仙台育英学園とNTTドコモが新たな時代の教育現場の実現へ向けた覚書を締結、第一弾として中高等学校として全国初めてSwipeVideoを導入

7月1日、学校法人仙台育英学園とNTTドコモ東北支社は『新たな時代の教育現場の実現へ向けた中期的取組みに関する覚書』を締結した。

この締結により、今後、仙台育英ではNTTドコモと連携・協力し、5Gや各種ICTツール・サービス等による新たな時代の教育現場の実現を目指す。

この締結に至ったのは、仙台育英が目指すICT環境の構想とNTTドコモの考えが一致したためだ。

学校法人仙台育英学園とNTTドコモの取り組み概要

仙台育英学園が目指すICT環境

  1. 全ての生徒が学習活動を行う空間・時間を学園職員と協力して決定でき、距離的・時間的・空間的制約をなくすことができるICT環境
  2. 全ての学園職員が校務・業務を行う空間・時間を本人の意思で決定でき、距離的・時間的・空間的制約をなくすことができるICT環境
  3. 生徒・保護者・学園職員が本人の意思によって開示した情報※とその対象の範囲内で、情報の見える化と共有が安心・安全にできるICT環境

情報 … 身体・精神・スキル・ノウハウ・個人および組織の行動やプロセスに関わるもの

この覚書によって、仙台育英とNTTドコモは下記の取組みについて相互に連携協力を保ち、円滑かつ積極的な推進を図る。

取組みの内容

  1.  “多種多様な映像”を活用した教育現場における教育効果を高める取組み
  2.  “IoT、AI、センシング等のデータ技術”を活用した教育現場における教育効果を高める取組み
  3.  距離・時間・空間を越えた“新たな時代の教育現場”実現へ向けた取組み

※①~③の枠組みに入らない取組みも含め、上記以外の新たな時代の教育現場実現へ向けて別途協議を行い、合意できたものから順次実施する。

取組みにおける役割

仙台育英(設置校である秀光中等教育学校※および仙台育英学園高等学校を対象)

※秀光中等教育学校は2021年度から秀光中学校に改編される計画がある。

  • 5Gや各種ICTツール・サービス等の授業、部活動における利用
  • 利用した生徒・教職員からのフィードバックの収集
  • 有用性評価

NTTドコモ

  • 5Gや各種ICTツール・サービス等の提案、提供
  • 5Gや各種ICTツール・サービス等利用に関するサポート
  • 有用性評価のサポート

このように、仙台育英はNTTドコモ東北支社の協力を得て、最適ソリューションへのマッチングと高速PDCAに必要な基盤を構築できた。

この取組みの第一弾として、仙台育英は自由視点映像 SwipeVideoを7月1日に中学校・高等学校として全国で初めて導入した。

映像をもとに技術指導する様子

AMATELUS株式会社の提供によるSwipeVideoにより、自由視点映像やマルチアングル映像を上記の画像・動画のとおり確認でき、動作を伴う授業や部活動では“見える化”が進み、生徒が自ら或いは他者と相互に学びをより深められるようになった。

SwipeVideo…4G環境下であってもブラウザ上で配信や再生(視点切替視聴)が可能な世界初(特許技術)の自由視点映像生成及び配信システム。

今後は、仙台育英の5Gエリア化が完了次第、5Gネットワークを活用してSwipeVideoで撮影した自由視点映像をクラウド配信することで、その有効性について実証実験する予定。

さらに仙台育英では、5Gエリア化により、現状の光通信による館内Wifiに加えて、関係者約3,000名超が屋内外で同時に双方向で接続しても耐えうる大容量多接続可能なインターネット環境の構築を目指している。

また5Gエリア化によって、館内Wifiのための回線整備に伴う更新コストや、災害時のインターネット環境喪失リスクの減少を期待している。

教育現場における5Gエリア化の先行事例が仙台育英で得られれば、教育現場におけるGIGA構想をより促進させるだけでなく、災害時に避難場所として指定されることの多い学校の通信環境改善にも寄与するだろう。

5Gの導入により、現在よりも更に安定的に大容量・低遅延でつながり続ける教育環境の実現。

SwipeVideoの導入により、授業や部活動における”見える化”で今までにない新な視野の構築。

距離・時間・空間を超えた新たな時代の教育現場の実現に仙台育英は挑戦する。


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。