ジョリーグッドの認知行動療法VR、帝人ファーマ×アドライトアクセラレータープログラムで「Home Healthcare Award」を受賞

株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)が開発する精神疾患向け認知行動療法VRが、帝人ファーマ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺一郎、以下 帝人ファーマ)と株式会社アドライト(東京都千代田区)が共同運営する、在宅医療分野のアクセラレータープログラム(※)にて、「Home Healthcare Award」を受賞したことを発表した。

このプログラムは、インキュベーションフェーズで審査を通過したベンチャー企業とメンタリングを実施し、2020年11月27日(金)に成果発表イベントを開催。

ジョリーグッドが「Home Healthcare Award」の受賞企業に決定した。

今後、ジョリーグッドは帝人ファーマと新規事業の創出に向けた検討を行っていく。

(※)正式名称は、「在宅医療QOLコラボレーション:帝人ファーマ×アドライト アクセラレータープログラム」。

 認知行動療法VRについて

ニーズがあっても55%以上実施できていない認知行動療法

うつ病などの精神疾患病には、主に薬物治療などが行われるが、薬物治療では心の問題を解決することにはならない。

認知行動療法は、視野を広げてネガティブな考えに囚われないようにしたり、日々の暮らし方を具体的に変えていったりするような取り組みを進めていく心理療法として注目されている。

信州大学学術研究院教育学系の高橋史氏らが報告する「日本の精神科診療所における認知行動療法の提供体制に関する実態調査」にて行った精神科診療所に対する調査では、患者が認知行動療法を希望した施設66%の内、実施なしと答えた36.4%(要望ありの約半数以上の55.2%)が実施できていないという報告がある。

また、実施ができない理由として最も多かったのは「認知行動療法をする時間がない」が38.8%。

その他にも「実施できるスタッフがいない」「学ぶチャンスが少ない」などの回答が多く、患者が希望しても実施が困難な現状がうかがえる。

出典:日本の精神科診療所における認知行動療法の提供体制に関する実態調査

うつ病患者に向けた認知行動療法VR

認知行動療法VRは、従来の認知行動療法の構造をベースに、セラピーの中で行う考え方や場面の説明をVR化。

対話で自分の行動を客観的に学習(認知)させ、行動変容を促す従来の方法では、場面イメージの齟齬や、セラピストのスキルへの依存などの課題があった。

VRで様々な出来事や状況を当事者体験することで、場面イメージの齟齬を無くし、短時間で平準化されたセラピーの提供を実現する。

また、AIによる機械学習を重ねることで精度を向上させ、VRによるうつ病評価とその疾患レベルに対する「VRコンテンツの調合」を自動化することを目指す。

ジョリーグッドでは新型コロナウイルスや、様々な理由で通院が難しい患者に対し、クラウドで医師の治療計画や診断を管理できるシステムを開発。

通院しなくても処方可能なデジタル治療の実現を目指す。


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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。