凸版印刷、教育機関で多言語音声翻訳アプリ「VoiceBiz®」の実証実験を開始

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿秀晴、以下凸版印刷)は、急増する訪日外国人や外国人就労者などとの多言語コミュニケーションを支援するソリューションとして、多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz®(ボイスビズ)」を、2018年6月より提供している。

凸版印刷は、今回多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz®」の利用シーンや翻訳精度などを検証をするべく、教育機関で2020年10月から2021年3月までの実証実験(以下本実証)を実施する。

これに伴い、実証に参加可能な教育機関の募集を2020年10月から2021年2月末まで行う。

教育機関における「VoiceBiz®」実証実験について

教育機関において、在籍する外国人児童は増加傾向にあり、その国籍も多様化している。

教員は外国人児童およびその保護者との意思疎通に大きな課題を抱えている。

特に保護者への連絡においては「正しく伝わっていることを確認できない」、「保護者との意思疎通が難しい」、「連絡内容を伝える準備に工夫・時間を要する」といった課題が顕在化している。

このような中で、今回の実証においては、小学校や中学校など実際の教育現場で、外国人の児童生徒との生活指導や授業支援、外国人児童生徒の保護者との面談といったさまざまな場面で「VoiceBiz®」を使用し、翻訳精度が不足している固有名詞や改善点を洗い出すことを目的としている。

また、実証実験の結果をもとに、今後さらに教育機関に向けたサービス提供を目指し、翻訳精度を向上させていく。

実証期間

2020年10月から2021年3月末

費用

無償

対象機関

小学校、中学校、保育所、幼稚園などの教育機関

募集期間

2020年10月から2020年2月

募集上限

1アカウントにつき10台

参加申し込み方法

info-voicebiz@toppan.co.jp に参加申し込みを連絡。

今後の取り組み

凸版印刷は、音声翻訳精度のさらなる向上に向け、固有名詞・コーパス(※)の追加やさまざまなデバイスに対応することでサービスを拡充させ、2023年度に売上20億円を目指す。

また、今後も音声翻訳対応言語の追加や、教育/保育/医療分野向けに定型文の追加など、在留外国人とのコミュニケーションをより便利にするための機能を追加していく予定。

コーパス:機械翻訳の学習データとして利用するもの。大規模または網羅的に集められた言語資料体。

「VoiceBizⓇ」について

「VoiceBizⓇ」は、急増する訪日外国人や在留外国人との多言語コミュニケーションを支援する、音声翻訳サービス。

スマートフォンやタブレットにインストールしたアプリを利用し、音声11言語、テキスト30言語の翻訳が可能。

翻訳エンジンには情報通信研究機構(NICT)が開発を進めている、深層学習を用いたニューラル機械翻訳(NMT)技術(※)を採用。

翻訳結果をSNS/メール等にマルチ展開できる「コピー機能」や、フレーズを登録できる「お気に入り機能」などで、ユーザビリティを高めている。

また、あらかじめ翻訳した、行事名や教室名などの学校用語/施設名などの固有名詞や、利用頻度の高い定型文を、翻訳サーバに登録することで、より使いやすいサービスにカスタマイズすることが可能。

ユーザからの要望に対応し、「ログ削除機能」もあることから個人情報保護など、よりセキュアな環境でのサービス利用も実現している。

ニューラル機械翻訳(NMT)技術:ヒトの脳神経細胞の学習機能をモデルとした新たな技術。翻訳単語の並びを予測するできるため、従来型の統計機械翻訳(SMT)に比べ、より自然な翻訳結果が期待できる。「VoiceBizⓇ」では、日本語と、英語/中国語(普通話)/韓国語/インドネシア語/タイ語/ベトナム語/ミャンマー語/ポルトガル語(ブラジル語)/フランス語/スペイン語にNMT技術を採用。

翻訳可能な言語

音声翻訳で選択できる言語:11言語

日本語と、英語/中国語(普通話)/韓国語/インドネシア語/タイ語/ベトナム語/ミャンマー語/ポルトガル語(ブラジル)/フランス語/スペイン語

テキスト翻訳で選択できる言語:30言語

日本語と、英語/中国語(簡体字)/韓国語/台湾華語(繁体字)/アラビア語/イタリア語/インドネシア語/オランダ語/スペイン語/タイ語/デンマーク語/ドイツ語/ヒンディ語/フィリピン語/フランス語/ベトナム語/ポルトガル語/ポルトガル語(ブラジル)/マレー語/ロシア語/ミャンマー語/ウルドゥ語/クメール語/シンハラ語/トルコ語/ネパール語/ハンガリー語/モンゴル語/ラーオ語

利用方法

専用アプリをストアからダウンロードし、IDとパスワードの入力で認証を行うだけで、サービスの利用が可能。

認証後、翻訳する言語を選択し、端末に向かって話しかけると、選択した言語を簡便に翻訳できる。

OS

iOS10.3以降Android6以降

アプリ入手方法

AppStoreおよびGooglePlayよりダウンロード可能。

※本サービスを利用するには、別途契約が必要。全ての端末での動作を保証するものではない。

標準価格

  • 初期費用100,000円
  • 利用料1カ月5,000円/台

※実証実験に参加後、本サービスを導入の場合、特別価格にて有償サービスへ移行することが可能。


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。