TOEIC、AIを活用した試験監視サービスを2021年3月に開始予定

日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(東京都千代田区永田町、理事長:大橋圭造)は、企業・学校など団体向けに提供しているTOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)※1およびTOEIC Bridge Listening & Reading IPテスト(オンライン)について、AIを活用した試験監視サービスの開発を進めており、2021年3月にサービス開始予定であることを発表した。

※1 企業・学校などの団体が任意に日時を設定し、インターネット上で受験する制度。

「AI監視サービス(仮称)」サービス概要

「AI監視サービス(仮称)」は、Webカメラで撮影した試験中の受験者動画をAIが解析し、不正の可能性が高い行動を検知するサービス。

検知結果は、団体の担当者にフィードバックされる。

このサービスは、資格・検定試験各種ソリューションの提供を行う株式会社イー・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役:佐藤信也)が開発した、AI解析エンジンを使ったオンライン試験不正監視サービス『Remote Testing AIアナリスト』を利用する。

受験前に本人の顔と本人確認書類を撮影した後、試験中の受験者の様子を動画で記録し、動画から、【受験者の入れ替わり】【複数人の映り込み】【不正の可能性が高い目線の動き】などをAIが解析。

団体の担当者はWebの管理画面で、解析結果および録画動画を確認することができる。

2021年3月より、TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)、TOEIC Bridge Listening & Reading IPテスト(オンライン)の2つのテストからサービス開始を予定している。

リアルタイムで人がモニタリングを行う「リモート試験官サービス」とあわせて、実施の規模や状況に応じて選択することが可能。

価格など詳細については、2021年2月に発表予定。

今後はTOEIC Speaking & Writing IPテスト(オンライン)をはじめ、TOEIC Programの全てのIPテスト(オンライン)でのサービス提供を順次進め、よりテスト・セキュリティの高い受験環境を提供できるよう努めていくという。

開発背景

昨今のテレワークの推進、オンライン授業の導入により、企業や学校などの団体内での研修やテスト実施方法は多様化している。

IIBCでは2020年4月より場所や時間を選ばずに実施できるオンライン方式のIPテストの提供を開始し、約1,100の企業・学校で活用されている。

オンラインでの試験実施は、「本人確認」や「不正行為の防止」が課題となっており、これに対し、IIBCは、2020年7月27日よりリモート試験官サービス※を導入。

リモート試験官サービスとは試験官がオンライン上で本人確認や、試験中のモニタリングをリアルタイムに行うサービス。

一方で、遠隔で人による試験監督を行う場合、受験者の皆様は、所属する団体が定めた試験の開始時間に合わせて一斉受験する必要がある。

そこで、AIによる不正解析をおこなう「AI監視サービス(仮称)」を2021年3月より開始することとなった。

このサービスでは、受験中の様子を録画したデータをAIが事後解析するため、テスト・セキュリティを向上させながらも、1人1人の最適な時間に合わせたテスト実施が可能になる。


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埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。