立教大学がオンライン授業に関する学生意識調査を実施、双方向型オンライン授業の授業満足度が去年の対面授業を上回る

立教大学経営学部(学部長:山口和範)のデータアナリティクスラボは、2020年度経営学部新入生および新2年次生を対象としたオンライン授業に関する学生意識調査を行い、結果を発表した。

立教大学、オンライン授業に関する学生意識調査概要

立教大学経営学部では、2018年より、データに基づく教育の質保証・向上を目的としてデータアナリティクスラボを新設し、主に経営学部コアカリキュラム「BLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)」(主査 舘野泰一)における学習データを収集・分析して学習効果を可視化し、授業改善やカリキュラム改革に向けた提言を行ってきた。

今回の調査は、公益財団法人電通育英会からの支援を受け、2018年度から2020年度までの3年間の寄附研究プロジェクト「大学初年次教育のリーダーシップ教育の効果性に関する研究プロジェクト(研究代表者:中原淳、研究主担当者:田中聡)」の一部として実行された。

調査では、新型コロナウイルス感染症の広がりを受けて導入された大学のオンライン授業に対する経営学部生の実態を把握し、秋学期以降の学部運営およびオンライン授業設計に活用することを目的として行われた。

今回の調査結果では、

  • 双方向型オンライン案授業の満足度は対面授業よりも高い傾向があること
  • 大規模型・一方向型授業はオンライン継続を望む割合が高い

などのことがわかった。

経営学部では、今回の調査結果を受け、秋学期以降のオンライン授業において学生へのフィードバック機会を積極的に取り入れる方針を定め、各科目の準備を進めていく。

また、アフターコロナ時代を見据え、オンライン学習とオフライン学習を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」の導入に向けた具体的な検討を進めていく予定。

調査で判明したこと(報告書抜粋)

春学期の振り返り

  • 「双方向型授業に対する満足度は高い」一方、「一方向型授業や課題のみの授業に対する満足度はやや低い」傾向
  • 双方向型科目「BLP」の教育効果は対面授業(昨年)より高い
  • グループワークや人間関係に関する不安は入学時から減少している

秋学期に向けて

  • 小規模型・双方向型授業は対面授業を希望する割合が高い一方、大規模型・一方向型授業はオンライン継続を望む割合が高い
  • 授業内で質問しやすさ/インタラクティブ性を高める工夫が必要(大規模授業における学生アシスタントの体制強化など)

調査概要

調査目的

オンライン授業に対する経営学部生の実態を把握し、秋学期以降の学部運営およびオンライン授業設計に活用する

調査対象者

2020年度経営学部新入生および新2年生

調査項目

  • 春学期オンライン授業に対する満足度、学習環境、授業評価など
  • 秋学期オンライン授業に対する意向度など

調査時期/手法

2020年7月14日(火)〜23日(木) WEBアンケート調査

調査回答者

  • 1年生:341名(有効回答率89.3%)
  • 2年生:286名(有効回答率97.6%)※BL2受講生293名を対象