三省堂とAI英語教材「abceed」が業務提携、学校現場で個別最適化学習を提供へ

株式会社三省堂(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:北口 克彦、以下三省堂)は株式会社Globee(所在地:東京都港区、代表取締役:幾嶋 研三郎、以下Globee)と共同し、Globeeが運営するAI英語教材「abceed(エービーシード)」に、三省堂が発行する教科書・教材・辞書を対応させ、2020年5月以降、全国の中学校、高校への導入を開始することを発表した。

AIを活用した発信型の英語学習アプリケーション開発に実績があり、学習ログを活用した「個別最適化学習」に強みを持つabceedと業務提携することで、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」にも対応する、新時代の学習ソリューションを提供する。

また、スマートフォン/タブレット/WEBなどからabceedを利用することで、近年需要が高まっている在宅学習での英語力向上にも貢献する。

三省堂とGlobeeの業務提携の背景と概要

背景

昨今の社会情勢を背景に、教育現場での学び方が見直されている。

2020年に入り拡大した国内での新型コロナウイルス感染により、3月には全国の小中高校への一斉休校が要請された。

休校措置により児童、生徒にとって在宅学習の重要性が急速に高まっている。

また、2019年末に文科省から提唱された「GIGAスクール構想」にもみられるように、AI技術など近年の技術革新を受け学校現場でもパソコンやタブレット端末の導入やICT対応、EdTechを活用した学習の効率化などが求められ、紙媒体をベースとした教材からデジタル教材への移行が始まっている。

このような背景のもと、効率的な在宅学習環境の提供と生徒一人一人に合わせた個別学習の実現に向け、ITやインターネットを積極的に活用した新しい学習方法に注目が集まっている。

三省堂の英語教科書とAI英語教材による個別最適化学習で、「在宅学習への対応」「生徒への学習支援の効率化」「スピーキング対策の強化」を一挙に実現

CROWN English Communication NEW CROWN English Series

三省堂は、高校生向け英語教科書の「CROWN(クラウン)」、中学生向け英語教科書の「NEW CROWN(ニュークラウン)」や英語辞書「ウィズダム英和辞典・和英辞典」、発信型のボキャブラリーを育成する新しい単語帳「チャンクで英単語」を展開しており、NEW CROWNは特に私立中学校でトップシェアを誇る。

今回の業務提携においては、上記の教科書・教材・辞書に対応した学習用の「abceed」と指導用の「abceed for school」を用いて、あらたに学校市場への導入を目指す。

「abceed」との連携で実現できること

「abceed」は「学習効率を最大化する」というミッションに基づき作られたAI英語教材。

学習者の難易度や習得状況から最適な問題をAIがレコメンドし、スコアを予測する。

「abceed」は現在多くのTOEIC受験者に支持され、AIがおすすめする問題を一日30問以上学習したユーザーが1ヶ月で TOEIC平均96点アップするなど着実な成果も出ている。

今回の業務提携で、「abceed」を導入した学校の生徒はスマートフォン/タブレット/WEBから「abceed」アプリを通して、三省堂の教科書・教材・辞書を学校でも家庭でも利用することができ、個別最適化に対応した自主学習が可能になる。

「abceed for school」との連携で実現できること

反転学習プラットフォーム「abceed for school」は、「abceed」のユーザーに向けて課題を配信したり、各クラス・生徒の学習状況や学習成果としての予測スコア(語彙力/資格試験予測スコア)を確認することができるサービス。

今回の業務提携で、先生は「abceed for school」を通し、教科書と連携したワークブックからReading/Listning/Writing/Speakingの4技能に対応した宿題を配信することができ、その宿題の採点・集計をワンストップで行うことが可能になる。

これにより、先生の負担を軽減しながら、評価に直結した指導を実現することができる。

取り組みのポイント

  • 教科書に即した内容で、学校の授業と家庭学習がシームレスに連携
  • AIを活用し、個別に最適化した学習を実現
  • 宿題の作成/採点にかかる工数を大幅に削減
  • 今後ますます求められるスピーキング力の強化もAIを活用したトレーニングにより実現
  • 英検などの資格試験対策もできて進路対策にも対応

「abceed」が実際に学校で使用する教材と連携しているため、学校の授業の内容を家庭でもフォローアップすることが可能となる。

また、昨今注目される英語の4技能強化、特にスピーキング力の強化についてAIを活用した機能も利用可能になる。

例えば、アプリに吹き込んだ音声をAIがスコアリングし、自学ではなかなか気づくことができない発音の弱点を発見することができる。

さらに、吹き込まれた音声をテキストに変換することで、スピーキング問題の解答をアプリ上で行うことができ、スピーキング課題の作成/採点も可能となる。

今後は英検や大学受験、高校受験などの試験にも展開していくことで、生徒の進路対策にも活用できると期待されている。

本格展開開始は2020年5月以降を予定。

三省堂は、英語教科書を中心としながら、辞書、単語帳などの学習参考書を含め、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」にも対応すべく、令和時代の新しい英語学習を実現する商品・サービス群を今後も展開していく。