芝浦工大、文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP)」事業後の評価で最高評価

芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上 雅人)は、文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP)」事業終了後の事後評価が、最高の「S」になったことを発表した。

2014年度から19年度までの事業期間中の成果によって今年度のオンライン授業も大きなトラブル無く運営され、ブレンディッドラーニングやハイブリッドクラスルームなどオンラインを活用した教育手法への転換が進んでいるという。

大学教育再生加速プログラム(AP)事後評価結果概要

  • 事業を通じた改革によって、2020年度のオンライン授業へスムーズに転換
  • 特に学修成果可視化のための「SITポートフォリオ」は、エビデンス・ベースでの教学マネジメント推進に資する先駆的なシステムとして教育関係へ普及が見込まれると評価

事業の成果 16年度(採択時)→19年度(事業終了実績)

アクティブ・ラーニングの推進

学修成果の可視化

事業の成果が、コロナ禍でのオンライン授業で活躍

2020年度前期の授業は新型コロナウイルス感染症流行を踏まえ、全てオンラインで行われた。

一方後期の授業は、おおむね3割程度が対面で行われている。

オンライン授業は、

  • Zoomなどを用いたリアルタイム授業
  • 動画配信を用いたオンデマンド授業
  • オンデマンドでの予習とリアルタイム授業を組み合わせた反転授業

などが行われている。

本事業で整備した学修マネジメントシステム(LMS)には反転授業の支援機能もあり、予習・復習のためのオンライン学修に生かされている。

3割の対面授業でも、自宅からオンラインで受講する学生とのハイブリッドクラスルームが実現。

これらを学生の声も取り入れた教職学(教員・職員・学生)協働で構築してきた。

これらの取り組みが昨年12月には、文部科学省のWebサイトで同省の調査に基づいたオンライン授業の工夫例として、全国13の国公私立大学の冒頭に掲載された。

また芝浦工業大学では働き方改革を中心とした業務改革を進めており、20年度以前から会議のペーパーレス化や電子決済、テレビ会議の実施や事務職員向けパソコンの仮想デスクトップ(VDI)化など、テレワーク導入に親和性の高い環境を整備。

20年度前期のオンライン授業にあたり教職協働でFD・SD研究会を複数回開催したり、LMSの改修など万全の準備を重ねたりして、教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。

SITポートフォリオ

本事業の成果を生かした、今後の教育のDXについて

本事業の成果の今後の活用と教育のDXについて事業担当者の井上 雅裕副学長は、

大学教育再生加速プログラムとオンライン授業での教育改革の成果を融合させ、教育のDXを進めます。

アクティブ・ラーニングの推進に関しては世界・地域・現場のリアルな体験を進めると同時に、デジタル技術・オンラインを活用した国際的なアクティブ・ラーニングを推進します。また学修成果の可視化に関しては、学修成果だけでなく学修プロセスも可視化し、教員と学生がそれを把握して振り返ることで学修成果を高めるLearning Analyticsを強化します。

この推進には、教職員が学生と一緒になって教職学協働で、デジタル技術やAIを教育に導入していくことが大切です。コロナ禍を経て大学教育は大きく変革します。本事業の成果を発展させ、デジタル技術とオンライン化を最大限に活用し、世界に学び世界に貢献できる、自律的な生涯学修者を育成していきます。

としている。

芝浦工業大学について

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科

日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学。

東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。

創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいる。