学研、Ed-Tech/Care-Tech領域のスタートアップ企業との協創を加速させる総額30億円規模のCVC投資プロジェクトを開始

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)は、Ed-Tech/Care-Tech領域を中心に、国内外の教育・介護市場のイノベーションを目的とした投資活動、「Gakken Innovation-Tech Fund(Gakken Capital)」プロジェクト(仮称)を開始することを発表した。

この投資プロジェクトは、学研グループの「新規事業の創出」「協業・オープンイノベーション」「既存事業の成長・変革」を主たる狙いとし、Ed-Tech/Care-Tech領域で事業展開をしている国内外のスタートアップ企業を投資の中心対象とする。

今後、本取組において、2025年までに総額30億円規模の投資実行を予定している。

「Gakken Innovation-Tech Fund(Gakken Capital)」プロジェクト(仮称)概要

背景・目的

学研グループは、創業者・古岡秀人の「戦後の復興は教育をおいてほかにない」という信念のもと、1946年の創業以来70余年にわたり、日本の教育を支えてきた。

そして、これまで培った知見をもとに、現在「教育」と「医療福祉」の2つの事業を中心に、顧客が主役のモノづくり、コトづくりを推進している。

近年、「教育」「医療福祉」を含めた様々な業界において、IoT、ロボテックス、AI、VR/ARなどのデジタルテクノロジーの発展によって、既存業界の常識を根底から覆すような“破壊的イノベーション”が頻発している。

更にCOVID-19によって、世界中の人々の働き方・生き方などの大変革が急加速した。

このような急激かつ非連続的な顧客・市場の変化に対して、迅速に“変化対応(継続的イノベーション)”するだけでなく、自らの意思で“変化創出(破壊的イノベーション)”を仕掛けなければならない。

それらの変化を迅速に事業機会に転じていくためには、学研グループ自体が顧客・市場の変化に合わせた変革を進めなければならない。

しかしながら、学研のみで対応するだけでは十分ではない。

学研とは異なる顧客・技術・サービス・人材などの資産を有するスタートアップ企業との(資本を絡めた)深い協働によって、様々なシナジーを貪欲に追求していく。

波及効果として、学研グループの組織・人事・企業風土をより時代にあったものにアップデートすることも狙う。

有望なスタートアップ企業に対する一連の投資(検討)プロセスを通じて、イノベーティブな各企業の資産と、学研が強みを有する資産とを融合させ、教育と医療福祉における国内外の社会課題の解決に貢献していく。

先行きの見えない環境下においても、危機を機会に転じ、更なる顧客価値を創出し続けて、学研グループが掲げるグループビジョン「想像の先を、創造する」を体現していく。

プロジェクト主体

株式会社学研ホールディングス 投資検討チーム

投資検討チームは、会計財務、経営戦略、デジタルを主管する社内戦略部門とCVC(Corporate Venture Capital)関連の知見・経験を有する外部専門家で構成されている。

投資対象

  • Ed-Tech/Care-Tech領域の魅力あるサービス・顧客基盤・技術等の特徴を有するスタートアップ企業
  • “学研グループ”および“学研グループが提携・協業する企業”との技術・販売・人材等の事業/経営シナジーが期待されるスタートアップ企業
  • 学研グループの事業拡張において重要となるDX推進に関連するITサービス・システムの企画・開発力などを有するスタートアップ企業

 投資の形態・投資方針

  • ミドルステージからレイターステージを中心としつつ、高い事業シナジーが見込まれる場合はシードステージからプレシリーズAも想定 ※
  • 案件の発掘、投資対象の企業価値・リスク調査、投資先の決定、投資先のモニタリング・バリューアップ、エグジット等の一連の投資プロセスを外部専門家との協働体制で推進しつつ、投資形態としては、当社からの直接投資を想定
  • マイナー投資を中心に想定しつつも、事業戦略上の必要性に応じて過半数以上のマジョリティ投資も検討

※語句の補足説明

一般的に、

  • シードステージ:事業アイデアはあるが起業前の段階
  • アーリーステージ:起業直後の段階
  • ミドルステージ:事業が本格成長し始めた段階
  • レイターステージ:事業/サービスが安定して継続成長している段階

を指す。プレシリーズAは、アーリーステージの前半段階の呼称。

 


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。