熊本県はGIGAスクール構想実現に向けて、県独自に「ICT活用研修パッケージガイドブック集」を作成したことを発表した。
文部科学省のGIGAスクール構想においては、1人1台端末環境における教育の充実が求められており、熊本県においても、「ICT教育日本一」を掲げ、熊本の子供たちの資質・能力の育成、学力向上に向けたICTの一層の活用を進めることとしている。
熊本県教育委員会では、今回、以下のとおりGIGAスクール構想に対応した教師向けの各校種及び教育テーマごとのICT活用研修パッケージガイドブック集を作成し、学校現場でICT利活用が進められるようにした(GIGAスクール構想対応の体系的なガイド集としては全国初)。
「ICT活用研修パッケージガイドブック集」概要

掲載ガイド一覧

①ここから始めるICT活用ガイド
初心者でも抵抗感なく取り組めるように、リーフレット形式で活用ポイントについて紹介。
シリーズ化されており、現在「個に応じたツール編」「情報収集編」「考えを整理するツール編」が追加され、vol.4まで発行されている。
②情報活用能力育成ガイド
情報活用能力の育成、ICT活用の目的や意義、電子黒板・実物投影機・タブレット端末の使い方、授業でのICT活用ポイント、失敗例などの留意点などを網羅して掲載している。
QRコードから好事例動画を視聴可能。
③ICT活用研修ガイド
校内研修や市町村での集合研修などで活用できる研修パッケージ。
参加体験型のICT活用研修を計画する方法や、研修で使用するプレゼン資料・ワークシートをセットにした内容で、各学校・地域の環境や実態に応じた研修を実現する。
④ICT活用実践事例集

県内のICT活用事例を写真や活用ポイントと併せて掲載。具体的な授業イメージを持つことができる。
小・中学校版、高等学校版、特別支援学級版で展開している。
⑤ICT活用テーマ別ガイド

近年、特に重要視されている「プログラミング教育編」「情報安全・情報モラル編」「遠隔学習・オンライン学習編」の3つの教育テーマについて、具体的な実践事例を交えながら解説。