東北大学とNeU、VR視聴中の脳活動と視線の動きを同時取得可能なデバイスソリューションを研究市場向けに提供開始

国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーである株式会社NeU(本社:東京都千代田区、代表取締役:長谷川 清、以下 NeU)は、株式会社FOVE(本社:東京都港区、代表取締役:小島由香、以下、FOVE)の持つ視線追跡型VRヘッドマウントディスプレイ(FOVE 0)とNeUのNIRS脳活動計測センサー(HOT-2000)を組み合わせたVRデバイスソリューション『NeU-VR 1.0』を大学や企業などの研究機関向けに販売開始することを発表した。

『NeU-VR 1.0』とは

NeUとFOVEは、脳活動計測+アイトラッキングを可能としたVRヘッドマウントディスプレイ「NeU-VR」を2018年に発表。

以来、大きな反響が寄せられている。

「NeU-VR」はコンセプトモデルとして、共同研究など限られた範囲でのご提供を行ってきたが、数多くの顧客から、販売についての問い合わせが寄せられていた。

これを受けNeUとFOVEは、研究機関向けの製品版『NeU-VR 1.0』を2020年6月より販売開始(台数限定)する。

『NeU-VR 1.0』は、視線追跡型VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE0」、それと同時装着を可能としたNIRSセンサー(脳活動計測装置「HOT-2000」をカスタマイズ)、新規開発の脳活動計測用データロガーおよび、視線計測用アプリケーションによって構成されている。

VR視聴体験中の脳活動(前額部2ch NIRSセンサー)・心拍・アイトラッキング(視線占有率、瞬目、瞳孔径)といった複数の生体データの同時取得を実現した、「VRコンテンツ視聴時のヒトの生体反応を計測したい」という研究ニーズに応える製品。

NeU-VRの技術紹介

※画像はイメージ

VRの活用はコンシューマ向けのエンターテインメント分野をはじめ、教育・医療現場への活用やものづくりにおける設計シミュレーション、遠隔コミュニケーションなどさまざまな分野で広がりを示しており、VR空間における研究ニーズは、今後ますます高まっていくものと考えている。

NeUおよびFOVEは、今後も両社の持つ技術を活かし、世の中のニーズに応える機器・サービスを開発していく。

『NeU-VR 1.0』の構成

  1. 脳活動計測装置「HOT-2000-VR」*本セット専用品
  2. 脳活動計測装置用 データロガー「HOT Measure」(Android用)
  3. VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE0」
  4. FOVE0 VR視聴用ビデオ再生プレーヤーアプリ(2D映像/360度映像の再生、PC用)*本セット専用品
  5. FOVE0 VR視聴時後の視線分析ツールアプリケーション(視線情報のヒートマップ化処理、PC用)*本セット専用品

「HOT-2000-VR」の主な仕様

  • チャンネル数:2チャンネル
  • 光源    :LED
  • 通信方式  :Bluetooth4.0LE
  • アウトプット:脳活動指標、心拍数、6軸加速度
  • 電源    :内臓リチウムイオンバッテリー(連続計測 約4時間)、USB給電

脳活動計測装置用データロガー「HOT Measure」の主な仕様

  • 取得データ:脳活動、心拍数、加速度
  • データ保存:CSVフォーマット(スマートフォン内)
  • 対応OS  :Android アプリ(Android OS Version 7.0 以上に対応)
  • 特徴   :計測データのリアルタイム表示
  • [3]VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE0」の主な仕様
  • ディスプレイ  :WQHD OLED(2560×1440)
  • 視線追跡機能  :赤外線アイトラッキングシステム×2、
  • トラッキング精度:1度未満
  • フレームレート :120fps
  • アウトプット:視点座標(X,Y,Z軸での3次元座標)、まばたき、瞳孔経、瞳孔間距離(ハードウェア構造上、計測幅に限度有り)、両目の眼球映像
  • 接続:HDMI1.4×1、USB3.0×1、USB2.0×1(電源供給のみ)

※FOVE0 SDK 無料版(FOVE HPより最新版ダウンロード、PC用)

FOVE0 VR視聴用ビデオ再生プレーヤーアプリの主な仕様

任意の映像素材(2Dもしくは3D)をVRヘッドセット内で投影。映像再生中の視線情報を取得し、生データのCSV出力が可能。

対応OS:WINDOWS 10

FOVE0 VR視線分析ツールアプリケーションの主な仕様

「FOVE0 VR視聴用ビデオ再生プレーヤーアプリ」で取得した視点座標データのCSVファイルと、任意のビデオファイルを組み合わせて利用することで、ビデオ上に視線のヒートマップを表示することが可能。※映像は2D表示

対応OS:WINDOWS 10

価格・詳細な仕様・納期につきましては、問い合わせからの回答としている。


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シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。