立命館大学、小学校高学年対象のSDGs解決型オンラインワークショップ『Tomato Adventure』実施レポートを公開

立命館大学は、附属校である立命館小学校と連携し、身近な食材である「トマト」を題材に「食品ロス削減」などSDGs解決型のオンラインワークショップ『Tomato Adventure』を8月1日(土)、2日(日)、8日(土)に開催、3日間を記録したレポート動画を9月29日(火)より公開した。

取り組みの第2段として、12月頃に「オレンジ」をテーマにしたワークショップの開催を予定している。

「Tomato Adventure」実施概要

このワークショップは、世界の食生活にも身近なグローバルフードともいえる「トマト」を題材に、3日間にわたり実施。

トマトの特徴やおいしさのサイエンス、世界の食品ロスの実態を学ぶ【リモート座学】から始まり、トマト生産者の想いに触れるため本場・イタリアの農家、ピザ職人から直接ナポリピッツァ作りを学ぶ【オンライン実習】を体験。

最終日には世界的な課題である食品ロス削減の解決策となる創作料理アイデアをイタリアの真のナポリピッツァ協会に提案した【創造性提案】。

子供たちの提案の中から採用されたアイデアは実際に歴史ある協会レストランでメニューとして提供され、その収益は食品廃棄物を堆肥に変えるコンポスト購入に充てられる予定で、これから重要とされるSDGs教育をリアルに実現させるものとなった。

コロナ禍においても、子どもたちの主体性や創造性を育むことを目的に、食マネジメント学部らの協力の元、大学が有する食の世界的なネットワークとリモート機能を最大限活用し、本場・イタリアと直接繋がるライブ感あふれる体験型プログラムを実現することができた。

このような実体験を伴うワークショップの実施により、世界中が抱える社会課題に対して、身近な食を通じて小さくとも自らの手でひとつの解決を作り出していく経験を通じて、サイエンス、テクノロジーのみならず文化や歴史などの多くの視点から問題の本質をとらえることができるイノベーション人材の育成につながることを期待しているという。

日時

2020年8月1日(土)、2日(日)、8日(土)

場所

参加者は自宅よりオンライン参加。

運営は立命館大学びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスⅡ調理学実習室A(草津市野路東1丁目1-1)。

主催

立命館大学EDGE+Rプログラム

協力

  • 立命館小学校
  • 立命館大学食マネジメント学部
  • 株式会社TNC
  • 立命館大学食総合研究センター
  • 真のナポリピッツァ協会、真のナポリピッツァ協会日本支部

運営メンバー

  • 立命館大学食マネジメント学部/EDGE+Rプログラム副総括責任者 准教授 野中朋美
  • 立命館大学食マネジメント学部 教授 石田雅芳
  • 立命館大学食マネジメント学部 助教 本田智巳
  • 立命館大学 客員教授/株式会社博報堂 福田卿也
  • 株式会社TNC代表取締役 小祝誉士夫
  • 立命館小学校 ICT教育部長 正頭英和
  • 立命館小学校 教諭 山田航大

参加者

立命館小学校 5年生4名、6年生3名

※本取り組みは、文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業」(EDGE-NEXT)の採択事業である「立命館大学EDGE+Rプログラム」の一環として、小学校高学年を対象に実施。

実施内容

8月1日(土)ゴールイメージと課題を共有。救うべき世界の課題と食との関係を読み解く。

  • 身近なトマト料理を作ってみよう!<実習と実食>
  • トマトのサイエンス トマト調理の特徴を知る
  • ピザ作り:ピザ生地(イタリア中継)

8月2日(日)トマトのおいしさはどこから来るのか?トマトの本場イタリアとの中継授業

  • 世界の食品ロスの実態と解決を目指している事例を学ぶ
  • トマト作りの本場から イタリアのトマトの魅力とは?(イタリア中継)
  • ピザの本場から トマトを使ったナポリピッツァを作ってみる(イタリア中継)
  • 次回創造調理計画について 食品ロスを解決するためのメニューを作ろう

8月8日(土)トマトで世界を救えるか。オリジナルトマト料理とオリジナルピザをイタリアに提案!

  • 世界を変える作戦提案(イタリア中継)
  • 真のナポリピッツァ協会パーチェ会長からのフィードバック(イタリア中継)
  • 全体のまとめ

「立命館大学EDGE+Rプログラム」について

「立命館大学EDGE+R(イノベーション・アーキテクト養成プログラム)」は、イノベーションを興せる人材の輩出を目指し、学内外を問わず、新しいことに挑戦するひとを求めるプログラムで、2014年から始まった。

起業を目指すひと、仲間が欲しいひと、企業課題の解決をやってみたいひとなど、多様なひとが混ざる「場」として、学部の垣根を越えた多様なプログラムが用意されている。

また、最近ではイノベーティブマインドを子供の頃から育成するため、小学校をはじめとした附属校との連携プログラムにも取り組んでいる。

EDGE+Rプログラムは、文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE、2014年度〜2016年度)に引き続き、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT、2017年度〜2021年度)に採択された。

EDGE-NEXTでは、多様性と創造的協働に基づくアントレプレナー育成プログラム「IDEAコンソーシアム」(主幹機関;九州大学、協働機関;立命館大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪府立大学)として、学外へさらに拡大していく。