最新のIT技術と水中ドローンを用いて新しい海洋VRコンテンツを世界に発信する「Virtual Ocean Project」オンライン授業を開催

「Virtual Ocean Project」では、今までリアルでのイベントを中心に行ってきたが、今年度はコロナの状況を踏まえ、院内学級や小学校にてオンライン授業を開催することを発表した。

「Virtual Ocean Project」概要

「Virtual Ocean Project」とは最新のIT技術と水中ドローンを用いて新しい海洋VRコンテンツを世界に発信するプロジェクトで、日本財団が行っている「海と日本プロジェクト」の一環。

VRコンテンツ体験を通して、海の素晴らしさと、今起こっている問題について幅広い世代へ伝えていくことを目的に行っている。

2019年度のイベントでは、箱根園水族館および横浜・八景島シーパラダイスにて体験ブースを設置し、水中ドローンの360度リアルタイム映像とVR技術を組み合わせ、まるで水中ドローンに乗り込んで水族館の水槽の中を泳いでいるかのようなVR体験をしてもらった。

実際に水中ドローンは、体験するお客様自身が、VR空間内で操作することが可能。

VR空間内で、プラスチックゴミ問題などの解説動画を視聴してもらい、現在の海洋問題について学んでもらった。

2020年度はコロナ禍という特殊な環境の中、「海に行く機会が減った」、「海に行くことができなかった」子どもたちの体験格差解消を目的とし、オンライン授業を実施する。

事前に箱根園水族館および横浜・八景島シーパラダイスにて撮影したデータをもとに、子供たちは音声にてVR空間内を操作してもらい、水の中を疑似体験してもらう。

リモートによる近未来の職業「ドローンダイバー」の体験プログラムを予定しており、どんな魚がいるかの調査や水質調査を通じて、海洋問題について学んでもらう。

イベント情報

第1回

  • 日時:2020年12月25日(金)13:30-15:10
  • 場所:愛知県立大府特別支援学校
  • 配信方法:ZOOMによる配信、授業が行われている教室につないでのオンライン授業
  • 人数:30名程度

第2回

  • 日時:2021年1月14日(木)
  • 場所:さいたま市立栄小学校
  • 配信方法:体育館等、大人数向け授業等が行われている場所でのオフライン授業
  • 人数:100名程度

授業プログラム

今回は「ドローンダイバー」という、近い未来にダイバーの仕事の一つになるであろう仕事を仮想し、水中ドローン映像を声で操作することで職業体験として行う。

業務内容は水中ドローンの本来の業務を簡易体験。その中で、海の大切さ・海の問題(海ごみ問題・酸性化、他)を学んでもらう。

  • 1部:イントロダクション、ドローンダイバーキャプテン挨拶等
  • 2部:職業体験 ドローン業務の紹介、操作指導、依頼対応
    • ドローン体験:ドローンダイバーのところに依頼主から電話があり、それをドローンを操縦して解決する
      • 水槽に苔がついているか見てきてほしい
      • 水槽の水質を見てほしい
      • 水槽にどんな魚がいるのか教えてほしい
      • 魚にエサをあげてほしい
      • きれいな水中の写真が撮りたい
  • 3部:報告書作成、ドローンダイバーのもとに届いている質問を生徒と一緒に回答していく

海と日本プロジェクトについて

日本財団「海と日本プロジェクト」とは、2015年に「海の日」20回目を記念し、日本財団の主導で推進しているプロジェクト。

次世代を担う子どもたちを中心として多くの人々に「海の日」の意義について認識を深めてもらうとともに、海への好奇心を持ってもらい、行動を起こすムーブメントを作り出すことを目指している。

過去の実施概要

2019年8月18日(日)~8月31日(土) 第1回「箱根園水族館」

箱根水族館にて常設展示を実施。一般公開日ではファミリー層を中心に多くの顧客に体験してもらい、海洋問題についても理解を深めてもらった。

2019年11月29日(金)〜 12月8日(日) 第2回「横浜・八景島シーパラダイス」

2人組コックピットを採用して、2回目の常設展示を実施。カップルや親子での体験者も多く、前回同様幅広い層に海洋問題についても理解を深めてもらった。

富士通×関西学院大学の共同研究

12月4日に富士通×関西学院大学の共同研究に協力し、神奈川県立子ども医療センター内学級の生徒に向けて、遠隔での授業を実施。

ドローンの操作体験を通じ、海を感じてもらいながら海洋問題に関しての教育を行うことができた。

また、12月8日には日本ALS協会の協力により、「ALS患者向け体験会」を実施。ALS患者2名を迎え、視線入力によるドローン操作体験が好評だった。