近畿大生がデータとAIを活用した商品開発に挑戦、「AIクラフトビール」をプレゼン

近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)経営学科の布施 匡章ゼミは、システム開発会社の株式会社Mountain Gorilla(大阪府大阪市)と共同で、データとAIを活用した商品開発に取り組んでいる。

その第1弾として、クラフトビールの醸造・販売を手掛けるブリューパブスタンダード株式会社(大阪府大阪市)の協力のもと、「AIクラフトビール」の開発を進めてきた。

令和3年(2021年)3月17日(水)に、学生が考案した「AIクラフトビール」のアイデアを6グループにわかれてプレゼンテーションし、そこで選ばれたものを今後、学生も参加して実際に醸造する。

近畿大学生考案の「AIクラフトビール」について

  • 学生のコンセプト案をもとに、マーケティングデータと株式会社Mountain Gorillaが蓄積した製造データを紐づけ、これまでにない新しいクラフトビールを醸造
  • ビール醸造の知識のない学生の自由な発想を取り入れることで新商品を開発
  • 学生は、商品企画から製造までの工程に参画し、実学で商品開発を学ぶ

通常、クラフトビールは醸造家が考えた原料・手法をもとに製造される。

クラフトビールの醸造・販売会社であるブリューパブスタンダード株式会社は、数年にわたりその作り方や原料のデータ管理をシステム開発会社の株式会社Mountain Gorillaに依頼してきた。

株式会社Mountain Gorillaと近畿大学経営学部の布施ゼミは、データとAIを活用した商品開発に挑戦するにあたり、蓄積されたクラフトビールの作り方や原料のデータとマーケットデータを紐づけることで、これまでにない新しいクラフトビールを開発できないかと考えた。

学生がSNSを使ったアンケート調査を実施し、その結果をもとにクラフトビールのコンセプトを考案してプレゼン大会で発表。

その中で選ばれた一つについて、蓄積されたクラフトビールの製造データと組み合わせることで新しいクラフトビールの原料・手法を作成し、学生も参加して実際に醸造作業を行う予定。

なお、製造にあたっては、4月頃からクラウドファンディングのCAMPFIREを通じて支援金を集め、支援者に完成したクラフトビールを提供する予定。

AIクラフトビールの製造方法

学生がSNSを使ったアンケート調査を実施し、特にビール離れが進むといわれる若者を対象に、ビールの好きなところ、嫌いなところ、その理由などを調べた。

その調査結果をもとに、あえてビール醸造の知識のない学生が自由な発想でクラフトビールのコンセプトを考えた。

学生がマーケットデータをもとにペルソナデータを設定し、そのペルソナデータと過去の評価データをもとに原料・手法データの紐づけを行い、クラフトビール醸造において重要なIBU(苦さ)、FG(比重)、pH、ガス圧などの設計値をAIが算出し、新しいクラフトビールの作り方を開発。

ペルソナデータとは・・・商品・サービスが想定する架空の顧客像(年齢、性別、職業、ビールに合わせる好きな食事などを想定する)

pHとは・・・酸性・アルカリ性をあらわす単位

コンセプト決定プレゼン大会開催概要

日時

令和3年(2021年)3月17日(水)13:00~16:00

場所

ブリューパブセンターポイント

実施内容

学生が考案した「AIクラフトビール」のアイデアを6グループにわかれてプレゼンテーションし、審査員が実際に醸造するものを決定

参加者

近畿大学経営学部 布施 匡章ゼミ学生 21人

審査員

  • 株式会社Mountain Gorilla 代表取締役 井口 一輝
  • ブリューパブスタンダード株式会社 代表取締役 松尾 弘寿
  • ブリューパブスタンダード株式会社 製造責任者 北田 耕大
  • 近畿大学経営学部 教授 布施 匡章
  • ゲスト審査員1名