ITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 片山良平)は、国内ベンチャーキャピタルで最大規模となる800億円のファンド組成でも注目を集めるJAFCOなど計7社のベンチャーキャピタル(以下、VC)と提携を行うことを発表した。
各VCの投資先である高い成長性が見込まれるスタートアップ向けに、「VC投資先スタートアップ向け割引プラン」の提供を開始する。
登録者数38万人を誇るpaizaユーザーとマッチングを図ることで、スタートアップで慢性的な課題となっているITエンジニアを中心とするIT人材不足解消を支援する。
新サービスの概要

今回提携するVC7社が投資するスタートアップ企業向けに、報酬料を最大50%引きしてIT人材の紹介を行う。
paizaの登録者はスタートアップ投資に精通した大手VCが見極めた優良企業の求人情報を得ることができ、スタートアップはpaizaに登録する経験豊富なIT人材に自社の採用情報を届けることができる。
paizaの大きな特徴は、「プログラミングスキルチェック」によってあらかじめ登録者に6段階のpaizaランクが付与されていること。
専門知識のある人事担当者がいない、もしくはあまり採用に時間をかけられないスタートアップでも、求職者のスキルを簡単かつ的確に見極めて採用することが可能。
paizaでは、日本最大の転職、就職、学習プラットフォームである「paiza」から将来的に日本発のグローバルIT企業が生まれることを目指しており、今後も国内全体のIT人材不足解消に向けてサービスを強化していく。
ベンチャーキャピタルとの提携の背景と狙う効果

2030年には最大79万人のIT人材が不足すると経済産業省が試算(※「IT人材需給に関する調査」(2019年発行) P42より)するなど、日本におけるIT人材不足は深刻である。
特にスタートアップは、事業そのものの不確実性が高いことから、経験豊富なIT人材の就業先として選択されにくいのが実情。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の流れから各産業でIT人材のニーズは高まりつづけており、スタートアップが優秀なIT人材を採用することは極めてハードルが高い状況にある。
今回は、高い成長が予測される未上場のスタートアップを見極めて投資を行うVCのなかでも、特にIT領域に強みのある7社とpaizaが提携。
「paiza」に登録する38万人のIT人材にVCの投資先である優良スタートアップの求人情報を提供し、両者のマッチングを促進する。
これによりスタートアップの成長のボトルネックにもなっているIT人材不足解消を支援する。
提携先ベンチャーキャピタルについて
ジャフコ グループ株式会社 プリンシパル 金沢慎太郎氏のコメント
ジャフコでは、資金を投資するだけでなく、「HR支援」をはじめとしたビジネスディベロップメント機能を強化しております。スタートアップにおいてエンジニアの採用は最重要テーマの一つである一方、自前で十分にエンジニア採用ができる企業は稀です。
多くのITエンジニアが登録するpaizaを活用し、当社ならではのスケーラビリティのある採用支援体制を構築できたことで、投資先のエンジニア採用をさらに強固にすることができるのではないかと期待しております。