子ども向けオンライン英語学習プラットフォームのNovakidが約38億2,000万円を調達

AIを活用したデジタルプラットフォームにより、4歳から12歳までの子ども向けのオンライン英語学習を提供するEdTechスタートアップのNovakid(ノバキッド 本社:アメリカ・サンフランシスコ)は、Owl VenturesとGoodwater Capitalをリード投資家とし、シリーズAの投資家であるPortfoLion、TMT Investments、Xploration Capital、LearnStartに加え、シードの投資家であるLETA CapitalとBonAngelsを引受先として、3500万米ドル(約38億2,000万円)のシリーズB、第三者割当増資を実施したことを発表した。

今回の資金は、Novakidが、アジアの新市場への進出、既存市場(欧州、中東・北アフリカ)での地位の強化、オリジナル教育コンテンツの開発、顧客のロイヤルティと満足度を高めるための新しいゲーミフィケーション・プラットフォームの立ち上げなどに活用される。

Novakidの学習形式は、双方向のデジタルカリキュラムと、生徒とネイティブスピーカーの教師が英語を使って行うマンツーマンのライブセッションを組み合わせたもので、英語学習に100%没頭することができる。

このプラットフォームには、デジタル教材を活用したレッスン、googleストリートビューを使ったオンラインツアー、英語学習ゲーム、A Iシステムを利用した生徒の進捗状況の評価などがあり、生徒一人ひとりに合わせた学習プログラムが用意されている。

2021年、Novakidのアクティブな顧客数の増加数は、前年比約700%に達し、月次成長率は14.8%にも達している。

Novakidが提供するレッスンは、2021年6月に220万の大台を突破し、毎月41万以上の新規予約が入るレベルに達している。

2021年末には、英語を母国語とする教師が3,000人に達する見込み。

2021年6月現在、顧客の80%を欧州が占め、中東と北アフリカ15%、アジア太平洋地域5%となっている。

J’son & Partners Consultingによる2021年5月~6月の最新調査では、Novakidは欧州における子ども向けオンライン英会話スクールの第1位に選ばれている。

第二言語としてのオンライン英語教育の世界市場規模は、2021年に100億ドル、そのうち子ども向け分野では30億ドルに達すると推定されており、2030年までに、これらの市場はそれぞれ380億ドル、250億ドルにまで成長すると予想される。

専門家は、学習プロセスを支援する技術の発展だけでなく、グローバル化や国際的な大企業におけるマルチリンガル人材の需要の高まりなどがオンライン英語学習の人気を高めていると説明している。

Novakidの共同創業者兼CEO Max Azarov氏のコメント

Novakidの目標は、21世紀中に国境のないコミュニケーションを育み、世界をより良くしていくことです。人口の20%が英語を話す世界において、英語学習市場は飛躍的に成長する傾向にあります。また、子ども向けESL市場は、さらに政府による教育のオンラインへの移行に伴い、新しい形態の教育が受け入れられるようになったこともあり、多くの新しい国がオフラインからオンラインへと徐々に切り替えていて、今後10年間で大幅に成長すると予想されています。

今回、EdTech/Consumer分野における最高の投資家2名を迎えて投資家層を強化したことで、ESL市場で大きなシェアを持つユニコーン企業を作るための準備が十分に整いました。

Novakidの共同創業者兼COO Dmitry Malin氏のコメント

過去2年間、Novakidは生徒数と収益の両方で優れた分散型の牽引力を発揮してきました。今回の投資に支えられて、地理的拡大と製品開発による急成長を維持し、高い顧客満足度と強い定着率を達成しながら子ども向けESLを革新するというNovakidの狙いを大胆に実行することができます。

Novakidの共同創業者でカリキュラム・ディレクター Amy Krolevetsky氏のコメント

ゲーミフィケーションのプラットフォームと洗練されたコンテンツを組み合わせることで、第二言語としての英語学習をより効果的で双方向のものにし、生徒がより多くの時間を勉強に費やすようにしています。また、欧米の言語研究所との連携を拡大し、究極の学習体験をさらに向上させる計画もあります。

Owl Venturesは、EdTechに特化した世界最大のベンチャーキャピタルファンド。

Owl VenturesのJudy Park氏は、

Novakidは、子どもたちに、楽しく、魅力的で、効果的な英語学習体験を提供しています。言語教育対するチームの情熱と、欧州をはじめとする世界各地に進出する能力に感銘を受けています。世界中の子どもたちにサービスを提供するために、製品の革新と市場の拡大を継続的に支援することでこのチームと提携できることを非常に嬉しく思います。

と述べている。

Goodwater Capitalは、コンシューマー・テクノロジー市場に特化した大手ベンチャーキャピタル。

Goodwater CapitalのEric Kim氏は、

Novakidは、障壁のないコミュニケーションと世界の知識ベースへのアクセスというミッションを実行する、将来性のある急成長中の英語学習企業であり、支援できることを嬉しく思います。Novakidのテクノロジーは、英語を母国語としない国の子どもや若者に、シンプルで効果的な英語学習方法を手頃な価格で提供しているのです。

とコメントしている。

PortfoLionのAurel Pasztor氏は次のようにコメントしている。

私たちが1年も前にラウンドAで説明した国際的な拡大戦略をNovakidが順調に実行しているのを見て、非常に嬉しく思っています。Owl社とGoodwater社による今回の投資と支援により、欧州と中東・北アフリカ市場での幼稚園児から高校生までを対象とするオンライン英語教育における同社の主導的地位はさらに強固なものとなるでしょう。

Novakidについて

Novakidは、4歳から12歳までの子どもを対象に、ネイティブスピーカーの認定教師による個人レッスンを提供するオンラインESL学習プラットフォームで、AIによるデータ抽出と分析を行っている。

米国で法人化され、欧州とMENAを中心に40カ国以上に生徒を抱えており、ポーランド、スペイン、イタリア、ドイツ、トルコ、アラブ諸国、ロシアに大きな顧客基盤を持っている。