Space BD・Z会・JAXA、宇宙飛行士の訓練方法を活用した非認知スキル診断プログラム「DiscoveRe Method」を5,000名以上の生徒へ展開

Space BD株式会社(代表取締役社長:永崎将利、以下「Space BD」という)、株式会社増進会ホールディングス(代表取締役社長:藤井孝昭、以下「Z会グループ」という)及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川 宏、以下「JAXA」という)は、日本で初となる宇宙飛行士をロールモデルとした体系的な非認知スキル(※1)診断プログラム「DiscoveRe Method(ディスカバリー メソッド、商標登録出願中)(※2)」を用いて、全国15校(計5000名以上の生徒)と共に学校現場における教育効果の把握と改善を進め、本プログラムの本格展開を目指していくことを発表した。

※1 非認知スキル:教科学力に代表される認知スキルと異なり、自己管理能力やコミュニケ-ション能力など、測定・育成が難しいとされている能力の総称。

※2 DiscoveRe Method:発見を意味する”Discover”、振り返りを意味する”Reflection”を合わせた造語で、本事業のアドバイザーである山崎直子宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトルの「ディスカバリー号」にも由来する。

Space BDとZ会グループは、2018年11月より開始したJ-SPARC(※3)コンセプト共創活動において、文部科学省の新しい学習指導要領における「資質・能力」の3つの柱(※4)に対応した、非認知スキル診断プログラムのプロトタイプを作成、海城中学高等学校(東京都新宿区)の体験学習と連携して、実証を行った。

また、2020年4月からJ-SPARC事業共同実証へ移行して、主観的評価に基づく「セルフチェック」と客観的評価に基づく「スキルチェック」の2つの診断ツールを中心とした「DiscoveRe Method」を開発。

JAXAは、開発への助言およびこれまでの宇宙飛行士訓練から得られたノウハウを提供するとともに、宇宙教育センターの学校授業連携において、本診断プログラムを用いた効果測定手法に関する研究を推進していく。

また、2020年8月には、Z会グループである株式会社Z会ソリューションズ(代表取締役社長:網野聡一)とSpace BDのコンソーシアムが、本プログラムを用いた実証事業を提案し、経済産業省「先端的教育用ソフトウェア導入実証事業(EdTech導入補助金(※5))に採択されている。

Space BD、Z会グループ及びJAXAの3者は、来年度以降、更に多くの学校で本格展開されていくことを目指し、非認知スキル向上効果の測定手法に関する研究を推進し、共に、「急激で予測不能な変化をする現代において、自らの可能性を発揮し、よりよい社会の創り手となる人材」の輩出に貢献していく。

なお、12月22日(火) 13:30-14:30に、DiscoveRe Methodの説明・体験会を、オンラインで開催する。

■「宇宙飛行士の訓練方法を活用した次世代型教育事業」事業化に向けた活動

■「宇宙飛行士の訓練方法を活用した次世代型教育事業」事業化に向けた活動

■J-SPARC「宇宙飛行士の訓練方法を活用した次世代型教育事業」事業共同実証に向けた取り組み

■J-SPARC「宇宙飛行士の訓練方法を活用した次世代型教育事業」事業共同実証に向けた取り組み

※3 JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC):宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラム。2018年5月から始動し、現在、約20プロジェクトを進めている。コンセプト共創タイプでは、マーケット調査、事業のコンセプトの検討などの活動を、事業共同実証タイプでは、事業化手前の共同フィージビリティスタディ、共同技術開発・実証などの活動を行う。なお、このリリースにおける実証とはJ-SPARC事業活動全体の実証のことであり、すでに「DiscoveRe Method」で提供されているコンテンツの実証を意味するものではない。

※4:宇宙飛行士における資質・能力(コンピテンシー)を定義した「行動マーカー」を分析し、構造を整理することで商品開発の基盤とした。宇宙飛行士の資質・能力はスキル・知識・態度の三層構造となっており、文部科学省の新しい学習指導要領における「資質・能力」の3つの柱にも対応している。

※5 EdTech導入補助金:先端的教育用ソフトウェア導入実証事業(EdTech導入補助金)は、EdTechソフトウェアやITを活用した教育サービスの学校等への導入に対して事業費等として必要な経費の一部を補助することにより、学校および学校等設置者(自治体教育委員会、学校法人等)と教育産業の協力による教育イノベーションの全国的な普及を後押しすることを目的としている。

【Space BD株式会社】代表取締役社長 永崎 将利氏コメント

「社会で真に求められる力、学力以外の“何か”は定義できない。だから、評価も測定もできなければ、その重要性も言語化できず、育成することもできない。」

この長年の課題意識に、山崎直子宇宙飛行士と北川達夫先生のお力をお借りして、JAXA・Z会グループとのパートナーシップにより、大きな一歩を踏み出すことができ、大変嬉しく思っております。宇宙飛行士が大切にする心構えを生徒の皆様ひとりひとりの現在地に重ね、気づきの機会と自己変容のきっかけを提供してまいります。
本事業を通じて、予見できない未来で躍動できる人材育成に貢献してまいります。

【株式会社 増進会ホールディングス】代表取締役社長 藤井 孝昭氏コメント

このたび三者が協働し、宇宙飛行士訓練をベースとした画期的な教育プログラムを発表できますことを大変喜ばしく思います。「急激で予測不可能な変化に対応する力」、「新たな価値を創造する力」、そして「未知の課題に取り組む意欲と能力」は、私ども民間教育サービス事業者としても、次代を担う子供たちにぜひ身につけてほしい重要な価値を持つ資質と捉えております。

今後、多くの生徒の皆様が、本プログラムを活用することで、自らの可能性をひらき、より良い社会を創っていくための一助となることを願っております。これからも、Z会グループは、三者のパートナーシップを通じ、いかなる変化に直面しても果敢に未来をひらいていくことができる人材の育成に貢献してまいります。

【宇宙航空研究開発機構】宇宙教育推進室 室長 佐々木 薫氏コメント

宇宙は子どもたちが興味関心を持ちやすい分野。そこから生まれるワクワクする気持ちをきっかけに自ら挑戦しようとする意欲を育む。「宇宙が子どもたちの心に火をつける」をモットーに、宇宙活動から得られた様々な知見を活用した宇宙教育でさまざまな教育現場の支援を推進しています。

急速な社会変化の中を生き抜く力が求められる昨今は「21世紀型スキル」として知られるAIには代替できない創造的思考や社会的知性といったスキルや知識、自ら考える力の重要性が指摘されています。

これらの力を育む効果的な教育手法を求めて教育現場では精力的に取り組まれていると伺っていますが、その一つとして本プログラムが活用されていくことを期待しています。