大日本印刷、AIで子ども達の興味・関心を育む「魔法のような虫めがね(仮称)」のプロトタイプを開発

大日本印刷株式会社(DNP)は、AI(人工知能)を活用して、子どもたちに「知ることの楽しさ」を伝えて、興味・関心を育む「魔法のような虫めがね(仮称)」のプロトタイプを開発したことを発表した。

このプロトタイプは、2020年12月に発表した同デモ機の後継機で、スマートフォンを使用して「親子の絆」を深めるコミュニケーションの実現を目指している。

今回、子どもの興味・関心を育み、「知る楽しさという読書体験」を提供していくため、2021年6月26日(土)・27日(日)・7月3日(土)・4日(日)の10~18時に、アカチャンホンポ TOC店(東京都品川区)で開催する「BabyTech TOUCH(ベビーテック タッチ)in akachanhonpo」で、実証実験を実施する。

「魔法のような虫めがね」概要

プロトタイプの特長

「魔法のような虫めがね」は、AIを搭載した専用の「虫めがね」を本などにかざすと、文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を音声や音楽で教えてくれる「魔法のような」情報機器。

  • 「虫めがね」で絵本を覗くと、文字や場面を認識して、最適な朗読音声やBGMを再生する。
  • 「虫めがね」で絵本や物体を覗くと、そのモノを認識して、最適な効果音や説明文を再生する。
  • 子どもが覗いた内容をアーカイブとして保存し、親等のスマートフォンのアプリで参照できる。

2020年12月のデモ機は、かざしたものを認識する機器と音を鳴らすコントローラーの2つで構成されていたが、今回のプロトタイプは、スマートフォンと連動させて、スマートフォン側で負荷のかかる処理を行うことで、機器をより安価にするとともに、小型化して持ち運びやすくした。

市販の絵本や図鑑などをそのまま利用することが可能。

子どもが気になったものに「魔法のような虫めがね」をかざすと、絵本であれば音声やBGMが、図鑑であれば生き物の鳴き声や乗り物の音、説明の音声などがスピーカーから聞こえてくる。

「魔法のような虫めがね」で子どもが見た画像等の記録を親のスマートフォンに送信し、さらにクラウドに送信して蓄積する。

親は自分のスマートフォンで、子どもが見た画像等に対応する音声を聞くことができる。

また今回、子供の行動のライフログを参照する機能、子どもの興味・関心を分析する機能を追加。こうした機能により、子どもが見ている世界や関心を共有でき、親子のコミュニケーションのきっかけ作りや深掘りにつなげていく。

想定活用例

  • 自宅や幼稚園・保育園での学び : 絵本や図鑑にかざすことで、文字やモノを覚え、学ぶ意欲や興味・関心を引き出す。
  • 英語学習 : 教材や身近なモノにかざし、英語の音声を返し聞き、英語学習に取り入れる。
  • 美術館・博物館での解説 : 美術品などにかざすことで、美術品に隠れた情報(逸話など)を「発見する体験」を提供する。

今後の展開

社会全体でDXの流れが加速するなか、DNPはサービスデザインから実際の製品・サービス開発まで実現できるDX人材の育成やチームづくりを推進しており、本プロトタイプもその一環で生まれた。

また、注力事業として「データ流通関連」「IoT・次世代通信関連」の事業に取り組むなかで、長年培ってきた出版業界との関係を活かしたサービスの開発や教育分野への展開にも注力している。

DNPは今後、「魔法のような虫めがね」を活用した新しい読書体験の拡大に向けて、共創パートナーを募り、読み聞かせや子どもに関するイベントでの実証実験を繰り返しながら、事業化を推進していく。

体験型ショールーミングイベント「BabyTechTOUCH」内での実証実験について

「魔法のような虫めがね」プロトタイプを活用した実証実験として、体験型イベントを「BabyTech TOUCH(ベビーテック タッチ)in akachanhonpo」の期間中(6月10日(木)~7月9日(金))の土日に行う。

この実験は、ユーザーの体験価値の検証や機器のユーザビリティの検証などを目的としている。

実証実験実施日時

2021年6月26日(土)・27日(日)、7月3日(土)・4日(日)の10時~18時 ※店舗の営業時間とは異なる。

場所

アカチャンホンポ TOC店(東京都品川区西五反田7丁目22−17 TOCビル5F)

アクセス : JR山手線・都営地下鉄「五反田駅」徒歩8分、東急池上線「大崎広小路駅」徒歩6分

参加方法

参加費は無料で、予約は不要。

*記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標。記載されている情報は発表日(2021年6月24日)現在のもの。最新の情報とは異なる場合がある。


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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。