発音(pronunciation)」「流暢さ(fluency)」は評価が高いものの、「正確性(accuracy)」「表現の幅(range)」「文章構成(volume)」は評価が低い傾向。
国際基準に準拠したレベルチェックテスト総合評価

CEFR-Jのレベルに準拠して分析すると、60.8%の人が「会話が苦手(CEFR-J A2-2以下)」であると判定され、「日常会話レベル(CEFR-J B1-1・B1-2)」と判定された人が31.5%、「ビジネスレベル(CEFR-J B2-1以上)」であると判定されたのがわずか7.7%だった。
3. 英語試験高スコアの人の傾向分析
レベルチェックテストを受けた人のうち、「過去の英語の試験結果」の質問に対し「TOEIC® 945点以上・英検®1級」と回答した人304名に絞り、英語学習の目的やレベルチェックテストの結果について分析をおこなった。
英語学習の目的

「TOEIC® 945点以上・英検®1級」と回答した人6割以上(63.8%)が「ビジネスの場面で使いたい」という目的で英語学習をおこなっている。
レベルチェックの評価項目別スコア

「TOEIC®945点以上/英検®1級以上」と回答した人のうち、半数以上である54.6%が「ビジネスレベル」(CEFR-J B2-1以上)未満の英会話力であると判定。
スピークバディ担当者コメント
「4技能を習得することに加え、アウトプット量を確保することが英会話力の向上の近道」(スピークバディ マーケティング責任者 緑川貴章氏)
弊社のレベルチェックテストの結果から、検定の高得点者が必ずしもスコア同等のスピーキング力を備えているわけではないことが浮き彫りになりました。4技能を習得することに加え、弊社のアプリでアウトプット量を確保していただくことが英会話力の向上の近道になると信じています。
スピークバディは、ユーザーのレベルに応じた英会話力を高めるためのカリキュラムを用意しているので、ぜひ活用いただければ幸いです。
AI英会話「スピークバディ」について

音声認識、会話AI、デジタル音声等の技術を活用した英会話レッスンを行うことができるストレスフリーなAI英会話アプリ。
2021年10月現在、累計130万ダウンロードを突破。
従来の人との対話ではなく、感情豊かなAIキャラクターと対話をしながら発音やフレーズ、単語、イディオムなどを学ぶことが出来る新しい英会話学習サービスである。
「第二言語習得理論」に基づいた学習モードで英会話の習得をサポートするほか、機械学習や自然言語処理、ディープラーニングによって、発音を採点することができる。
オンライン英語コーチング「スピークバディ パーソナルコーチング」について

TOEIC900点以上または英検®1級レベルの厳選された専属英語のコーチが12週間、1日1時間の自主学習をサポートするオンライン英語コーチングサービス。
完全オンライン化により、忙しい人でも隙間時間を活かしながらの学習が可能になるとともに、12週間で184,800円(税込)とリーズナブルな価格でサービスを提供している。