ジョリーグッド、VRで海外と日本を繋ぐ遠隔VR国際医療セミナーを開催

株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、3月27日(土)に開催される日本国内最大規模の医学会「日本循環器学会学術集会」内、学会長主催セミナーにて、日本会場とアメリカ合衆国東海岸のラトガース ニュージャージー州立医科大学など、日米間3拠点をオンラインとVRで繋ぐ、世界初の遠隔VR国際医療セミナーを開催することを発表した。

今回、ジョリーグッドが提供するVR臨床教育プラットフォーム「オペクラウドVR」を活用し、日本循環器学会が監修するTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)の医療教育VRコンテンツを新たに制作。

遠隔VR国際医療セミナーでは、本コンテンツを活用し、新型コロナウイルスの影響によって世界各国で制限されている、医療従事者の学びの機会の創出と、国際間での医療技術の伝達手法の新しい形を目指す。

第85回日本循環器学会学術集会遠隔VR国際医療セミナー概要

3月26日(金)より開催される「日本循環器学会学術集会」内にて、収録症例を執刀した奈良県立医科大学付属病院循環器内科講師の渡邉真言先生をセミナー講師に迎え、日本とアメリカ拠点の医療従事者に対し臨場感のあるTAVIの臨床体験を提供する、遠隔VR国際医療セミナーを実施する。

日時

3月27日(土)8時00分〜9時30分

会場

パシフィコ横浜 ノース3F 第4会場(オンラインも同時開催)

登壇者

  • 奈良県立医科大学付属病院 循環器内科 医長 渡邉 真言先生
  • 獨協医科大学 埼玉医療センター 循環器内科 准教授 中原 志朗先生
  • 株式会社ジョリーグッド 代表取締役CEO 上路 健介

北米拠点

  • ニュージャージー州 ラトガース ニュージャージー州立医科大学
  • マサチューセッツ州 ハーバード大学 ブリガムアンドウィメンズ病院

出展

  • 会期
    • 3月26日(金)~ 3月28日(日)
    • 3月26日(金)8時30分〜19時00分
    • 3月27日(土)8時00分~19時00分
    • 3月28日(日)8時00分~15時30分
  • 場所:パシフィコ横浜 ノース1F ブースNo. 6

遠隔VR国際医療セミナーで使用されるVRコンテンツの体験展示を行う。

国際間で遠隔臨床実習を実現「多接続リモートVR臨床システム」とは

ジョリーグッドが開発したVR臨床実習プラットフォーム「オペクラウドVR」の遠隔機能「多接続リモートVR臨床システム」(以下 本VRシステム)は、講師と受講者が一箇所に集まることなく、どこからでも治療スタッフの視野を一斉に体験できる次世代型医療教育システム。

受講者らが多数の場合でも、現場の同じ位置に立っているかのようなヴァーチャル実習を一斉に体験でき、講師はタブレットアプリでアノテーションすることで、視野を誘導することができる。

開発の背景

ニューノーマル時代、移動を伴わない医療教育ツールが必要

現在、医療業界では新型コロナウイルスの影響によって、従来行っていたハンズオンセミナーや臨床実習などの学習機会などが制限されている。

各地で開催されている医学会においても、離島をはじめ国際間での技術発信や学びが困難な状況である。

またその状況に加え、2024年からは医師の働き方改革により本格的な労働規制が行われ、医師の勤務時間や学習時間が圧迫されることで、医療全体の大幅な質の低下やさらなる医師不足が懸念されている。

これからのニューノーマル時代においては、国内外を対象に、医師の移動を伴わず密を避けた、医療技術の共有や学びの新しいツールが早急に必要とされている。

チーム医療の教育の場は実践しかなかった

心臓の弁の病気である大動脈弁狭窄症の治療法TAVIには、心・脳血管X線撮影装置を組み合わせたハイブリット手術室や、循環器、心臓外科、臨床工学技士や麻酔医など複数の診療科をまたぐハートチームでの「チーム医療」が必要不可欠である。

チーム医療では、コミュニケーション不足による連携のズレなどが生じれば、致死的な合併症を引き起こすリスクにつながる。

チーム医療の教育・訓練は実践以外での教育が難しく、TAVIの実施においても人材の育成が課題となっている。

TAVI手術のチーム医療教育には360度の当事者VRが最適

このコンテンツは、実際の患者へのTAVI手術を高精度360度撮影でVR化し、複数人で構成されたハートチーム全体の動きを把握することができる。

コンテンツでは、TAVI手術の各工程の重要ポイントをまとめた執刀医目線のダイジェスト版を制作しており、場面ごとにチームでの声がけや連携が体感できる設計となっている。

また執刀医が手術中に常時確認している患者の心拍や血圧などのバイタル情報に加え、カテーテル手技自体を確認するためのアンギオ装置や、経食道心エコーによる画像情報を付加することで、よりトレーニングに適したコンテンツになっている。

コンテンツ例

奈良県立医科大学循環器内科学教室 教授 斎藤能彦先生コメント

『VRは間違いなく最も強力で効率的な情報共有ツールである』

古来「百聞は一見に如かず」と言いました。学会の重要な使命の一つに、最新情報の発信とそれに関する意見交換を通して、医学・医療の発展に寄与することがあります。最新技術の共有は、理想的にはその現場に介して生の技術に触れ、意見を交わし切磋琢磨することですが、物理的に不可能でした。過去には、学会ではビデオによる供覧、手術現場からのライブ配信という手段がとられておりました。

しかし、このVRシステムを使うと、あたかも手術現場と同様の情報量を共有できます。今後、VRは間違いなく最も強力で効果的な情報共有ツールとして、医学教育(卒前卒後)、医学研究に必須のアイテムになると信じました。そこで、このシステム自体を学会員に知ってもらうことが重要と考え取り上げました。

VRの潜在的な必要性は皆が理解していたことでしょうが、コロナ禍により後押しされ、一気に普及することでしょう。その端緒となれば幸いです。

ジョリーグッドは、「オペクラウドVR」により、国内外との医療技術の共有を可能にし、ニューノーマル時代に適応した医療従事者がどこからでも学ぶことができる環境を構築し、医療技術発展への貢献を目指す。