株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林仁)が提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2020年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施し結果を発表した。
調査は2020年11月20日~23日にアンケートを実施し、全国の小学生の5人に1人が受講する「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員7661人(女子5170人・男子2491人)から回答を得た。
その結果を分析し、ランキングとともに発表する。
各ランキングからは、コロナ禍でも子どもたちが前向きに自分なりのチャレンジをしていたり、家族や友達と充実した日々を送っていたり、優しい気持ちでふれあう様子が伝わってくる。
2020年の出来事や将来に関する小学生の意識調査 結果概要
今年の漢字ランキング
「笑」「幸」「新」がトップ3 前向きで充実した小学生生活
トップ3すべてがポジティブな漢字。
コロナで生活が大きく変化する中でも、それを新しい経験として、楽しみや幸せを見つけながら、家族や友達と充実の日々を送っていたことがうかがえる。
Q:キミの1年を漢字1字で表すと?(自由回答)

今年の漢字ランキング トップ10・主な理由

憧れの人物ランキング
「『鬼滅の刃』の炭治郎」や「お母さん」の“優しさ” “家族を想う気持ち”に憧れ
「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」と「お母さん」は、「優しい」「家族のためにがんばっている」点が、憧れの共通点。
1位の「炭治郎」は「あきらめずにがんばる」姿勢に憧れるという声も多くかった。
「鬼滅の刃」の登場人物は、7人がトップ10入りしており、全体でも多くの回答(2007票)。
2位の「お母さん」は「家族のためにいろいろなことをしてくれる」という声が目立った。休校や外出自粛で一緒に過ごす時間が増え、ありがたみを感じる機会も増えたのかもしれない。
Q:キミがあこがれている人/ヒーローはだれですか(自由回答)

憧れの人ランキング トップ10・あこがれている点

なりたい職業ランキング
芸能、アニメ、動画、ゲームなどのエンタメ関連が上位に
社会が大きく変化する中、小学生は将来についてどのように考えているのかを「将来やってみたい仕事」への興味から探った。
上位には芸能やアニメ、動画、ゲームなどのエンタメ関連の仕事が入っている。
今年は自宅で過ごす時間が増える中で、読書やテレビ・インターネットの視聴時間が増えたという調査結果もあり、よりエンタメが身近になり、将来やってみたい仕事として意識されたと考えられる。
女子1位の「芸能人」には、オ―ディションプロジェクトから生まれたガールズグループ「NiziU(ニジュー)」の影響もあるかもしれない。
NiziUは「憧れの人物」として支持する声も多く(94票)あった。
男子1位の「ゲームクリエイター・プログラマー」には、「あつまれ どうぶつの森」「フォートナイト」「マインクラフト」といったゲームが、小学生に流行っていたことも関係していると考えられる。
また、医者や看護師も入っており、コロナ禍で医療の意義を子どもたちが感じたことも影響しているかもしれない。
Q:将来やってみたい仕事は何ですか?(択一)

今年好きになったものランキング
Q:キミがこの1年で好きになったことや好きになったものは何ですか?(自由回答)

ゲームやアニメ、読書(マンガ・本)など、 家で楽しめるものが上位に入っている。
1位の「鬼滅の刃」は、回答者全体の約3割が具体的な作品名を出して回答していた。
季節のトピックス:2020年冬 お願いする予定のクリスマスプレゼントランキング
Q:キミがクリスマスにお願いする予定のものは何ですか?(択一)

ゲームや本・マンガといった、家で楽しめるものが人気。
また、今年はどんなサンタが来ると思うかも聞いてみたところ「密を避けるために、トナカイの数を減らしている」「オンラインサンタ」「外出自粛による運動不足で太ったサンタ」といったwithコロナ仕様のサンタクロースを想像していた。
「進研ゼミ小学講座」は、今回の調査結果からも浮かび上がる、小学生の「前向きにチャレンジする気持ち」を大切に、小学生の生活や気持ちに寄り添い、一人ひとり個別に合った教材サービスで、今後も小学生の学習・生活を支援していく。
進研ゼミ小学講座「小学生総決算ランキング2020」結果を受けて
進研ゼミ小学講座 教科外情報編集室
2020年度は、全国的な小学生の一斉休校に始まり、夏休みの短縮や、学校行事の縮小や中止など、学習や生活のペースが例年とは大きく異なる1年でした。そのような中、「進研ゼミ小学講座」では2020年度期中から「オンラインライブ授業」を実施。リアルタイムでの子どもたちとのやりとりの中には「今日もがんばるよ!」「みんなといっしょ!」といったようなチャットメッセージも多くありました。
今回のアンケートからも、小学生が、コロナ禍にあっても、現状を柔軟にとらえてたくましく日々を過ごしている様子が伝わってきます。
「子どもは未来からの留学生」。子どもたちが前向きにチャレンジする姿からは、明るい未来への希望が感じられます。
参考データ
コロナ前後での生活変化:読書やテレビ視聴の時間増加は約7割、ネットやゲームは約5割が増加。自宅学習の時間も約6割が増加。
Q:コロナがはやる前と比べて、キミの生活はどう変わりましたか? 合うものをそれぞれえらんでください(2020年10月16日~18日実施 「進研ゼミ小学講座」会員 9914人)

家ですごす時間が増えたことへの意識:約7割が「うれしい」
Q:次のことについて、キミの気持ちを教えてください(2020年10月16日~18日実施 「進研ゼミ小学講座」会員 9914人)

参考:「進研ゼミ 小学講座」について
「進研ゼミ小学講座」は、小学1年生から小学6年生まで継続して受講できる家庭学習サービス。
子どもの学校の教科書や授業の進度、一人ひとりの理解度や目標に合わせて、効果的に学習を進めることができる。
また、自宅で双方向の参加型授業で学べる「オンラインライブ授業」サービスも追加受講費不要で参加できる。
感染防止対策で友達と屋内での密な交流が減っている中でも、つながりを感じながら切磋琢磨できたり、お互いの生活や気持ちを共有し合えたりする場もあり、ご自宅で楽しくモチベーション高く学習を進めることができる。
これからも「進研ゼミ小学講座」は、コロナ禍で起こるさまざまな変化、子どもの学習に関する困りごとにスピーディーに対応していく。
デジタルと人の個別指導の組み合わせを進化させ、子どもが主体的に学ぶ習慣を身につけ、目標に向けて継続的に力を伸ばしていく学習をサポートしていく。