小学館の育児メディア「HugKum」がコロナ禍のおうち遊びを調査

株式会社小学館(東京都千代田区)の第一児童学習局が運営する育児メディア「HugKum」(はぐくむ)は、コロナ禍における子どものおうち遊びの様子を調査し、結果を発表した。

コロナ禍における子どものおうち遊びの様子 調査結果概要

HugKumは現在、月間約800万PV、500万UUを集客する、未就学児〜小学生の子どもを持つ保護者のための育児・教育情報メディア。

コロナ禍の中、大人だけでなく子どもの生活も大きく変化している。

HugKumでは、コロナ禍での育児・おうち遊びに関する悩みを大調査。

寄せられたアンケートから、「外遊びが減った」「友達と遊ばなくなった」などアクティブな活動が減り、自宅で過ごす時間を持て余していることがわかった。

家庭によっては在宅勤務が続き、子どもを静かにさせるためテレビや電子機器を見せてしまうなど切実な悩みも。

新しい働き方が定着する一方で子どもの遊びに制限がかかっているようだ。

またコロナ禍ではあるが、子どもの伸ばしたい力についてもリサーチ。保護者がどのような力を育てたいと考えているのかも合わせてリサーチし結果を発表した。

調査概要

  • 調査期間:2021年4月27日(火)19時~5月10日(月)23:59
  • 調査対象:HugKum WEB会員の保護者(男女)
  • 有効回答数:1090

※グラフの単位は[人]。

調査結果

1)コロナ禍における子どもの様子

設問:コロナ禍でのお子さんの活動で増えたものはなんですか?(複数選択可・グラフ単位[人])

設問)コロナ禍でのお子さんの活動で減ったものはなんですか?(複数選択可・グラフ単位[人])

コロナ禍で増えた活動は「テレビを観る」が圧倒的に多く、ついで「ゲームをする」が2位に。「本を読む」という子どもも増え、おうち時間を有意義に活用している様子も伺えた。

減った活動は、「友達と遊ぶ」「外遊び」「公園に行く」というアクティブな遊びがぐっと減ったことがわかった。

設問)コロナ禍でお子さんの気になる行動は?(複数選択可・グラフ単位[人])

普段通りの生活が戻らない中、子どもの気になる行動は「ゲームやスマホを見過ぎる」という結果に。

在宅勤務で静かにしてもらうためテレビやゲームに頼りたくなることもあるかもしれない。

このほか「イライラしていることが増えた」「情緒不安定」といった精神的な不安を感じている子どもも増えているようだ。

思い切り運動することができなくなったり、友達との遊びが減ったことにより、子どもの成長に不安を感じている様子が見えた。

2)コロナ禍で、制約の多い生活を送る中でも子どもの能力を伸ばしたい、と切に願う保護者が、子どものどんな能力を伸ばしたいと考えているのか

設問)お子さんのどんな力を伸ばしたいですか?(選択肢より3つ選択・グラフ単位[人])

子どもに伸ばしてほしいと考えている力は「創造力」が1位に。

仕事の種類やライフスタイルが大きく変わる可能性がある子どもたちの未来。自分で考え創り出す力はこれからの未来を生きる子どもたちに必要な能力と言えるだろう。

次に多かった回答は学習でも必須の「集中力」だった。

保護者が満足できる子どものおもちゃとは

コロナ禍が続く中で子どものおうち時間を有意義に、そして能力を伸ばす遊びとは?

コロナ禍の悩みを解決できて、子どもの能力を伸ばしたいと考える保護者が本当に満足できるおもちゃは何か?

手先を使ったデジタルオフの遊びはたくさんあるが、今回はビーズ遊びで非常に人気のある「アクアビーズ」を読者モニターに体験してもらい、保護者が求める「創造力」「集中力」のアップに「アクアビーズ」は効果があるのかを調査。

アクアビーズとは

「アクアビーズ」はイラストシートに合わせてビーズを並べ、きりふきでお水をかけるだけで簡単にビーズアートが作れるメイキングホビー。

専用のツールが充実・進化しているため、遊び方は無限大! 小さい子どもだけでなく幅広い人が楽しめる。

調査内容

  • モニター実施期間:5月22日(土)~5月30日(日)
  • 体験者:小学1年生から3年生 男女 100名)
  • 調査方法:エポック社による脳波調査(2021年6月27日(日)公立諏訪東京理科大学にて調査/年長6歳から小学3年生までの男女、モニター13名)

HugKum読者モニター100名に「アクアビーズ」を体験してもらい、子どもの様子をヒアリング。

調査結果

設問)アクアビーズで遊んでみた様子を教えて下さい。(複数選択可・グラフ単位[人])

体験した子ども達の8割以上が「集中して遊べていた」と回答。

「アクアビーズ」は細かいビーズを使って作品を作るため、集中して取り組んでいた子どもが多いようだ。

また、半分以上が「スマホなどの電子機器やゲームから離れた遊びができた」と回答した。

設問)アクアビーズで遊んで良かったことを教えてください。(複数選択可・グラフ単位[人])

「楽しそうだった」「夢中になっていた」という声が多く寄せられた。

「つまらなそうだった」と回答した方は0人。「集中力を高めたい」と考えている保護者にとっても、良い結果が出た。

設問)アクアビーズをまた買いたいと思いますか?

100名の体験者のうち92人、92%がまた買いたいと回答。子どもから「ビーズをもっと買い足してほしい」ととせがまれた保護者が多数となった。

調査の様子

1.アクアビーズを行っている最中は、前頭前野が特に活性化していた。前頭前野は、目の前の障害や誘惑に惑わされずに目標を達成するための「実行機能」(ワーキングメモリ、反応抑制、行動の切替)に関わる部分。

2.右の脳活動がより活性化していた。アクアビーズでは空間認知力を使うため、それに関わる右前頭前野がより活性化したと考えられる。また、細かい作業で注意力が必要となり、右の脳活動が高まったと推測される。

3.脳のリズムをつかさどる部分が活性化し、テンポよく作業していたと考えられる。

4.「実行機能」(ワーキングメモリ、抑制、切替)に関わる前頭前野が特に活性化していた。
集中して取り組んでいたと考えられる。

篠原先生考察

アクアビーズ遊びは「細かい部分を把握して場所に置いていく」ということをやっているので集中力を要求され、かつどの位置に移動させるのか確認し一時的な記憶を使いながら作業しています。この前頭葉の主たる機能である、ワーキングメモリと言われる力が盛んに使われていることが証明できると思います。

このアクアビーズ遊びで特徴的なのは、右と左の前頭葉の活動が高まるうちに、他の部位の活動がかなり抑制されている点だと思います。これは、細かい部分に集中することで、他の余計な脳活動を抑制するのだろうと推測しています。

HugKum では「アクアビーズ」を体験した子どもの作品例や、体験コメントなどをまとめた記事を配信している。