株式会社COMPASS(本社:東京都千代田区、代表取締役:小川正幹)は、公教育を対象とするAI型教材Qubenaの小中学校向け5教科対応版の提供を本年4月より開始したことを発表した。
既に多くの自治体及び学校での採用が決定しており、今年度は全国の小中学校1,200校、約30万人の利用を予定しているという。

Qubenaはこれまで、算数/数学・英語の2教科で、個別最適化学習を実現してきたが、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」の実現に寄与するため、国語・理科・社会の3教科を加え、小学校・中学校の主要5教科に対応したアダプティブラーニング教材へと大幅アップデートを行った。
今回提供を開始したQubena小中5教科対応版では、従来から採用している一人ひとりの習熟度に応じた個別最適化機能に加えて、新たに一人ひとりの定着度を加味した出題により効果的な復習を可能とする個別最適化機能「スマートワークブック(特許出願中)」を搭載。
この機能による復習を行うことによって、これまでAIドリルでは弱いとされてきた、知識の定着についても効果的に行うことが可能となる。
COMPASSは昨年度、算数/数学、英語に対応したQubenaを全国750校、約20万人に対して提供したが、Qubena小中5教科対応版については、既に多くの自治体・学校での採用が決定しており本年度全国1,200校、約30万人の利用を予定している。
今後、さらに多くの自治体・学校でQubenaを利用してもらうため、現在AIドリルを含むICT教材の導入を検討している自治体や学校の担当者向けに、Qubena小中5教科対応版に関するオンラインでの説明会を開催する予定。
COMPASSはこれからもQubenaの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「公正に個別最適化された教育」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進していく。
Qubena小中5教科対応版問題例

Qubena小中5教科対応版の特長
1.個別最適化されたアダプティブラーニング
Qubenaは間違いの原因をAI (人工知能) が解析して一人ひとりに個別最適化された問題を出題、各教科の特性に応じたアダプティブラーニングを実現する。
過去の単元や前の学年の分野につまずきがある場合、AIが生徒の習熟度を判定し、理解度に合わせた難易度の問題を出題。
生徒間の学力差に課題がある場合でも一人ひとりに応じた学習ができる。
2.個々の学習に最適な出題形式を採用
Qubenaの最大の特長である手書き解答の文字認識による自動正誤判定だけではなく、作図やグラフ、選択式、並び替え、タイピングによる解答等、個々の学習に最適な出題形式を採用している。
3.先生をサポートする学習管理ツール
児童生徒の学習データを管理画面でリアルタイムに確認できる。
クラスや個人の学習進度や理解度、問題ごとの正答率などを把握しながら、授業づくり、学習指導や成績評価ができる。
また、先生が問題を選んで演習・テスト・宿題を児童生徒に配信することもできるため、プリント作成、採点業務が不要になり、先生の負担や業務時間の削減を可能にする。
4.知識の定着を促す新機能「スマートワークブック(特許出願中)」

今回新たに搭載した新機能「スマートワークブック」は、一人ひとりの定着度を加味した出題により効果的な復習を可能にする。
この機能は、教員が指定した問題に対して、生徒一人ひとりの習熟度と定着度に応じて、自動で最適な復習問題を付与して出題。
復習問題は過去に取り組んだ問題を全て解き直すような出題方法ではなく、少ない問題数で効率的に復習が行えるよう個々の状況に応じて問題が抽出される。
これらによって、これまでAIドリルでは弱いとされてきた、知識の定着についても効果的に行うことが可能となる。
また、指定された問題に対する習熟状況によっては指定問題の前に基礎問題の出題も行われる。
Qubena小中5教科対応版オンライン説明会について
- 対象者:自治体の教育委員会、学校担当者
- 内容:Qubena小中5教科対応版のサービスについての説明
- 開催日時:
- 4月19日(月) 16:00~17:00
- 4月22日(木) 16:00~17:00
- 4月26日(月) 16:00~17:00
- 4月28日(水) 16:00~17:00
- 参加費:無料
- 注意事項:Zoomを利用したオンラインでの開催となる。