東京医科大学の医学科生が『U-22 プログラミング・コンテスト2020』最高賞を受賞

2020年11月29日、22歳以下を対象とした経済産業省後援のプログラミング全国大会である「U-22プログラミング・コンテスト2020」の最終審査会が開催された。

東京医科大学はこのコンテストに応募していた同学医学科第2学年の西村太雅さん・野田都里人さんが、応募作品「AIを用いた自動車運転能力測定装置」で、最高賞である「経済産業大臣賞【総合】」を受賞したことを発表した。

このU-22プログラミング・コンテストは、自らのアイデアと技術で新しい未来を拓く、次代を担う22歳以下のITエンジニアを対象とした作品提出型プログラミングコンテストで、今年で41回目の歴史あるプログラミングの全国大会。

この作品は、昨今の高齢者の自動車死亡事故の増加が社会問題となっていることを鑑み、侵襲が少なく、簡便に運転能力を測定する方法として、眼球運動を判定に用い、誰にでも扱える測定装置として研究・開発したもので、プレゼン後、審査員から「非常に完成度が高い」「極めて実用的」「感銘を受けた」と評価のコメントが寄せられ、「経済産業大臣賞【総合】」の受賞となった。

また、自動車の運転能力を測定し、事故を防ぐというコンセプトから、スポンサー企業賞として「SOMPO賞」も受賞している。

また、今回応募したシステムは大学の特許として、東京医科大学の眼科学分野、高齢総合医学分野、分子病理学分野/人工知能応用医療講座の協力を得て出願している。

この知財による、産学連携に向けた研究も現在行われており、今後の幅広い分野での本システムの応用が期待されている。

尚、東京医科大学医学部医学科では、入学時に研究室の紹介がなされ、希望する学生は研究室にて指導教官のもとで研究をすることができる。

カリキュラムとしても、基礎医学の講義・実習と臨床医学が終了した第4学年で、「グループ別自主研究」のコースで、希望する研究テーマを選び、約3週間基礎医学の研究室に所属し、研究者の考え方や方法論などを体験し、研究マインドを育んでいる。

東京医科大学学長 林 由起子氏 メッセージ

本学では、平成22年より、東京薬科大学・工学院大学と医薬工協定を結んで教育研究の連携を推進し、毎年3大学で包括連携推進シンポジウムを開催するなど他分野との連携を強化しています。近年、学生の研究活動の活性化にも力を入れていることから、学生のうちに論文を発表し、学術誌に掲載されたり、外部のコンテストに応募して受賞したりと、学生の活躍も盛んとなり、研究者にとっても新たな刺激となっています。

本学では、社会貢献の意識の高い学生や積極的に物事に向き合う学生を多く受け入れており、今後も多様化していく社会の中で、研究者と学生が共に、幅広い分野と連携しながら医学研究に注力していきます。

今回受賞した学生たちは、本学で出会い、同じ想いを共有し、一緒に研究することで、作品が形になっており、「大学」という場が、学生にとって一期一会の大切な出会いの場であることも再確認でき、大学の意義を改めて感じる貴重な機会となりました。