クラウド型授業支援システム「schoolTakt」シンキングツール21種類の提供を開始

株式会社コードタクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:後藤正樹)は、提供するクラウド型授業支援システム「schoolTakt(スクールタクト)」にて、シンキングツールの提供を開始したことを発表した。

これにより、ベン図やピラミッドチャートなど、21種類のシンキングツールを使って子どもの思考を可視化し、生徒同士でリアルタイムに学び合う協働学習を、より手軽に実現できるようになる。

「schoolTakt」シンキングツールの概要

シンキングツール(※1)とは、自分の頭の中にある思いや考えを視覚的に表すツール。

文部科学省が掲げる新学習指導要領でも、主体的に考えながら意見を交換して互いに関連付け、共に深く学ぶアクティブ・ラーニングが目指されているため、教育現場ではシンキングツールの活用に注目が集まっている。

schoolTaktの課題テンプレート(※2)から、先生が使いたいシンキングツールを選び、ボタンを一度押すだけで、課題を作成し、児童生徒に配布することができる。

※1:シンキングツールは関西大学黒上晴夫先生の登録商標。

※2:課題テンプレートとは、課題を作成するために利用できる雛形のフォーマット。テンプレートのままだけでなく、必要に応じて編集を加えて児童生徒に配布することも可能。現在登録されている課題テンプレートは6,000以上。

スクールタクト独自の機能

児童生徒は、手書きでもテキストでも、シンキングツールのフレームに直接入力することができる。

自分の持つ端末の種類やキーボード入力のスキルなどに合わせて入力方法を選ぶことができるため、学習活動をよりスムーズに進めることができる。

キャンディ・チャートの利用例

キャンディ・チャートの利用例

また、キャンディ・チャートやプロット図などの一部のシンキングツールにおいては、児童生徒が、書き込む枠を任意で動かして並べ替えられるほか、書き込む枠の大きさを自由に変更することも可能。

これにより、児童生徒は、付せんを手元で扱うような感覚で思考を整理できるようになるほか、スペースを気にすることなく、自分の考えを書き込むことができる。

クラゲ・チャートの利用例

クラゲ・チャートの利用例

参考動画

もちろん、先生が課題を作成する際には、テンプレートをそのまま利用するだけでなく、全てのシンキングツールを必要に応じて自由に編集することが可能。

これらの機能と、リアルタイムで書き込みを反映できるschoolTaktの特性を組み合わせることによって、先生は、児童生徒の思考している途中過程を見ながら、より深い思考力を身につける授業を展開することができるようになる。

schoolTakt×シンキングツールで実現する協働学習

schoolTaktでは先生がボタンを一度押すだけで、他の児童生徒の課題を見られるモードや、児童生徒同士でお互いの課題を編集可能なモードに変更することが可能。

そのため、児童生徒は、ひとつのシンキングツールに協働で考えを書き込むことができたり、他の児童生徒がシンキングツールにまとめた考えを手元の端末で閲覧し、コメントやいいね評価などのリアクションを送りあったりすることができる。

これにより、児童生徒がシンキングツールでそれぞれまとめた考えについて、友達同士で共有し、深め合う協働学習を実現することができる。

さらに、ワードクラウド(※3)の機能により、ボタンを一度押すだけで、シンキングツールの課題で使われているキーワードを一覧で表示することが可能。

※3:ワードクラウドとは、文章中に使われてるキーワードを一覧で表示する機能。使われている回数が多いほど、そのキーワードが大きく表示される。選択した課題のページのみ分析を行い表示する。

ワードクラウド例

使われている回数が多いほど、そのキーワードが大きく表示されるため、クラス全体の考えを一目で確認することができる。

schoolTakt×シンキングツールの感想

シンキングツールを利用した事例研究を予定している啓明学園初等学校より、schoolTaktでシンキングツールを利用した感想が寄せられている。

利用場面(時期、クラス、科目等)

6年生2学期に、理科「てこのはたらき」の単元で、てこがつり合う時のきまりについて予想を出しあう活動を行いました。この授業では、事前に学習した実験の内容をもとに、シンキングツールのキャンディーチャートを利用しました。

利用することになった背景

理科の授業で予想を出し合う際に、児童によっては授業時のねらいを十分に理解することができず、予想をたてられず、苦労している場面がみられました。このような児童が考えをまとめていく際にシンキングツールを使うことによって、スムーズに考えを練り上げることができるのではないかと思い、取り組むことにしました。

紙と比較した際のデジタルでシンキングツールを利用するメリット

これまでは、ノートに予想を書いた後に、全体で意見発表をしながら考えを共有していく授業展開を行ってきました。この流れをスクールタクトに置き換えたことによって、共同閲覧の機能を使って、児童が予想した直後の気持ちを保ったまま、考えの共有まで学習を進めることができるようになりました。

共同閲覧時には、コメント欄を使って、児童相互に意見交換をすることが可能です。相互の意見を確認した後、全体での意見発表を行うことで、クラス全体の意見を俯瞰しながら、自分の考えを練り直す学習活動が可能になりました。

シンキングツールを活用した授業研究の展望

今後は、シンキングツールの特性を、学習のねらいに合わせて使い分けをしながら、児童が自分の考えをまとめる際の手段の一つとして活用し、さらに活発な授業作りを目指して取り組んでいきたいと考えています。

schoolTaktについて

タブレット端末、スマートフォン、パソコンなどデバイスフリーで利用できる授業支援システム。

schoolTaktにプリセットされているさまざまな教材や、手持ちのPDF教材・写真をアップロードし、授業で活用することができる。

これにより、児童生徒の学習状況をリアルタイムに把握できたり、児童生徒同士の解答を共有したりすることで「みんなで学び合う」学習環境を簡単に構築できる。