Minecraftカップ2020全国大会運営委員会(構成団体:日本マイクロソフト株式会社、一般社団法人ICT CONNECT21、公益社団法人ユニバーサル志縁センター、運営委員長:鈴木寛)は2021年2月21日(日)Minecraft Education Editionのプログラミング作品コンテストMinecraft カップ 2020全国大会 最終審査会を実施、Minecraftのワールド上で表彰式を実施することを発表した。
この大会は今回が2回目の開催となる。
昨年は小中学生を対象とし、複数人がチームを作って参加する形式だったが、今年は新型コロナウイルスの影響により小学校低学年部門、高学年部門、中学生部門、高校生部門を設け、個人参加形式となった。
総エントリー者数は1770名、その内、作品提出までたどり着いた応募総数は483作品となった。
昨年の最終審査会・表彰式はリアル開催だったが、今年度はオンライン開催となり、一般の人々もオンラインで視聴できる形式にて開催することになった。
「Minecraftカップ2020全国大会」概要

21世紀を生きる子どもたちは、問題解決能力やコラボレーションといった、不確かな時代を生きるために必要なスキルを身につける必要があると言われている。
日本でも、2020年から小学校においてプログラミング教育が必修化され、プログラミング体験を通してプログラミング的思考を育み、また身近な問題発見・解決にコンピュータやソフトウェアの働きを活かし、よりよい社会を創っていく態度を養成することが期待されている。
しかし、現時点では子どもたちがプログラミングに接する機会は限定的であり、地理的、或いは、環境的な差異なく、プログラミング体験の機会を提供することが急務となっている。
この大会は、世界各国の教育現場で活用されている「Minecraft: Education Edition」を使用し、全ての子どもたちがプログラミング教育や、デジタルなものづくりに触れる事のできる機会を創出し、子供たちのプログラミング思考の醸成を目指している。
特に、“届き辛い”とされる子供たちに対しては、技術者と支援者とが連携したサポート体制を組むことで、作品づくりにチャレンジする環境創りをしていく。
又、地方に住む子供たちにも十分に情報が届くべく、クラウド活用した幅広い情報提供にも配慮をしていく。
子どもたちの置かれている状況は多種多様である。
全ての子供たちが、自らのコミュニティ創りに積極的に参加できる体験をこのコンテストを通じて行っていく。
事務局のICT CONNECT 21、ユニバーサル志縁センター、日本マイクロソフトもそれぞれ、教育・支援・ITと強みが異なるが、このような専門性をもつ機関との連携を通じて、全ての子供たちの可能性を最大限にするお手伝いが出来たらと考えている。
大会テーマ
未来の学校~ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所~
応募期間(応募期間は終了)
2020年7月22日(水)~2020年11月23日(月・祝)
授賞式
2021年2月21日(日)
評価指標
- 構想力:既存の枠にとらわれない発想で「未来の学校」を構想できているか(Society5.0・SDGsなど、未来を考えるテーマを実現して、多様な人々が充実した暮らしができるか)
- 調査力:テーマに対して様々な調査を行えているか
- 技術力:プログラミングやレッドストーンが活用されているか
- 計画力:計画を立てて取り組むことができているか
- 作品完成度:上記をふまえて総合的に作品のクオリティが高いか
選考について
応募内容(1人1作品応募可能)
説明文、タイトル画像1枚、スクリーンショット5枚、ワールドデータ
審査方法
- 第一次審査:Microsoft認定教育イノベーター(MIEE)による選考
- 第二次審査:作品応募した参加者によるピアボーティング(相互投票)による選考
- 最終審査:審査員による選考
応募対象者及び概要
- 小学生低学年部門 :9歳以下
- 小学生高学年部門 :9歳から12歳
- 中学生部門 :12歳から15歳
- 高校生部門 :15歳から18歳
アワード
- 審査員賞(審査員6名より表彰)
- Microsoft賞(1作品)
- コロコロコミック賞(1部門)
- 優秀賞(4部門)
- 大賞(1作品)