関西学院大学の丹羽登・教育学部教授らによる共同研究、ジャパンSDGsアワード特別賞とIAUD国際デザイン賞2020金賞を受賞

関西学院大学の丹羽登・教育学部教授が富士通株式会社などと共同で進めている「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔教育プロジェクト」が、政府が企業や団体を表彰する第4回ジャパンSDGsアワードで「パートナーシップ賞(特別賞)」、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)の国際デザイン賞2020で「金賞」を受賞したことを発表した。

ジャパンSDGsアワードは21日、国際デザイン賞2020は18日にそれぞれ発表された。

このプロジェクトは、第14回キッズデザイン賞にも選ばれている。

丹羽登教授らの取り組み

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「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」の実現に向けて、

  1. 不登校の児童生徒
  2. 過疎地などの高等学校
  3. 病気療養中の児童生徒
  4. 病弱な児童生徒

への対策に着目し、丹羽登教授は2019年に関西学院大学と富士通株式会社の間で共同研究契約を締結。

「先端技術(5G、仮想現実等)を活用した病弱教育における遠隔授業プロジェクト」を実施した。

具体的には、次世代無線高速回線(5G)を先行利用するとともに、VRやAR(Augmented Reality)も活用して病弱教育の充実に資する取り組みになるよう関係者間で検討。

2019年度には次の3つに取り組んだ。

  1. 最新技術を活用した教員研修:東京と大阪で全天球カメラなどを活用し、複数の教員・講師等が個別に見たい方向の映像を見て効果を検証
  2. 遠隔校外学習(水中ドローンの操作等):入院中の児童・生徒が病院内の教室から水族館の大水槽内にある水中ドローンを操作し、上下前後左右に首を動かして観察
  3. 遠隔校外学習(水族館員による指導と水槽内見学・5Gを活用した疑似体験):東京の病院内教室と沖縄の水族館を5G回線で結び、ジンベエザメの餌付けの様子などを観察

第4回ジャパンSDGsアワードとは

持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた企業・団体等の取り組みを促し、オールジャパンの取り組みを推進するために、2017年6月の第3回SDGs推進本部において創設が決定。

SDGs達成に資する優れた取り組みを行っている企業・団体等を、SDGs推進本部として表彰するもので、NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議構成員から成る選考委員会の意見を踏まえて決定される。

第4回は、推進本部長(内閣総理大臣)賞に1団体、推進副本部長(内閣官房長官)賞と推進副本部長(外務大臣)に各2団体が選ばれ、関西学院大学と富士通株式会社などによる取り組みはパートナーシップ賞(特別賞)8団体のうちの一つに選ばれた。

IAUD国際デザイン賞2020とは

民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって、生活に不便さを感じることなく、”一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰するもの。

今年は国内外から67件のエントリーがあり、IAUD国際デザイン賞2020審査委員会による審査の結果、大賞1件、各部門の金賞9件などが決まり、関西学院大学と富士通株式会社などによる取り組みは、教育部門の金賞に選ばれた。