「Libry」十文字中学・高等学校での教育効果を検証、1人1台端末を活用し難関大(S3)・難関大可能レベル(A1)の生徒割合が増加

デジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」を提供する株式会社Libry(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:後藤 匠)は、1人1台のICT端末とデジタル学習教材を活用した教育効果について、十文字中学・高等学校(所在地:東京都豊島区、学校長:横尾 康治)での検証結果を発表した。

十文字中学・高等学校では、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」にさきがけ、2019年より、高校1年生からタブレット型パソコンを1人1台導入し、個別最適化された学びや情報活用能力の育成に向けて実践しており、効果を上げている。

さらに2019年からは、希望者を対象にリブリーを導入。2020年からは数学の授業において、リブリーを活用している。

十文字中学・高等学校における「Libry」検証結果概要

主な検証結果

タブレット型パソコンとリブリーを活用した生徒の全国模試の結果S〜D(各ランク3段階設定、15段階評価)の中で、

💡A2(難関大可能レベル)が減り、S3(難関大レベル)およびA1(難関大可能レベル)の生徒割合が増加

全国模試結果の変化1

💡B2・B3(国公立大・中堅私立大可能レベル)の生徒割合が減り、A3(国公立大・中堅私立大レベル)、B1(国公立大・中堅私立大可能レベル)が増加

全国模試結果の変化2

検証概要

  • 対象:高校1年生
  • 科目:数学
  • 比較年:2018年〜2020年の3年間
  • データソース:全国模試の毎年1月の結果
  • リブリー導入年度:2019年〜

今回の取り組みの背景

十文字中学・高等学校にて、数学を担当される黒田先生は、これまでの数学教育について、「一人ひとりの理解度に合わせた宿題を出すことが難しい」「十分な個別指導の時間が取れない」「問題集がうまく活用されていない」という3つの課題があると感じていたという。

①一人ひとりの理解度に合わせた宿題を出すことが難しい

  • 学力向上のためには、大量の宿題を生徒に出す必要があると考えていた。
  • 課外活動などで忙しい生徒や数学が苦手な生徒は、すぐに解答を見てしまうこともあった。
  • 内容を理解している数学が得意な生徒も、出された宿題に時間を費やしていた。
  • 時間の制約から、大学受験、もしくは課外活動、どちらかを諦めなければならない、という生徒もいた。

②十分な個別指導の時間が取れない

  • 先生側も、大量の宿題をチェックするのに時間がかかる。
  • 数学の苦手な生徒に対する個別指導が必要だが、時間が取れない。さらに得意な生徒の学力を伸ばす指導にも時間が取れない。
  • 生徒側からは「数学な苦手な生徒ばかりでなく、得意な生徒にも時間を割いてほしい」との声もあった。

③問題集がうまく活用されていない

  • 「教科書」「傍用問題集」「参考書」のほかに、「入試問題集」「大学別入試過去問」などを活用。
  • それぞれの内容が重複していたり、量が膨大だったため、問題集の中には活用されていないものもあった。

リブリー導入後の効果

①生徒一人ひとりの学習状況や理解度に合わせた学習(個別最適化学習)

リブリーには「学習履歴」が蓄積されるため、生徒の学習状況や理解度に合わせた学習をサポートしてくれる。

これまでは難しいと感じていた一人ひとりの理解状況に合わせた学習に生徒自身で取り組めるようになった。

②生徒の個別指導時間の確保(教員の業務負担軽減)

リブリーは、オンライン上で生徒への宿題の出題と回収ができ、クラス全体、生徒個別の正答率の傾向分析までできるので、教員の業務負担を軽減することができる。

その結果、空いた時間を生徒の個別指導に充てられるようになった。

③問題集の有効活用(書籍を横断した類似問題の自動抽出)

これまでは、生徒によっては、購入後に十分活用できていない問題集があった。

リブリーの導入後は、独自の「学習要素」による類似問題の自動レコメンド(推奨)機能により、書籍を横断した問題提示ができるようになり、これまであまり活用されていなかった問題集を有効に活用できるだけでなく、効率的な学習も実現できた。

十文字中学・高等学校 数学科教諭 黒田 雅幸先生からのコメント

私は、リブリーを知ったとき「生徒一人ひとりに合った学習ができる」と聞いて導入しました。

個別最適化学習の本格導入という新しいチャレンジで一部戸惑う声もありましたが、生徒が想像以上にリブリーを使いこなしてくれたおかげで、数学が苦手な子も得意な子も学力を伸ばすことができたのではないかと感じております。たとえば、模試の前になると、以前解いた問題のノートチェックなど、過去に利用した問題を再利用し、知識定着を確実なものにしています。

リブリーは、使えば使うほど生徒に対して個別最適化教材になっていると強く感じました。教師としても、できる生徒には声がけをする、苦手な生徒にはフォローするなど、生徒それぞれの学力にあった指導を行うことができました。

十文字高等学校の生徒からのコメント

私はリブリーを3年間使い続けています。それまでは大量の教科書や問題集を勉強する度に持ち帰っていて、カバンをかけている肩に赤く擦れた痕が出来てしまうこともありました。リブリーを使ってからは、問題集や参考書などを持ち帰ることはなくなり、通学カバンが軽くなりました。

それだけでなく、リブリーでは解答を自分のタイミングで見ることが出来るため、どの部分で手が止まって分からなくなったのかが把握しやすく、効率よく勉強することが出来ます。解いた問題数や演習時間も数値化されていたのでやる気が起きない時にはそれを見て、「ここまでグラフが伸びたら終わりにしよう」、「先週はもっと頑張っていたからそれを超えられるようにしよう」と思えて自分のモチベーションにもなりました。その特定の問題を何回解いたのかも分かるので、自分がどのくらいの演習量をどのくらいの期間までに積まなければいけないのかも分析することが出来ます。

私は数学のみの利用ですが、リブリーを使うことが出来たおかげで計画を立てやすくなり、定期テスト対策をしやすくなりました。模試対策でも問題検索機能を使って自分が必要だと思う問題を瞬時に探し出すことが出来るので質の高い勉強が出来ていると思っています。

今後について

今後も、リブリーは、生徒1人ひとりの興味・能力・状況に合わせて適切な指導や情報を適切なタイミングで提供できる”学習エコシステム”を構築するべく、1人1台端末とデジタル学習教材を活用した学力向上だけに留まらず、さまざまな教育効果について検証していく。

「Libry(リブリー)」について

「Libry」は、デジタル教材とAIドリルの特性を併せ持つ、デジタル教材プラットフォーム。

現在14社の出版社、260冊以上のデジタル教材に対応し、1つの端末で複数の教材や問題集を管理することができるほか、学習履歴に基づいた「類似問題」機能等で、生徒一人ひとりの学習状況や理解度に合わせた個別最適化学習を実現する。

2022年4月には、デジタル教科書への対応も予定している。