パーソルキャリア、小中学校向けキャリア教育 講師派遣授業で新プログラム「しごと市場」を提供開始

転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎、以下パーソルキャリア)は、全国の小・中学校に無償で提供しているキャリア教育 講師派遣授業(出前授業)「“はたらく”を考えるワークショップ」で新プログラム「しごと市場」の提供を開始したことを発表した。

新プログラム「しごと市場」について

新プログラム「しごと市場」は、さまざまな業界・業種からパーソルキャリアに転職した社員や、採用支援業務を通じて担当業界のプロフェッショナルとして顧客と向き合う社員が講師役となり、それぞれが経験してきた業界・業種についての紹介や「なぜ最初の会社や業界に就職したのか」「なぜ今の会社や業界に転職をしたのか」「将来はどのようなキャリアを歩みたいのか」などを児童・生徒とパーソルキャリア社員が対話するオンラインワークショップ。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ワークショップはオンライン形式で実施されている。なお、各学校の希望に応じてソーシャルディスタンスを確保のうえ、対面でも実施している。詳細は要問い合わせ(2021年8月現在)。

特徴

学校の先生の声から生まれた新プログラム

「小・中学校向け“はたらく”を考えるワークショップ」の新プログラム「しごと市場」は、「コロナ禍で、職業体験・職場体験を控えているが、子どもたちが多くの大人と接し、多様性を身につける機会をつくりたい」、「今の時代に合ったリアルな仕事選びや将来の生き方を生徒たちに知ってもらいたい」という小・中学校の先生たちの声から生まれた。

特徴①:一度に複数の業界・業種の話を聞くことができる。児童・生徒が興味のある分野を選べる

企業が学校に提供している一般的な社員派遣授業(出前授業)では、自社や自分たちの業界・仕事の紹介が中心となるが、本プログラムでは、それぞれ異なる業界を経験した社員たちから、各業界の話を聞くことができる。

一度に複数の業界出身の社員がワークショップに参加するため、児童・生徒一人ひとりが興味を持った分野を主体的に選んで話を聞くことも可能。

特徴②:転職という選択も含めたリアルなキャリアの築き方を知ることができる

これからの子どもたちは、終身雇用ではなく、転職が当たり前の時代を生きる「転職ネイティブ世代」※である。

本プログラムでは転職を経験した社員たちへのインタビューを通じて、最初の仕事(ファーストキャリア)を選んだ理由と併せて、転職という選択肢も含めたリアルなキャリアの歩み方を知ることができる。

新しい時代を生きる子どもたちに、どのようなキャリアを描きたいか考えるヒントを提供する。

※「転職ネイティブ世代」とは、将来転職することを意識しながら就職活動をする(最初の仕事=ファーストキャリアを選ぶ)ことが当たり前となった世代として、転職サービス「doda」が2021年に発表したキーワード。経済界のリーダーによる「終身雇用の維持は難しい」といった主旨の発言が目立った2019年以降に就職活動を始めた世代を指している。(出典:パーソルキャリア「新卒入社直後のdoda登録動向」)

先行実施の様子

愛知県西尾市立鶴城中学校の中学2年生の生徒350名(9クラス)を対象に先行実施

本格的な提供に先駆け、2021年7月16日に愛知県西尾市立鶴城中学校の中学2年生の生徒350名(9クラス)を対象に本プログラムをオンラインで実施。

パーソルキャリアからは、IT、ウェディング、エンターテインメント、コンビニ、医療、銀行、証券、保険、航空、人材、製造の11業界出身者が参加し、各業界や自身のキャリアについて紹介、生徒からのさまざまな質問に回答した。

プログラムに参加した先生からは

授業前は『仕事は生きるためにしているもの』というような、つらい面を考えている生徒が多かったが、プログラムを通して、つらさと同時にやりがいがあるからこそ大人たちは頑張れているなど、働くことや生き方を考えるきっかけになったと思う。

生徒からは、

  • 人のために働くということはどの仕事にも共通していて、私も将来誰かのことを思って働きたいと思いました。
  • 人生は欲張りな方が楽しいという言葉を聞いて、もう少し自分のやりたいことに挑戦してみようという気持ちになりました。

といった感想が聞かれた。今後は先生とともに教育効果の検証を進めるともに、内容をアップデートしていくという。

 「小・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」企画責任者のコメント

パーソルキャリア株式会社 ミッション推進部 キャリア教育推進グループ 竜田 遼(たつた りょう)氏

新型コロナウイルス感染拡大の影響による、就業体験や校外学習の中止を先生や教育関係者の方々から伺い、「”はたらく”を考えるワークショップ」では、子どもたちに多くの大人と接し、多様性を身につける機会を提供していきたいと考えております。

今回は、複数業界での就業経験がある社員や、担当業界のプロフェッショナルとして顧客と向き合う社員が多い当社やグループ企業の特長を活かし、さまざまな業界を知ることができるプログラムを設計しました。講師役の社員が業界知識などを伝えるだけではなく、児童・生徒からの質問を受けながら双方向でコミュニケーションを取りながら進めていくものとなっています。

今後も、子どもたちに、就職活動よりも早い段階で世の中にある業界や仕事に触れてもらい、仕事や「はたらく」を意識し、興味関心につなげることができるよう、引き続き先生方との連携を強化してまいります。このコロナ禍においても、子どもたちのキャリア教育の機会を減らすことがないように、全国各学校で本プログラムを活用いただけると幸いです。

竜田 遼氏 プロフィール

パーソルキャリア株式会社 戦略人事部 兼 キャリア教育推進グループ

大学卒業後、ウェディングプロデュース会社にてキャリアをスタート。その後、医療系人材紹介会社、現職のパーソルキャリアにてキャリアアドバイザーとして6年間個人の転職支援を行う。

2018年10月に戦略人事部に異動し、担当事業部の人事評価制度運用や事業課題に応じた組織・人材開施策を行う事業人事に関わりながら、パラレルでキャリア教育を全国で推進。全国の小・中学校での授業や、教員研修なども実施している。

2021年6月に、これらの活動を行うキャリア教育推進グループが会社組織として正式に発足。それに伴い、戦略人事部と兼務。

「小・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」について

「“はたらく”を考えるワークショップ」は、パーソルキャリアが全国の小・中学校に無償で提供している小学4年生から中学3年生を対象にしたキャリア教育プログラム。

日々さまざまな人や企業の「はたらく」に向き合い続けるパーソルキャリアのキャリアアドバイザーらが講師を務め、現場で培った経験・知識をもとに、自ら主体的に判断しキャリアを形成していくための「生きる力」を養う授業を行っている。

2018年のワークショップ開始以来、全国延べ22校、2,194名の子どもたち(2020年12月時点)に授業を提供している。

本活動に対する同社の想い

~キャリア自律/キャリアオーナーシップがあふれる未来を目指して~

パーソルキャリアでは、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、働く一人ひとりが自らの機会と可能性を正しく知り、選択し、行動できる「キャリア自律/キャリアオーナーシップがあふれる社会づくり」を進めている。

その一環として取り組んでいるのが、全国の小・中学校に無償で提供している「“はたらく”を考えるワークショップ」である。

日本では、多くの子どもたちが「はたらく」に対して「大変そう」「忙しそう」といったイメージを持っていると言われているが、本当にそれでいいのだろうか―?

子どもたちの「はたらく」をもっとワクワクするものに変えたい。子どもたちが自らの意志と責任で人生を選ぶことができる世界をつくりたい。そんな想いのもと、同社は活動を続けている。