叡啓大学、一般入試を全国のテストセンターでCBT方式により実施 

株式会社EduLab(エデュラボ、東京都渋谷区、代表取締役社長:髙村 淳一、以下「EduLab」)と株式会社旺文社(東京都新宿区、代表取締役社長:生駒 大壱、以下「旺文社」)は、EduLabグループの株式会社教育測定研究所(代表取締役社長:大竹 博之、以下「JIEM」)が運営するテストセンターにおいて、2021年4月に開校の「叡啓(えいけい)大学」の一般入試(教科・科目試験)を2月16日に実施したことを発表した。

事業の概要

今回、「叡啓大学」が一般入試(教科・科目試験)を、CBT形式で実施することになり、EduLabグループは、同大学の委託を受けて、テストセンターとCBT試験のシステムを提供した。

叡啓大学の一般入試(教科・科目試験)は、2月16日に、東京、名古屋、大阪、岡山、広島、愛媛、福岡など、10都道府県12会場のテストセンターにおいて実施され、約50名の受験生がCBT形式で教科・科目試験を受験。

大学の一般入試(教科・科目試験)を、CBT形式によりテストセンターにおいて実施するという、国公立大学では前例のない取り組みとなったが、トラブルなく試験実施が完了した。

JIEMのテストセンターの特長

日本全国に、国内トップクラスの拠点数となる、43拠点の直営会場、および約200拠点の委託会場を用意しており、各地方の主要都市を網羅している。

叡啓大学はこのうち、10都道府県12会場にて入学試験を同時実施。

CBTシステムを利用することにより、採点結果を翌日に提供することが可能。

また、ペーパーベースの試験とは異なり、問題用紙や解答用紙の輸送にかかる費用を削減することが可能。

背景

テストセンターの内観

大学入試はこれまで、受験日に大学のキャンパス内に集合し、一斉に試験を行う形式が一般的だったが、居住地による受験機会の格差等が課題となっていた。

キャンパス以外の受験会場を設置する大学もあったが会場・人員の確保等にかかる費用が大きな負担となっていた。

2021年度入試は、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとして、受験生が可能な限り、都道府県をまたぐことなく受験できる環境が求められるようになり、多くの大学にとって喫緊の課題となっている。

こうした中、EduLabグループは、公平・公正な環境下でCBT※テストを実施することが可能であるテストセンターを全国に設置し、2020年6月から運営を開始している。

CBT(Computer Based Testing):コンピュータ上で実施する各種試験の形態。試験に関わる一連の作業の自動化を実現する。

テストセンターは、「英検CBT®」※をはじめ、各種資格・検定試験に、このテストセンターを提供している。また旺文社と共同で、大学入試向けにテストセンターを利用してもらう機会を整えてきた。

※4技能を1日で測定し、コンピュータによる受験を可能にしたCBT版の英検。2級・準2級・3級に加え、準1級も受験可能。

テストセンターは、日本全国の主要都市に設置されており、受験者自身が会場を選択できるため、居住地の差に関わらず公平な受験機会を提供できるだけではなく、一席ずつパーテーションで区切られており、万全な感染症予防対策が取られた環境下で安心して受験することが可能となる。

叡啓大学について

広島県公立大学法人が設置し、2021年4月に広島市内に開学した新しい公立大学。

ソーシャルシステムデザイン学部、ソーシャルシステムデザイン学科の1学部1学科で、「先行き不透明な社会経済情勢の中で、地域社会や世界に貢献する高い志を持ち、解のない課題に果敢にチャレンジし、粘り強く新しい時代を切り開いていく人材」を育成することを教育理念に掲げている。

実践的な英語集中プログラムやSDGsを意識したリベラルアーツ科目、実社会のリアルな課題に挑む課題解決演習(PBL)、キャンパスのグローバル化など、様々な新しい取り組みに挑戦する大学。

叡啓大学のコメント

2021年度入試は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策と、開学前の限られた人員での入試実施を両立させる必要があり、特に一般選抜の教科・科目試験の実施方法が課題と考えていました。

大学入試は、公平・公正な試験の実施が求められる試験であり、従来のペーパーベースの試験実施も検討していましたが、CBT形式であれば、本学の課題を解決することが期待できるため、CBT形式の英検の実績等、豊富な知見を有するEduLabグループ様と旺文社様へ委託することにしました。試験は、トラブルなく終了し、各テストセンターで適切に試験が実施された結果と考えています。

2021年3月に、大学入試センターから「大規模入学者選抜におけるCBT活用の可能性について(報告)」が公表され、CBT形式の実施方法は、今後も発展していくと考えていますので、本学での実施結果がこれに寄与することを期待しています。

EduLabグループと旺文社は、今後もあらゆるニーズに応えられるようサービス開発に取り組み、全ての学習者に対する新たな価値提供に貢献していく。

 


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。