Z会グループが経産省「未来の教室」実証事業に採択、新渡戸文化高等学校と教材を共同開発

株式会社増進会ホールディングス(代表者:藤井孝昭、以下グループ会社を総称して「Z会グループ」)のグループ会社である株式会社Z会(代表者:藤井孝昭)は、経済産業省が主導する『「未来の教室」実証事業』の事業者に採択されたことを発表した。

Z会は『「未来の教室」実証事業』に2018年度、2019年度に続き、3年連続で実証事業に参画することとなった。

『「未来の教室」実証事業』の概要

『「未来の教室」実証事業』は、国内外の教育関係企業、学校、産業界、研究機関等が連携した新たな価値創造であるオープン・イノベーションを基盤に、ICTを活用して既存の教育を拡張する「EdTech(※1)」を組み合わせることで、「一人ひとりの学びに対する個別最適化」や、「学びのSTEAM(※2)化」を実現する事例の創出を推進する事業。

※1 EdTech:エドテック/EducationとTechnologyを組合せた造語。

※2 STEAM:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)を活用した文理融合の課題解決型教育。

Z会の実施する事業の概要

今回の実証事業では、教育目標として「HappinessCreator」を掲げる新渡戸文化高等学校(学校長:小倉良之、以下「実証校」)に伴走し、新たな学びの実践をサポートする。

具体的には、高校1年生を対象に、実証校が先進的に取り組む「クロス・カリキュラム(※3)」と教科学習をシームレスにつなげる、高校理科(生物基礎・化学基礎)と高校社会(世界史・日本史)のデジタル教材を共同開発する。

教材開発には、Z会グループで教材開発・制作に定評のある株式会社エデュケーショナルネットワークも参画。

「クロス・カリキュラム」で取り上げるSDGs(※4)や社会課題などのテーマを、教科内容の「エッセンシャルミニマム」(=実証校が考える「学習指導要領の本質部分を抽出した内容」)の深い理解につなげる新たな取り組みである。

「生徒が自発的に探究活動に取り組むうちに、おのずと教科学習内容も習得できる」という実証校の描く理想的な学びの実現を目指します。また、GIGAスクール構想(※5)も踏まえ、「一人1台」時代の学びも意識し、EdTechの要素も取り入れる。

本実証を通して、Z会グループが長年培ってきた「本物の学力」の育成・習得を促す教材開発ノウハウと実証校の先進的な実践事例を融合させ、「ICTを活用し、探究学習と受験に向けた準備が両立できるモデル教材」を開発する。

実証後は、実証校での継続使用も含め、新たな学び方を広く社会に展開していく。

※3 クロス・カリキュラム:新渡戸文化高等学校が取り組む、複数教科の教員が同時にかかわることによって時流を考察し、生徒と一緒に学校や地域の問題から課題を見出し、解決のためのプロジェクトを創造する教科横断的な学習。

※4 SDGs:SustainableDevelopmentGoals持続可能な開発目標。17のゴールから構成される、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。

※5 GIGAスクール構想:GIGA=GlobalandInnovationGatewayforAll文科省を中心に進められる、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現に向けて、児童生徒向けの一人1台学習用コンピューターと、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する構想。