大阪工業大学が混雑予測し3密を回避するAIシステムを開発、毎月8,000人近い来場者がにぎわう「枚方宿くらわんか五六市」で実証実験へ

大阪工業大学(大阪市旭区)情報科学部と枚方宿地区まちづくり協議会、枚方市が連携し、中規模イベント会場における来場者の「3密」を回避するAIシミュレーションシステムの開発に着手している。

スマートフォンのデータを基にした混雑状況と来場者の行動予測から、数分先の混雑(来場者の分布)状況を予測する。

同市で毎月開催され8,000人近い来場者でにぎわう「枚方宿くらわんか五六市」で10月から実証実験を予定し、システムのパッケージ化を目指すという。

AIシミュレーションシステムの概要

  • 来場者分布から人の流れを予測し、3密を回避するAIシステムの開発に着手
  • 10月から枚方市のイベントで実証実験を開始し、実際の運用を想定した開発を進める
  • withコロナ社会でのイベント開催も見据え、システムをパッケージ化予定

新型コロナウイルス感染症のクラスター対策として、イベントにおいても3密を避けることが政府から強く要請されている。

そこで、大阪工業大学情報科学部は地域イベント「枚方宿くらわんか五六市」を実証の場として、来場者が持つスマートフォンの台数を検知し来場者の人数と分布を把握。

人の行動に関する予測データと時間帯や店舗配置などの周辺情報から行動予測を行うアルゴリズムをプログラミングし、数分先の来場者分布を予測するAIシミュレーションシステムの開発を行う。

システムによる混雑予測を来場者に提供することで、3密を避けることが期待されている。

また、新型コロナウイルス終息後も、混雑を避けることができるシステムとして、さまざまなイベントで使われることを目指しシステムをパッケージ化。

混雑回避に人的リソースを割かない技術でスマート社会に貢献することを目指す。

なお、実証実験は10月11日(日)から段階的に実施される予定。