オンライン英会話のベストティーチャー(Best Teacher)は、日本で最古の英字新聞『The Japan Times』との提携を発表しました。株式会社ベストティーチャーの代表取締役社長宮地氏に、提携の背景と内容についてお話を伺いました。
Q:今回のジャパンタイムズとの提携について、その内容を教えて下さい
A:ジャパンタイムズの記事をベストティーチャーに提供してもらい、その記事を元にベストティーチャーで英会話レッスンを受けられる提携になります。 ベストティーチャーでは現在日常英会話とビジネス英会話を合わせて460トピック用意していますが、更新性のあるトピックが欲しいという声を生徒様からいただいていました。
「The Japan Timesコース」は、毎週月曜にジャパンタイムズの記事が追加されるため、そのニーズにお応えできる提携だと思います。英字新聞には日本のニュースが取り上げられていますので、日本のことを外国人に英語で説明できるようになる、という力がつきます。例えば、ソフトバンクのロボット事業やLINEの躍進についてなど、日本で何が起こっているかを、外国人に英語で説明してみるわけです。ちょっとワクワクしませんか?
Q:どのような背景で、ジャパンタイムズと提携することになったのでしょうか
A: 英字新聞は創刊当初は、日本のことを外国人に英語で伝えることで、相互理解を深め、戦争などの争いを緩和させる狙いがあったと聞いています。
今は、海外の方が日本のことを理解してもらう目的よりも、日本人が英語の勉強をするために、英字新聞を読むことが主目的になると思います。 とはいえ、紙の新聞が厳しい外的環境になっていることは、いろんなメディアで主張されているので皆様ご存知だと思います。
ただ弊社は、Webサービスなのに紙の新聞が毎週届くというのが逆に面白いんじゃないかと思いました。 新聞が自分の家に溜まっていくと、宿題が溜まってるみたいな感じでやらなきゃとなるじゃないですか。そのUXは、良くも悪くもWebサービスではないもので、こと学習分野においてはいいことなのではと思っています。
よって、紙の購読者も増やしたいジャパンタイムズ側と英字新聞を読んで英語学習する勉強法を改めてプッシュしたいベストティーチャーで意気投合したことが提携の背景です。
Q:ジャパンタイムズの読者や、ベストティーチャーの会員だと受けられる特典などはあるのでしょうか?
A:ベストティーチャーにある「The Japan Timesコース」にお申し込みいただけると、
1)ベストティーチャーの既存の460トピックに加えて毎週追加されるThe Japan Timesの記事を元に、WritingレッスンとSkypeレッスンが無制限で受講できた上で、
2)毎週The Japan Times On Sundayが自宅に郵送で届きます。月謝は、16,200円(税込)となり、かなりリーズナブルな価格が実現できました。
ベストティーチャーは以前にも、Z会の出版する書籍教材(会話がつづく! 英語トピックスピーキング Story 1 英語ではじめよう! 編)との連動を行っており、英語学習をオンライン英会話だけで完結させずに、他の教材との連携を積極的に行っています。 前回は書籍、今回は新聞ですが、今後もあっと驚くような提携を控えています。
創業以来、弊社の強みは商品企画設計力。他のオンライン英会話スクールは、Skypeという無料通話を使ってフィリピン人と毎日格安で話す、という発見以来何もイノベーションを起こせていないので、あまり競合していると感じていません。
弊社のサービスの方向性は、世の中のありとあらゆるトピックをネタにベストティーチャーで英会話レッスンが受講できるようになること。 英会話の書籍も英字新聞も会話のネタだと思うのですが、そのネタは多ければ多いほどいい。
無限にあるネタの中から自分の興味のあるネタを選んで、自分が話したいことを英語にしていく。
それにより、自分英語(=自分が話したい英語)を学んでいく、というベストティーチャーの創業当初からのコンセプトは一貫しています。
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