レアジョブグループのプロゴス社と東京外国語大学、日本語スピーキング力研修プログラムを共同開発へ

人にまつわるデータを活用し、グローバルに活躍する人々を生み出す株式会社レアジョブ(以下、レアジョブ)の法人向け事業子会社、株式会社プロゴス(以下、プロゴス社)は、2021年5月12日に国立大学法人東京外国語大学(以下、東京外国語大学)と、日本語スピーキング力アセスメントにかかわる事業の共同開発について、基本合意を締結したことを発表した。

プロゴス社と東京外国語大学の取り組み概要

外国人材に対する日本語教育の社会課題

人口減少社会を迎えた日本においては、労働力確保に向けた外国人材活用が社会的な重要課題となりつつある。

一方で、外国人材が日本で生活し、就労するにあたっては、日本語を「読む力」「聞く力」のみならず「話す力(日本語スピーキング力)」が不可欠となる。

しかしながら、現状、在留資格や就労ビザを取得する際には日本語スピーキング力を測定・証明する必要がない。

それゆえ、来日・就労後になってから、日本語でのコミュニケーションに課題が生じている。

出入国在留管理庁が実施した在留外国人に対する調査結果においても「日本語教室・語学学校等の利用・受講料が高い」「学んだ日本語を活かせる機会がない」「都合のよい時間外に利用できる日本語教室等がない」といった声が多く、問題解決の手立てが望まれている(※円滑なコミュニケーションのための日本語教育等の取組について【出入国在留管理庁2021.3.24】)。

プロゴス社が取り組む意義と強み

レアジョブグループでは、これまでにも世界標準の言語指標・CEFRをベースとした教材や指導メソッド、テスト開発など、英語スピーキング力の可視化・アセスメント(測定)によって効果的かつ効率的に学習成果を生み出すサービス・プロダクトを提供してきた。

かつて、日本では

  • 「英会話スクールに通うには高額な受講料が必要」
  • 「そもそも英語を日常的に話す機会がない」
  • 「地域によっては通える範囲に英会話スクールがない」

といった英語教育の社会課題があった。

オンラインでリーズナブルにマンツーマンレッスンを提供する「レアジョブ英会話」には、これらの課題を解決してきた実績がある。

16週間で着実に英語スピーキング力を上げる「スマートメソッド®コース」や、ビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS」についても同様に、英語学習に価値と可能性を提案するプログラムとして、多くの企業で活用されている。

こうした実績に裏打ちされたノウハウと知見を日本語教育分野に展開することで、アセスメント事業の強みを軸として外国人材の日本語スピーキング力向上に貢献し、企業の外国人材の活用推進、外国人材の活躍を支援していく。

東京外国語大学との共同開発について

東京外国語大学は、1873 年に建学された東京外国語学校を前身とし、言語教育と研究に実績を有する高等教育機関。

設立以来約150年の長きにわたり、同大学では世界に誇る言語教育と研究を実践してきた。

以前より、レアジョブグループとしては同大学の総合国際学研究院 教授であり、日本におけるCEFR研究の第一人者である投野 由紀夫教授に監修してもらい、「スマートメソッド®コース」や「PROGOS」を開発している。

今回の同大学との日本語スピーキング力アセスメント事業の共同開発においても、これまでのリレーションや連携のノウハウを活かせると考えているという。

そして、同大学の高い教育的知見とプロゴス社のアセスメント(測定)事業の実績を組み合わせることで、産学連携による強みを最大限に発揮し、社会課題を解決する日本語スピーキングアセスメント事業の展開を目指す。

今後の展望

今後、プロゴス社と東京外国語大学では、外国人材向け日本語スピーキング力アセスメント事業の共同開発を開始する。

具体的には、アセスメント(測定)プログラムに加え、4月21日に発表した通り、外国人材紹介や日本語教育の実績を持つ株式会社JELLYFISHと設立する新会社において、日本語スピーキング力研修プログラムの開発を進めていく。

また、同大学をはじめ、いずれは産学連携のパートナーシップ拡大も見据えているという。

高い知見を誇る教育機関との連携強化を図ることで質の高いプログラム開発を実現し、日本語教育の社会課題解決とともに、プロゴス社の「世の中に必要とされるグローバルリーダーを輩出する」というミッションの実現を目指す。