デジタルハーツとHASSYADAI social、「エシカルハッカー発掘・育成プロジェクト」が経産省「未来の教室」実証事業に2年連続で採択

株式会社デジタルハーツ(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社⻑:二宮 康真、以下「デジタルハーツ」)と一般社団法人HASSYADAI social(本社所在地:東京都港区、代表理事:勝山 恵一、以下「ハッシャダイソーシャル」)が共同開発した「エシカルハッカー(※)発掘・育成プロジェクト」が、昨年度に続き、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されたことを発表した。

昨年度実施したキャリア講演やワークショップに加え、インターンシップやゲーム形式講座など、より実践的な内容を約250名の高校生に提供する。

また独自の研究チームを発足し、学術的な検証も行う。

エシカルハッカーとは⾼い倫理観と道徳⼼を兼ね備え、コンピュータやネットワークに関する⾼度な技術や知識⽤いて悪意を持つハッカー(クラッカー)からの攻撃を防ぐ活動等を⾏う技術者を指す。

「エシカルハッカー発掘・育成プロジェクト」概要

事業名

エシカルハッカー発掘・育成プロジェクト

参加校

豊田工科高等学校 約120名(電子機械科・電子工学科)、クラーク記念国際高等学校 約40名(CLARK NEXT Tokyo/主にゲーム・アプリコース)、明蓬館高等学校 約40名(SNEC/CONEC)、ルネサンス高等学校 約40名(eスポーツコース)

内容

高校生がエシカルハッカーの仕事を学び、実践するキャリアプログラム

  • オンライン:①キャリア講演 ②オンラインコミュニティでの伴走支援
  • オフライン:③実践型ワークショップ ④ゲーム形式講座 ⑤就労体験(インターンシップ)

内容詳細

今回のプロジェクトでは、昨年度の成果を踏まえ、エシカルハッカーとしての実践的なスキルやマインドを身につけるために、オンラインとオフラインで5種類のプログラムを実施する(※)。

  • オンライン
    • ①現役のエシカルハッカーによる講演会
    • ②オンラインコミュニティでの継続的な伴走支援
  • オフライン
    • ③実践的なスキル・マインド習得を行うワークショップ
    • ④講師や生徒間の交流を通じたマインド醸成を主たる目的としたゲーム形式の講座
    • ⑤デジタルハーツ社でのインターンシップ

また、国士舘大学・一般社団法人スクール・トゥ・ワークに所属する研究員等による学術的な検証を行い、今回の成果を可視化し、更なるプログラムの改善に繋げる。

※新型コロナウイルスの状況を鑑み、学校によってオフライン・オンラインの実施体制を変更する場合がある。

プロジェクト開発の背景

「エシカルハッカー発掘・育成プロジェクト」は、通信制・工科高校に通う生徒が高校卒業後に情報セキュリティ人材として活躍するための実践型キャリアプロジェクト。

現在、少子化により高校数は減少傾向にある中で、広域通信制高校は増加傾向にある(※参照:2021年1月19日「通信制高等学校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議(第6回)会議資料」)。

現在、約20万人が広域通信制高校で学んでいるが、進路未決定のまま卒業する生徒が4割近くに及ぶなど、卒業後の進路に不安を抱えている若者が多く存在している。

一方で、こうしたデジタルネイティブ世代の若者はICT領域、特に情報セキュリティ分野に親和性が高い者も多いため、本プログラムの参加者は、情報セキュリティ人材が19万人以上不足しているという現状(※参照:総務省 平成30年度「我が国のサイバーセキュリティ人材の現状について」)を解決するための貴重な人材となることが期待される。

デジタルハーツは、ソフトウェアテストやセキュリティなど様々なITサービスを提供している。

なかでもセキュリティ分野においては、同社に登録する約8,000名のテスターの中からセキュリティエキスパートを育成する独自の教育プログラム「デジタルハーツ・サイバーブートキャンプ(DH-CBC)」を通じて、日本における情報セキュリティ人材不足の解消に努めている。

また、昨年度よりデジタル機器に慣れ親しんだ「デジタルネイティブ」といえる若年層の可能性に着目し、高校生のうちから情報セキュリティ人材と接点を持つことのできる本事業の共同開発を行ってきた。

ハッシャダイソーシャルは、全国150校以上の高校にキャリアプログラムを届ける中で、学校によっては高校卒業後に「ホワイトカラー」と呼ばれる事務系やIT系の職業への進路選択を行いづらい現状があることに課題意識を持ったという。

そこで高校生に「エシカルハッカー」を選択肢の一つとして届けることできる本事業の共同開発に至った。

「未来の教室」採択の経緯

このプロジェクトは、昨年度に続き、経済産業省の⽬指す「未来の教室」実現に向けた3つの柱の1つである「学びの⾃⽴化・個別最適化」と親和性が⾼いことから、昨年度に続き2021年度「未来の教室」実証事業に採択された。

「未来の教室」実証事業は、政府が進める「GIGAスクール構想」に基づき1人1台端末とEdtech(エドテック)を活用した新しい学びを実証するプロジェクト。

コロナ禍で世界的にオンライン授業などの新しい学び方が普及していく中で日本も例外ではなく、実証事業を通じて得られた知見を全国の学校に発信し、横展開していく試みが行われている。

今後の展開

デジタルハーツとハッシャダイソーシャルは、今年度のプロジェクトの知見を活かし、より多くの学校や自治体への提供、エシカルハッカーの就労に繋がる仕組みの構築など更なる事業の継続・拡大を目指し、一人でも多くの若者の可能性を広げるきっかけづくりを行う。

監修

インクルージョン研究者,博士(障害科学),国士舘大学非常勤講師・野口晃菜、一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事・古屋星斗

実施期間

2021年7月~2022年1月

昨年度のようす

授業風景

生徒の声