計画を達成するカギは「モチベーション維持」と「時間への意識」 約8万人の高校生を東進が調査

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)を運営する株式会社ナガセは、2021年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して独自アンケートを実施した。

その中から今回は、学習計画の達成状況と達成するためのポイントに関する調査結果を発表した。

1.高校生の7割が学習計画を立てるが、達成できるのはそのうち約2割

グラフ1は、「どのように計画を立てて勉強しているか」についてのアンケート。

およそ7割が学習にあたって計画を立てており、学年が上がるにつれて学習計画を立てる高校生が増えていくことがわかる。

グラフ1と同じ質問の回答のうち、学習計画を立てるグループ(「計画を立てるが学習量を達成できない」「計画を立てて学習量を達成できる」の2つ)を取り出して、立てた学習計画を達成できるかどうかを見たのがグラフ2。

高校生計で 22.6 %、最も高い高3生でも 23.8 %と、計画を達成できるのは少数派であるといえる。

2.学習計画を立てる上での課題はモチベーションを保てるかどうか

グラフ3は、「学習計画を立てる際に困ること」を聞いたアンケート結果(その他を除く)。

どの学年も、最も多いのは「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という回答で、「目標はあるが、具体的に何をすべきかわからない」が続く。

高2生・高1生は「部活や課外活動との両立が難しく、時間が確保できない」という回答も多くなっている。

3.学習計画を達成するカギは、時間を意識した計画立案にあり

上のグラフはこれまで見てきた「どのように計画を立てて勉強しているか」と「学習計画を立てる際に困ること」の関係を見たもの。

グラフ2と同様に学習計画を立てるグループを取り出し、達成の有無で①・②の2つのグループに分け、困ることに差があるか調べた。

2つのグループを比較すると、一番大きな悩みである「モチベーションを保つ自信がない」の割合に差があった。

学習量を達成できるグループ①は、達成できないグループ②に比べて、計画を立てる段階で「モチベーションを保つ自信がない」という悩みが少ない傾向にある。

もう一つ、ポイントとなるのが「部活や課外授業との両立が難しく、時間が確保できない」という悩み。

こちらは、学習量を達成できるグループ①の方が多い傾向にある。

計画を立てる段階で「時間が確保できない」という悩みを持つグループの方が学習量を達成できているというのは、一見矛盾しているようにみえる。

しかし、部活や課外活動により勉強できる時間が限られているのは、どんな高校生でも同じ条件である。

時間が限られているということを理解し、学習時間を確保し実現可能な学習計画を立案するからこそ、その計画を達成できると考えることができる。

※回答数:85,312件(高校生のみ、中学生除く)

「全国統一高校生テスト」・「全国統一中学生テスト」について

「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」は、それぞれ年2回(6月と10・11月)実施する東進模試。

日本全国の高校生・中学生を対象に、これまで無料招待で実施しており、1回の受験者は15万人以上。

東進生以外の一般受験者も多く受験している。

日本全国の高校生に学習のヒントやスタートのきっかけを提供するとともに、日本各地の優秀な人財を発掘・育成することを目的としている。

成績優秀者を対象に決勝大会も実施している(2021年6月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で決勝大会はオンラインで実施)。