神奈川大学みなとみらい図書館は、2021年4月2日より、日本の大学図書館で初めてスマートフォンアプリを使用した図書の貸出サービスを展開することを発表した。
神奈川大学みなとみらい図書館のアプリを使用した図書の貸出サービス概要

- みなとみらいキャンパス図書館では、2021年4月2日より、日本の大学図書館で初めてとなるスマートフォンアプリを使用した図書の貸出サービスを展開。
- みなとみらいキャンパスでは図書館のみならず、各フロアに位置するラーニングコモンズにも図書館の資料を配架し、学びの近くに資料があるキャンパスを実現する。
- これらの資料を図書館に立ち寄ることなく、アプリを利用してその場で貸出を受けることができる。
- 貸出サービスを省力化し、各研究分野の相談業務に特化した「リエゾン・ライブラリアン」を配置し、学修支援を強化する。
神奈川大学みなとみらい図書館では、2021年4月2日より、日本の大学図書館で初めてスマートフォンアプリを使用した図書の貸出サービスを展開する。
貸出機能は、富士通株式会社が提供するスマートフォンアプリ「Ufinity」の新機能として実装される。
21階建ての高層都市型キャンパスであるみなとみらいキャンパスは、2・3階にある図書館のみならず、低層部に位置するソーシャルコモンズや、各フロアに位置するラーニングコモンズにもエリアごとのテーマに沿った様々な資料を配架し、学びながら必要な資料にすぐにアクセスできる環境を整えている。
こうしたキャンパスの構造を活かすためにも、貸出手続きのためにカウンターに立ち寄ることなく、利用者にとってストレスフリーな手続きを実現したいという思いや、人と人との接触の機会を減らすことで、新型コロナウィルスの感染予防策としての効果を期待する思いが、スマートフォンアプリ導入の背景にある。
貸出手続きをセルフサービス化することにより、資料を手にしたその場で貸出を受けることができるだけでなく、従来カウンターで行っていたサービスの業務量削減にも期待できることから、みなとみらい図書館では、各学部と図書館を繋ぐ「リエゾン・ライブラリアン」を配置し、相談業務等の学修支援を手厚くする体制を整えている。
スマートフォンアプリ「Ufinity」はAppStoreもしくはGoogle Playより、無料でダウンロード可能。