小中高校向け電子書籍サービス「School e-Library」有料登録者12,000名を突破

全国の小中高等学校に電子書籍をサブスクリプションモデルで提供しているSchool e-Libraryの有料登録者が2020年6月末現在、12,000名を超えたことを発表した。

School e-Libraryとは

全国小中高等学校向けの電子書籍の定額制読書サービス。

年間28,800円で、41人が同時に、出版社8社1000冊の電子書籍を読むことができるサービスである。

2020年4月以降問い合わせが急増

2019年4月からサービスを開始したSchool e-Libraryは、確実に契約を重ねてきたが、新型コロナウイルスによる長期休校措置を受けて、全国の学校からの問い合わせが増加。

学校図書館、公共図書館の閉館、さらには一部の書店も営業を自粛する中、School e-Libraryを先行採用した学校司書から、その有用性を伝え聞いた各校からの問い合わせによるものが大きな要因となった。

実際に利用した学校からの評価は概ね好評で、4月以降に契約が大きく伸びているという。

好評な理由

  • 1冊の本を同時に契約者全員が読むことができる。何冊本を読んでも利用料金は同じサブスクリプションモデルを導入している。(基本契約は税込み28,800円/年で41ライセンス利用可能)
  • アプリをインストールする必要が無く、スマホ・タブレット・PCなどインターネットに繋がってさえいれば、すぐにどこでも使える。(ストリーミング配信)
  • 個人情報を登録する必要がなく、ID/PWの管理を学校に任せているので個人情報の流失がない。
  • 出版社8社が1000冊の本を提供。毎月少しずつ入れ替わるので1000冊でも不自由はない。
  • 利用者のログデータを定期的に学校に提供するので図書館の選書にもデータが活用できる。

そして最も評価されているのは自宅でもどこででも、School e-Libraryは使えたので、長期休校時に生徒たちが自宅で読書をできる機会を失わなかったことだったという。

登校が始まってからのアンケートで、休校中で一番良かった事としてSchool e-Libraryが使えた事という答えが一番多かったという学校もあったようだ。

今年度から1,000冊の書籍のほかに英語での名作書籍の掲載を始めている。

現在15冊だが、最終的には100冊程度にまで増える予定。

School e-Library導入校の声

青翔開智中学校・高等学校(鳥取)司書 横井 麻衣子氏

2019年6月にSchool e-Libraryを導入しており、2020年2月の全国一斉臨時休校時にも生徒に読書の機会を提供し続けることができました。1冊のタイトルを同時に多数で読めるので、授業の中で教材として使うこともできます。

本校ではSchool e-Libraryを使って同じ本を読み語り合う「読書会」も開催しました。今後も紙の書籍と併用することで生徒の読書体験の幅を広げていきたいと考えています。

高知県立高知国際中学校・高等学校(高知)

本校は開校3年目の併設型中高一貫教育校です。図書館の環境は整備されており、その機能を活用して生徒の学習活動や読書活動の充実を図っているところです。しかし、これからの読書活動等は図書館の活用だけでなく、新しい様式を創造することも求められていると思います。

e-libraryの活用はその一つだと考え、災害等で図書の貸し出しが困難な状況での電子書籍の活用、電子書籍を活用した図書検索や閲覧、いつでもどこでもアクセスできる利便性など電子書籍の強みを知り、様々な活動の可能性を探りたいと考えています。今後、英語図書を含め、電子書籍のさらなる充実を楽しみにしています。